こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

243 8月

2021-08-01 16:46:00 | 研究
8月になりました。相変わらずの緊急事態宣言下での日々が続いています。
授業が終わって3週間あまり。オンデマンド録画授業をやっている間は、それを中心にして生活が回っていました。
今度は原稿を書くと言うことが中心の生活になっています。それでも、それに追われるという感じではありません。
原稿は、いつか形になって現れます。それが楽しみで、書いているというところがあります。
7月30日には、単著が出版されました。『自立って何だろう』(新日本出版社)です。11冊目の単著になります。

308 研究を続けるということ

2021-05-29 20:39:11 | 研究
心たいてい理学の分野にもよるが、ずっとデータを撮り続ける研究者として生き続けるのは難しい、
大部分は、自分は実験しないで、その他大勢になるのだろう。
このところ、いくつかの共同研究を進めて至る。その共同研究では、自分はone of themである。
そうした地道な授業の一つ一つ

310 R

2021-05-27 23:00:39 | 研究
ちょうど1年ぐらい前から、Rの勉強を始めた。動機は、これまでに収集してきた縦断データの再分析をしたいということだった。発達心理学の研究は、平均値を論じることから個人差を論じることへと移り変わりつつある。Rを使えば、そうした個人の多様性を分析できる。最初のうちは、英語のアルファベットを学ぶような感じだったが、少しずつ理解が進み、少し感が働くようになってきた。そうなると、また楽しくなってくる。

324 研究と教育のバランス

2021-05-11 21:00:31 | 研究
研究ってなんだろう。大学教師は、みんなが研究者なのか。
教育ってなんだろう。大学教師は、みんなが研究者なのか。
管見するところ、研究者でも教育者でもない人が1割。
研究者であるかもしれないが、教育者ではない人が1割。
教育者であるが、研究者としてはどうか、という人が1割。
残りは、教育者であり、研究者であると、言えればよいのだが。
現実は、そうではない。それに該当する人は、やはり1割。
そうすると、残りの6割はいったいどんな人なのか。
それは、紙のみぞ知る、ということである。

356 時間的展望セミナー

2021-04-10 20:59:56 | 研究
本日は、時間的展望セミナー。
昨年10月から、初めて今日が7回目。
月に1度のセミナーでの話をするのは楽しみである。
研究活動を進めていくのは、大変である。
同時に、研究者としては欠かすことのできない重要なことである。
毎回のセミナーの議論を通じて、そうしたことが伝わっていることを期待している。

368 Rは面白い

2021-03-29 21:37:04 | 研究
去年の5月の連休明けぐらいから学習を始めたR.。
一時期、集中的に勉強した。
最初は、全く何も分からなかったが、勉強していくうちに、少しずつ分かってきた。
コードを書いて、結果が出てくると、それがまたうれしい。
そういうことを繰り返していく中で、そこそこわかってきた。
相手はコンピュータなので、融通が利かない。
ちょっとした間違えでも、結果は出力されない。
それでも、やっていくうちに、「ここかな?」と誤りのポイントがわかってくる。
それもまた、自分の実力が上がってきたように感じられて、プラスの効果。
次のコードも、これに行き着くまでに、結構時間がかかった。
分かったときには、とてもうれしく感じたものだ。

欠損値を省いて、平均値とSDを計算するコード。
eltotal %>%
drop_na(hope) %>%
group_by(grade1) %>%
summarise(n=n(), avg_hope = mean(hope),
sd_hope=sd(hope))

373 脱稿

2021-03-24 22:26:32 | 研究
原稿を書き終えた。書こうと思って準備したのが、今から7年ほど前。途中まで書いて、しばらく中断していた。この半年余りで、再開して、ようやく脱稿にこぎつけた。一区切りできて、ホッとしている。明日の一番で、出版社に送ろうと思う。

376 最終講義

2021-03-21 20:21:51 | 研究
3月は最終講義の季節。今日はオンラインでの最終講義だった。
授業と同じように、オンラインで実施できる。和足たちは、そういうことを知った。
以前だったら、参加できなかった最終講義にも参加できる。
そうした可能性の広がりを実感できた。

380 研究を続ける

2021-03-17 21:23:12 | 研究
心理学者にとって、研究を続けることが大事です。
それは、自分でデータを取ることではないかと思っています。
データを取らなくなったら、心理学者でなくなる。
そう考えてもよいかもしれません。
私は、生涯、心理学者でいたいと思っています。
だから、今でも、自分でデータを取り続けています。
他の人が、どうか、それについては、何も言いません。
人それぞれですから。

382 縦断データの分析

2021-03-15 20:00:34 | 研究
これまで縦断データをいくつか集めてきた。
その当時は、これが最善の分析方法だと思ったことをやってきた。
今の時点からすると、いろいろな問題点が見えてくる。
それを踏まえて、改めて分析していきたいという思う。
研究の道は、どこまで行けば、それが最終地点を示すものとなるのか。
そういったことを考えながら、分析する日々。

428 英語の論文を読む

2021-01-28 22:46:18 | 研究
英語論文を書いて、日本の研究を紹介するのは、難しい作業だ。
日本に住んだことがなく、日本の教育体系や社会制度について知らない人に、分かるように書くのは難しい。
日本語ならば許容されるような表現も、そのまま英語にしても意味が通じない。
縦を横にしてもダメなのだ。
結局は、読み手を意識して文章を書くということに尽きるのだと思う。
それは、日本語でも英語でも同じことなのだ。相手が変わるだけのこと。