エンジニアな日々~製袋機 株式会社ムラタ ブログ

日々の仕事での出来事をエンジニアの視点から書いていきます!!

サーボモータの電子ギア比とは

2011-07-23 16:06:14 | 製袋機のエンジニアな日記
こんにちは!株式会社ムラタの村田洋介です!!

さて、産業用機械の中で重要な位置をしめるサーボモータは今ではほぼ全ての製袋機で採用されています。


通常製袋機で使われているサーボモータには複数の制御モードがあり、『位置決め制御』『速度制御』、そして『トルク制御』が主な制御方式です。

製袋機に使われるサーボモータは一部の製袋機メーカを除き、上位装置から発信された信号に応じた角度をモータが回転する『位置決め制御』で使われています。

簡単に言うと、シーケンサから10パルス信号を受け取ると10度回わり、100パルス信号を受信したら100度回転するようになります。

ただ実際はサーボモーターとゴムロールの間のプーリーの比率や、ゴムロールの直径が関係するため、その角度は非常に細かいものになります。つまり小数点以下の角度を回し0.1mm単位でフィルムの送り量を計算しています。

前置きが長くなりましたが、この時に設定するパラメータが電子ギア比となります。


▲いまはパソコンで値を入力しまが、設定値は自分で計算して数値を決めます!
■三菱電機製MR-J3では20ビット(0~1048576)の数値で設定します!■


三菱電機製の古いサーボモータでは『指令パスル倍率(分母)』、『指令パスル倍率(分子)』と呼ばれていたこともありましたが、ハンディパラメータでは『Eギアブンシ』『Eギアブンボ』と表示されていました!

***********************************

昨日はパソコンにデジカメのデータを取り込めないというお問い合わせをいただきました!結論から言うと再生モードにするとパソコンが認識するということでしたが、私が状況を聞いているだけで発言をする前にお一人で解決してくださいました(笑)!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする