こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

今度はジャガイモの成長日記(1)

2005-05-31 04:09:43 | 成長日記



Heverleeのサンデー・マーケットで、8日に買ってきたイタリア産のジャガイモ。2キロで2.19ユーロ。買ってきて数日で芽が出始めた。発芽しているものから順々に、それを取り除いては食べていた。残りはあとわずになった。ここで育ててみようかという気がムクムクと出てきた。半分に切って水につけてみた。これは25日。初日のジャガイモ。






27日。芽が少し大きくなってきた。








29日。さらに芽が伸びている。これはかなり期待できそう。





ということで、ジャガイモの成長日記は、この後も続く。

アーティチョーク(朝鮮アザミ)を食す

2005-05-30 06:25:39 | 季節
サンデー・マーケットでアーティチョークを買う。今が旬。が咲く前のつぼみの時季が食べ頃である。ちょっと見て、これを食べるの?という感じ。



今日は、塩・オリーブオイル・ニンニクを入れて40分ほど茹でた。茹で汁は真っ黒。茹で上がったアーティチョーク。少し茹ですぎた。




どのようにして食べるのか。それは簡単。一枚ずつ、萼(がく)をはがしていくだけ。食べるところは、萼の下のわずかな部分。味はサツマイモのような、栗のような感じ。全部はがし終わったところ。




雄しべにあたる繊毛とアーティチョークハートを切り分けたところ。一番美味しいと言われる部分は、ほんのちょっとしかなかった。もっと大きいものを買えばよかったと後悔。





最後に残った繊毛。これは食べられない。ということは、アーティチョークで食べられるところは、ほんのわずか。これを食べようと思った人はすごいと感心する。



今回、料理の仕方はこちらのサイトを参考にした。アーティチョークは、一枚、また一枚と萼をはがしながら食べるところに面白みと味わいがある。栗の実や銀杏の実も、拾ってきただけではすぐには食べられない。口に入って美味しさを味わうには、手間暇が必要だ。それと同じ。このアーティチョーク、一つ1.6ユーロ(220円)。準備から終了まで1時間半弱。

博士論文公開審査(Doctoraatsproefscrift)

2005-05-29 03:37:39 | 歴史
ルーヴァン大学は1425年創立。エラスムス、トーマス・モア、メルカトール、ヤンセニウスなどを輩出したヨーロッパでも有数の歴史をもつ大学である。博士論文の公開審査も格式高くおこなわれる。

26日の木曜日にレンズさんの指導しているドクターの院生マーチンの博士論文公開審査があった。論文のタイトルはIntrinsic versus extrinsic goal promotion and autonomy support versus control: Facilitating performance, persistence, socially adaptive functioning and well-being. 提出された論文は、文献研究5章、実証研究12本。500頁以上の力作。


最初の写真は始まる前のマーチン。後ろに映っているのは、論文の表紙。




最初に25分ほど論文の概要を紹介する。最前列で聞いているのは審査員の面々。



発表の後は質疑応答。約1時間半。中央に座っているのは心理学科長。審査委員長の役割。左側の席に座っているのがPromotorとCopromotor。右側の席がCommissarissen。左が発表者を擁護する側、右が発表者の対抗勢力。中央が裁判官、発表する院生が被告、左側に弁護人、右側に検事。という構図。だから中央の席が二段高く、左右がそれよりも一段低く、発表者席が最も低い構造になっている。Promotorは論文の独自性や優秀さを紹介。CopromotorとCommissarissenは評価と質問。Commissarissenの質問の方が厳しかった。




発表と質疑応答が終わって、いったん退出する審査員。このあと、審査委員長を除き、一人20点満点で投票。




15分ほどして、審査員が戻ってくる。審査結果の発表。このあとに証書の授与。




指導教員(PromotorとCopromotor)と審査委員に謝辞を述べるマーチン。




マーチンの謝辞を聞く審査員の面々。一番右がレンズ教授。左から2番目がデシ教授。




マーチンと握手するレンズ教授。




マーチンの家族に挨拶するレンズ教授。




以上で、17時から始まった博士論文公開審査(ディフェンド)はお終い。19時半頃に別室に移って、サンドイッチとサラダ、ワインとジュースで歓談。そのあとに、市庁舎前のレストランで22時から会食。サーモンステーキか牛肉のステーキのいずれかとビール。一人あたり15ユーロで割り勘。それが終わったのが23時過ぎ。お疲れ様でした。

翌日レンズさんに聞いたら、疲れて興奮しすぎて眠れなかったとのこと。本当に指導教員ご苦労様。

研究という仕事

2005-05-28 16:57:37 | 自己
土曜日の午前中。ちょっと必要があってインターネット検索をしている最中に見つけたサイト。東大を退官し、上智大学に勤めている松原望氏の作成。数理社会科学・統計学関連の充実ぶりがすごい。

興味を惹かれたのは、氏が研究者を志したきっかけを書いている以下のページ。

林周二『研究者という職業』

松原氏の先生にあたる林周二氏の研究者の心得8ヶ条。なかなか含蓄に富んでいる。学ぶべきことが多い。


夏到来?

2005-05-27 13:46:45 | 季節
昨日は、気温が30度になった。コートを脱ぎ捨て、半袖やタンクトップ。学生の洋服が一気に変わった。花がいっせいに開いたようだ。

大学は今週土曜日で2学期も終了。長い試験期間が始まる。その前のちょっとした時間。それを楽しむ学生たちの声が、夜遅くまで街中に響く。

今日は32度、明日は31度の予報。夏本番か? 紫外線予報も始まった。今日のUVは6.5。

サッカーの試合に人生を感じる

2005-05-26 14:08:59 | 希望
欧州チャンピオンズリーグの試合をテレビ観戦した。21日のFAカップと同じように、延長戦でも決着がつかず、PK戦にもつれ込んだ。

FAカップでは、終始劣勢だったアーセナルが、圧倒的な攻撃を仕掛けてきたマンチェスター・ユナイテッドにPK戦で勝利した。ここぞというときに決めないとダメ。やはり、幸せの神様は前髪しか生えていないのだ。必死に耐えて勝利を手中にしたアーセナル。人生、あきらめてはいけないのだ。いつかは幸運がきっと訪れるから。

昨晩の試合は、FAカップよりももっとすごかった。前半は3点を入れたACミランが優勢。次々に点を入れられて、リバプールはもうダメだろうと思っていた。ところが後半が始まって15分間で、今度はリバプールが3得点。こうなると追っていく方が強い。延長戦では、セフチェンコの非常に惜しい得点シーンをゴールキーパーのドゥデクが阻む。結局は3対3でPK戦。いきなりACミランの1番手がゴールを外し、最後はセフチェンコのPKをドゥデクが止めて決着がついた。

この試合でも、FAカップで感じたのと同じことを思った。チャンスは逃してはダメ。ピンチをしのげば、チャンスが訪れる。

試合終了後のリバプールの選手とサポーターの喜びようがすごかった。サポーターは来ている赤いTシャツをブンブンと振り回す。選手は優勝カップを高く上げて雄叫びを上げる。いつまでもその光景が写し出されていた。

天国から地獄へ。地獄から天国へ。選手もサポーターも、ジェットコースターに乗ったような時間を味わったことだろう。だが、これで終わったわけではない。また明日からも、別の試合は続く。そして、人生も同じように続いていくのだ。



リバプールが5度目の優勝 3点追い付き、PK戦制す (共同通信) - goo ニュース

5月21日 FAカップ・ファイナル    イギリス生活 写真でつづる英国

チョコレートの値段

2005-05-26 05:01:12 | 土地
ベルギーと言えば、チョコレート。ルーヴァンにも、Godiva、Neuhous、Leonidasなど、日本でもお馴染みの店がある。

先日、ブリュッセルのジャズ・マラソンに行ったときに、チョコレートの値段を調べてみた。1ユーロは約135円。

----------- 250g -- 350g --- 500g --- 750g --- 1kg
Godiva ----------- 15.40 --- 22.00 --- 33.00--- 44.00
Nuehous --- 9.75---13.65 --- 19.50 ----------- 39.00
Devina -- -- 7.00----------- 14.00 --- 28.00 (ユーロ)


日本でも有名な店はやはり値段が高い。それでもGodivaでも1キロ6,000円ほど。ベルギーはチョコレート大国と言われる所以がここにある。私も、昨年、ISSBDでゲントに来たときには、帰りがけに3キロのチョコレートを買って帰ったものだ。

明日からは最高気温が30度。チョコレートを買ったら、溶けないように気をつけないと。


1) 日本のGodivaで売られているスプリングデラックスは12個入りで3,150円、20個入りで5,250円。ちょと高すぎませんかね。
2) こちらの人は、Godivaを「ゴディバ」ではなく「ゴダイバ」と呼んでいる。調べてみると、その方が正式な読み方らしい。
3)ベルギーのチョコレートが美味しく有名なのは、植民地支配の歴史でもある。アフリカにあった植民地コンゴで取れたカカオ豆でチョコレートを作った。

新茶

2005-05-25 03:42:48 | 季節
静岡にいるゼミの卒業生が新茶を送ってくれた。

急須もティーポットもない。大学からの帰りがけ、紅茶とコーヒーの専門店に行き、洒落た茶こしと猫の絵の描いてあるティーカップを買った。ついで、レモン絞りも。



テーブルに並べて写真を撮ったら、たまたま緑とシルバーばかり。パセリやワイン抜き、ボックスティッシュはいつも置いてあるので、本当に偶然。

新茶が届いたので、夕飯は思い切り日本食にしてみた。鶏レバーのショウガ煮、大根とイカの煮物、キュウリもみ。写真に撮っても、茶色っぽくて見栄えがしないので、映像は省略。ベルギーに来て、こんな日本食らしいメニューは初めてだった。美味しかった(いつも自己評価は甘い)。



セロリの成長日記(完)

2005-05-24 19:47:20 | 成長日記
1ヶ月近く窓辺を飾ってくれたセロリ。水を頻繁に替えないといけなくなってきた。成長も止まったようだ。枯れてしまわないうちに、スープストックに入れて食べることにした。さようなら、セロリ。でも、私が食べることで、セロリの命は私のなかで生き続ける。










最後に残ったセロリ。






ワイルド・アスパラガス

2005-05-23 04:18:38 | 季節
Heverleeのサンデー・マーケットのキノコ屋で2週間前にワイルド・アスパラガスを初めてみた。どんな味なのか試してみたいと思った。でもホワイトアスパラガスの方がおいしそう。先週も見かけたが、買わずじまい。今日は買ってみようと、一束2.95ユーロで購入。写真はほぼ半分の量。



塩茹でしてトマトと合わせてサラダにしてみた。ちょっと粘っこい感じ。オクラほどではない。細かく刻んでお醤油を垂らして食べてもいいかもしれない。これもまた旬の味なのだ。見た目は緑色の大き目のツクシのようだ。




参照したURL
アスパラガス詰み
野生のアスパラガス
野生アスパラガス

ブリュッセルのジャズマラソン

2005-05-23 04:00:29 | 時間
今日の日曜日は快晴。仕事も一区切りついた。アーレンベルグの森は緑がきれいだろう。でもいつも森ばかりでは能がない。別の所へちょっと出かけよう。と思って、ブリュッセルに行ってきた。列車で30分。八王子から新宿へ行くのと変わりない。値段は往復で4.8ユーロ(約660円)。週末なので40%割引になる。このシステムはありがたい。

ブリュッセルでは、第10回ジャズマラソンを金曜日からやっていた。野外、室内でフリーの演奏会がいたるところで開かれている。グランプラスで15時から始まるというので、時間を見計らって出かけた。さすがブリュッセル。ルーヴァンとは比較にならないぐらい人が多い。人混みでちょっと疲れる感じ。





演奏が始まる前に席をとり、ってしばらくは座ってMaesを飲んでいた。陽が出ているが、風が冷たい。上着を持ってきて正解だった。30分ぐらい経ってから、移動しながら写真を撮る。やはり人が多いなあ。ステージの後ろに見えるが市立博物館(王の家)。




トリオの演奏。




参照したブログ。
日曜日はなんとなく


私はgratisという言葉に弱い

2005-05-20 03:51:09 | くらし
スーパーマーケットで目に付くのがgratisという表示。gratisとは無料のこと。

Leffe 5+1 gratis 3.33ユーロ(460円)

元々ビールは安いが、5本分の値段でLeffeが6本買えるならば、それはお買い得。買わなければ。とうことで買い物カゴにLeffe6本のビンを入れることになる。

oranje 2+1 kilo gratis 2.99ユーロ(410円)

この間は、このgratisにつられて、オレンジ3キロを買って帰ってきた。せっせと食べた。皮を捨てるのがもったいない。そうだオレンジピールを作ろうと、冷凍庫に保存しておく。10数個分貯まったところで、作り始める。苦みを取るために、ゆでては汁をこぼし、これを3回くり返す。その後は、砂糖を入れてひたすらグツグツと煮ていく。結構、手間がかかった。でも、統計の検定をしながらで、ちょうどよかった。


◆6月8日はセミナーで発表予定。