景気と言えば、今は不況の真っ直中。経済のことしか思い浮かばない。それ以外に使われることなどないと思っていたが、景気は景色や雰囲気などの意味合いを込めて古来から使われている言葉なのだという。
鴨長明の方丈記第三段には、こんなふうに景気が使われているそうだ。
おそろしき山ならねば、ふくろふの声をあはれむにつけても、山中の景気、をりにつけて、尽くる事なし。
深山というわけではないので、ふくろうの声もしみじみと聞こえ、山中の興趣は季節によて尽きることはない。
鴨長明の方丈記第三段には、こんなふうに景気が使われているそうだ。
おそろしき山ならねば、ふくろふの声をあはれむにつけても、山中の景気、をりにつけて、尽くる事なし。
深山というわけではないので、ふくろうの声もしみじみと聞こえ、山中の興趣は季節によて尽きることはない。