こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

5年目になるブログ

2009-03-31 22:14:09 | 時間
2005年3月30日からのベルギー生活を契機に始めたブログも丸4年になった。このところは更新も滞りがちであるが、相変わらず多くの人に見てもらっている。

一番人気のページはアーティチョーク(朝鮮アザミ)である。ベルギーで食べたときの様子を書いたページには、今でも毎日のようにアクセスがある。

あの当時に比べると、料理の腕もずいぶんと上がってきて、本と首っ引きで調味料の分量を量るようなこともなくなってきた。冷蔵庫の中にあるものを適当に見繕って料理するという芸当も、少しはできるようになってきた。

料理だけでなく、本業の方も順調である。お陰様で、『心理学論文の書き方-おいしい論文のレシピ-』も相変わらず好評で版を重ねている。「あとがき」に書いた料理本もまんざら夢ではないかもしれないなどと思ったりしている。

明日からは5年目に入る。今後も、これまで同様によろしく。


グラス

2009-03-30 21:10:44 | 希望
この季節は、別れと出会いが入り交じる。別れは悲しいが、それはまた凝縮した出会いの機会でもある。別れの一時に、新たな発見が生まれるからなのだ。それは偶然でもあり、また必然でもある。別れの悲しさが生み出す、新たな発見。そうした時を重ねつつ、人は年老いていく。そこに新しい希望の萌芽を見出したのは、この私である。そこにいた若人もまた、希望の萌芽を見出していたと思いたい。彼らから手渡されたこのグラスに私の思いを注ぐとき、それは人生の至福の時である。彼らの人生に幸多かれ。