こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

353 オンライン授業

2021-04-13 20:56:26 | 映画
双方向のオンライン授業をおこなう。
ひとり一人が参加している、授業を受けているという感じを作る。
そこがポイントだ。
本日は、自己紹介で、一人ずつ話してもらった。
顔が見える関係というのは、一番大事。
そのことを改めて感じた。
明日はまた、別の授業。受講生は300人を超えている。
今までの敬虔で、最も多い人数。
まあ、やるしかないか。

552 ふつうとは何だろう

2020-09-27 20:15:00 | 映画
映画、アダムスファミリーを観た。出てくる中学校が、「ふつう中学校」という名前だった。
ふつうとは、一体なんだろうか。アダムスファミリーは、ふつうには見えない。
町の子どもたちが通っているいじめがはびこっている学校も、ふつうには思えない。
でも、そうした学校が、広く見られれているのなら、それがふつうなのかもしれない。
ふつうって、何だろう。誰がふつうで、誰がふつうでないのか。
映画、アダムスファミリーは、そんなことを深く考えさせるものだった。

武士の家計簿

2011-01-04 06:35:52 | 映画

算盤侍という存在を初めて知った。加賀藩には150人もいたという。

家計簿をしっかりつければ、自分の生活を律することになる。倹約が主目的になってはならないが、心豊かな生活を送るには家計簿も必要なのだろう。

お家芸という言葉も印象に残った。これぞということに頼れるのは心強いことだ。一つお家芸を身につけるには、小さい頃からの鍛錬も欠かせない。厳しさもやはり必要なのだろう。

いろいろと考えさせられることの多い映画だった。


食堂かたつむり

2010-02-09 22:17:13 | 映画
食堂かたつむり

かつて声を失った女性が自らの声を取り戻すという物語。
娘と母親がすれ違いながらも相手を理解するという物語。
人間を愛する人の周囲には善意の人が集まるという物語。
心を込めて作った料理は人の心を揺り動かすという物語。
人間は他の動植物の命をもらって生きているという物語。
自然の中で生きることが大切なことを教えてくれる物語。

いくつかの物語が重層的に連なり、さわやかな感情を引き起こしてくれる映画。

西の魔女が死んだ

2008-07-05 22:23:45 | 映画
西の魔女が死んだを観た。

スクリーンに映る自然が美しい。その中で少しずつ変化していく少女。思春期って、こんなも繊細で、こんなにも残酷なものなのか。そんなことを思いながら、スクリーンを眺めていた。

映画の冒頭で、少女が裏山の野イチゴ畑に寝転がって、「エスケープか」とつぶやくシーンが印象に残った。都会の中学校でいじめにあって、田舎の祖母の家にやって来た少女。問題事態から離れて、別の暮らしをし始めた少女は、新しい暮らしを受け止める。

問題事態は本質的には変わっていないのだから、文字通り「逃避」としてのエスケープなのだが、そうした行動をよしとして受け入れられるかどうかは、それ以降の事の推移を左右する。とりあえず、まあいいかと思えること。そんな心のゆとりを生み出すのも、自然の力なのかもしれない。

逃げ出したいと思ったときに、すっと逃げ出して、それを負い目に思わないこと。どうしようもない袋小路に追い込まれたときに、そんなふうにエスケープできることも、この世の中を渡って生きて行くには大事な力なのだなと思う。