いつか風がみていた・・・(フレディ・Mの日記)

自転車とオートバイで遠くへ・・・。

巨星逝く・・・。

2011年12月26日 12時00分00秒 | 日記
12月26日(月曜日)




昨日、工業デザイナーでもある金沢美術工芸大学客員教授:柳宗理氏がお亡くなりになりました。





氏の代表作にはニューヨーク近代美術館にも収蔵されている
「バタフライスツール」が有名である。







だが、私が氏のデザインを深く知るようになったのは、
生活に身近なキッチン用品の数々であるが、
その中でも印象深いのが「パンチングストレーナー」である。




いわゆる「金ザル」なのだが、
この製品が他と違うのは、通常の「金ザル」はご存じのように針金を編んだ金網で出来ている。
しかし、この製品はステンレスの板を多数の穴で打ち抜いた網なのだ。



どうしてそのようなデザインにしたのか??
それは金網だと使用後に洗うとき、
網目の交差した部分まで綺麗に洗浄しにくく不衛生だと
それには一枚の板から作った「金ザル」であれば、
洗浄もしやすいとの理由で・・・。




実際に茶碗洗いをすればすぐ気が付くコトなのだが、
使う側の立場になって必然からデザインをする・・・
氏のデザインに対する考え方に深く感動したものでした。









日本工業デザインの軌跡を導いた氏の、
ご冥福を心よりお祈りいたします・・・。



柳宗理(ウィキペディアより)
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (hiro)
2011-12-27 12:55:00
金ザル一つにしても、職人の域がかかってますね~。
素晴らしい!
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Unknown (フレディ・M)
2011-12-27 15:03:53
>hiroさんへ、

スッキリしていて、とてもいいデザインの商品でしたネ
きっと使いやすいんだと思います・・・。
(我が家にはありませんが・・・
返信する

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