イコンのもとに

今年は花粉症が早く来ました。今ピークです。温泉行った記事も書いてますので、しばらくお待ちくださいね❣️

いました

2023年05月23日 | イコン
ガリガリに痩せて
死ぬんじゃないか?この子は?
と思っていた女の子が
赤ちゃんを産みました。









うちで産まれたので、
赤ちゃんの先行きを心配せねばなりませんが、
我が家に縁あってきた猫たちは
幸せしかくれませんので、
考えてやったらいいと思っています。
幸先のいい感じもしているんです。


今日はここまで、
髪の黒はブラックだけでも4色使いました。
背景のゴールドも4色です。





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絵だけなら、

2023年05月22日 | イコン
ゼレンスキー大統領、
無事にお帰りになって安心しました。

全く、私は何にもお役に立てないのですが、
絵だけなら描けるから、
絵を描いて、
ウクライナの方々のお役に立てればと思います。

といいましても、
ロシアにも弱い立場の方々がおられるので、
両国の市井の人々を思って描きます。


今日はここまで。



アブガルのために自分の顔を布に写したんですよね。
ですから、
淡々とした、けれども厳しい顔ではなかったかな?


修正を重ねる。

画材はリキテックスプライム、
グリザイユを基礎にグレーズ(プライムは半透明、不透明もあるので、スカンブルですね)もやりやすい。


⚠️注意⚠️
私はとってもいい加減なクリスチャンですから、
ただの絵です。
スピリチュアルとか霊感とか
一切、
ま〜ったく‼️
ございません。
こういう絵は、
絵を描ける者が描きゃいいんです。

祖母も関東大震災後、
半紙に白描の観音像を描いてたくさん配りました。
祖母の死後、その時描いた観音像の半紙を持って来られた方がいたそうです。
祖母も絵を描けたから描いたんです。

絵描きって、好きな絵が描けりゃいいんです。





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来日

2023年05月20日 | イコン
我が家上空は自衛隊関係、
近くの駐屯地や岩国ルートの
ヘリや飛行機が決まった時間に飛ぶのですが、
一昨日から一切、飛行音を聞いておりません。
広島のG7で規制がかかっているんですね。
大変、静かです。

岡山駅のロッカーも先一昨日から使えなくなり、警備もされています。
山口駅も同じでしょう。
3県、大警戒です。

ゼレンスキー大統領が仏政府にサポートされて広島入りされるとか。
どうぞ無事に来日を終わられるように、祈っています。

私はEU議長が、すごく穏やかでニコニコされていたので、
(いつもと変わりないんでしょうが)
あっ、大統領、来られるんだと思いました。

何事もなくG7が終了することをただ祈ります。
警備をされている方々、ご苦労様です。



11:20
軍用機が通りました。
音が民間機とは違います。
後は全く静か。
既に入られているのでしょう。


間違った道に行かないように。
正しい道を歩めますように。

今日の作業






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認知症初期

2023年04月17日 | イコン
かなり前の、
2012年、NHKスペシャルで
ギリシャ彫刻は今見るような真っ白ではなくて、
実はド派手な極彩色だった、という特集をやっていたのです。
堺雅人がナビだったと思います。
その本です。




物を着色したり、
染めたりする絵具、顔料は
大昔は貴重だったから、
ここぞという物に惜しみなく使っていたわけです。
派手派手に絵具を使えることは、そのコミュニティの長の
威厳と権利の象徴であったから、
スパイスと同じで、
絵具、顔料を掠奪しに行く戦争までありました。

ギリシャの神殿にあった彫像の数々は
日光東照宮のように煌びやかな極彩色だったけど、
今のような堅牢な展色材なんかないから、すぐ剥がれた。
しかもツルッツルに剥がれた。
それが、私たちが現在知る真っ白なギリシャ彫刻、彫像だというんです。
番組では当時のCGを使って、彫像がどんな色彩だったのか、再現していました。

ヴィクトリア女王は真っ白なギリシャ彫像から、
自分の結婚式の白いドレスを作らせたとか。
眩しい光に輝く白く美しい彫像に、永遠の処女性を見たのでしょうね。
ところが、真っ白な大理石の彫像は、実は最初は極彩色だったんです。
そんなNHKスペシャルを観ました。

この番組がある絵の教室内で話題となり、生徒たちで話していたんです。
先生である画家は番組を見てなかったらしく、
生徒たちがギリシャ彫像は極彩色で作られたと話したのですが、
そんなことはない、
初めから白い大理石だ、と言います。
生徒たちは、違う、NHKスペシャルで観たんだから、
NHKが嘘を放送するはずがない、
最初は極彩色だったそうですよ、と話しても
画家は、いや違う、白かったんだ、と言い張るんです。

私は、この画家の絵の材料や指導に
それまでも、ずっと疑問を持っていたので、
これはおかしい?と確信した出来事でした。

この時期に、やはり、同じような事がありました。
この画家の夫が陶芸家で、
ある詩人のモニュメントを作ったのですが、
私はその詩人が中学生の時に好きで、随筆なども読んでいました。
その随筆の中に、
詩は農作業の傍、作業をしながら考えて作ることができるから、詩を作り始めた
と書いてありました。
その話を画家にしたら、そんなことないわよ、と言うんです。
私が、私の考えではなく、随筆に書いてあったんです、と言っても、
そんなことはない、と言い張るんです。
 
普通なら、事実を言われたなら、そうなんだと受容しますが、
いや、違う、と全く認めようとはしません。
年寄りの頑固さとは全く違う、異様さしか感じないです。

母が洗礼を受けて、
徳島の神父から洗礼名をもらった時も
そんなはずはない、あなたのお母さんがそんな洗礼名をもらうはずはない、と言い張ります。
いや、徳島の神父からいただいた名前だと言っても聞かない。
挙げ句の果てに、全く別人のイコンを描いてきて、母に押しつけました。
もう、これはおかしいので、
母の認知症の精神科医に話したら、
おそらく認知症が始まっているのだろう、
まだ初期だろうから、薬で進行を遅らせることはできる、
家族がその人を専門医に連れて行って検査したらいいのに、と言われました。

この、明らかに事実があるのに、
いや、違うと言い張る高齢者、
この画家の他に、別の画家も同様のことがあったので、
私はトラブルはごめんだから、
どちらの教室もさっさと辞めました。

病気とはいえ、事実を認めないのは、指導される生徒も困るし
認知症初期では絵の教室は成り立たないのが当たり前ですから。
あの状態で治療を受けてなければ、かなり症状は進んでいると思います。

こんな状態になっているけど、
辞められなくて困ってる、とか
つきあいを断つわけにもいかないし、とか
同じようなことが、たくさんあると思います。
家族のサポートがあればいいのですが、
私は画家の長女に知らせたけれど、
全く返事もなく、
ああ、こんな家族なら無理だなと思いました。
変な年寄りだ、で社会から消えていくのも、
家族がどうサポートするか、ですね。

私が教室を辞めてからは、他の生徒が画家の言動にパニックになり連絡してきました。
私は関係者に連絡して、後は知りません。
両親の同時介護がありましたから、他人様の高齢者の世話をするほど、暇ではなかったからです。
家族が介入しないと、大変なことになります。
他人では、どうしようもない。





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画材の知識

2023年04月01日 | イコン
昨日の朝、
どの番組か?わからないのですが、
京都の日本画絵具を作っている上羽絵惣とナカガワ胡粉が紹介されていましたね。

上羽絵惣の現在のご主人が店を畳むというお話は前から知っていました。
というのも、過去に京都の美術系大学で先生をしている知人から、
日本画の新入生が3人しかいないということを聞いていたからです。
これは、もうだめだ、と思ったのが2016年ですから。

私は在宅介護で大変で、日本画どころじゃなくなりましたし、
公募展の巨大な日本画を描いても売れるわけじゃなし、
油絵やアクリルの方が若い画家たちのパワーを感じていて、
日本画展は確かに美しいけれども、
圧倒的なエネルギーはなかったからです。
今から日本画をしようか、とは若い人たちは考えないだろうと思いました。

若い時、有望されていた女性画家が、彼女の日本画の先生や、そのまわりの何人もの日本画家の男たちの愛人になっていたのを見ても、
いまだにハラスメントだらけの、古くさい世界だなと思いましたよ。
結局、彼女は日本画は描かなくなりました。
そんなことを若い人たちが知ると
流行りの現代美術の方が楽しくて、金になると思うのは当然でしょう。
(実際は、そう簡単にはなりませんが)

でも、いざ、たとえば、
私がチャリティとして描いているイコンのような、
絵具は現代の絵具を使っているけれども、
昔からの伝統的な技術や知識を知っていないと、
次の発展にはなかなか行かないですし、
特に、日本の湿度、昔より日本の夏は暑く湿度が高くなりましたから、
それに対応していける画材を知らないと
それこそ、描いて間もないイコンにカビを生やすようなお粗末な作品になります。

毎日新聞岡山支局のイコン教室でイコン画家が
「私のイコンにカビが生えたと言われたけど、綿棒でふいたらいいと言ったのよ」と言った時には
生徒たちが青ざめました。
生徒の中には日本画で入賞した人もいたりしました。
日本画の膠は何十年もカビなんか生えない。私の作品では見たことないです。
まして、描いて間もないアクリル画にカビが生えるなんてあり得ないからです。

筆洗の水を替えることを私はイコン画家に度々言いましたが、
いつまでも汚い水で描いていました。泥水です。
画面下にカビの根は残るので、綿棒でふいたぐらいでは、繰り返しカビは生えます。
カビを生やしたらいけないんです。
画材の扱いを知らないね、とイコン教室の生徒たちで話しました。
「画材なんか知らなくていいのよ」と本人も言ってましたから、それで宗教画家をしていくつもりだったんだと思います。
シール金箔の独占販売もありました。
オリエント美術館のイコン教室で「金箔屋が私にしか売らないのよ」と威張るんです。
土産物屋でもネットでも、誰でもシール金箔は買えます。
生徒が離れて行くのは当然です。
本当に信じられないような、絵の知識のないイコン教室でした。
私がオリエント美術館の学芸員に紹介してしまって、大失敗でした。
後悔しています。
まだ、ネットを見ながら教えてるのかしら?


画材や技術の勉強は不可欠です。
画材や技術を知らないと、
描いていて、次の段階へ行けないんです。

上羽絵惣の棒絵具は呉竹が販売を続けられるそうで、これには安心しました。
文化庁も京都に移転したのは、いいタイミングだと思います。
日本の伝統技術を細くても残していってほしいです。
若い人から、きっと、伝統技術を継ぐ人たちが現れると信じています。




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花時計