イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

母の命日

2024年11月16日 | 在宅介護
母が亡くなって1年経ちました。

ちょうど、今日、母の命日に
岡山大学解剖体慰霊祭が行われました。

聖路加看護学校出身だった母の40代の頃からの遺言で
岡山大学病院への献体は生前から決めており、
母が寝たきりになった後、
私が手続きをしていました。

今年は109体の献体と病気で亡くなられた数体(覚えていません)の方々の慰霊のお式です。
109体の中に母もいました。

慰霊祭は、2年生の医学部、歯学部、薬学部の学生たちも参加して、
勉学のためになった御慰霊に感謝をしてくれました。
学生さんたち、ありがとうございました。






遺族代表の方が、お母様が自ら献体を望まれたことや
他大学医学部の献体不適切問題にも触れた謝辞を述べられ、
きちんとした立派な慰霊祭をしてくださった岡山大学医学部に感謝されました。

1年前、母が亡くなった時に、
母を引き取りにきてくださった職員の方がきちんとされた方々であったことで
岡山大学医学部は大丈夫と私は安心していました。

母は移植の折田薫三先生と障がい者の方々の仕事をしたことがあり、
私は時々、折田先生にランチをご馳走になったりしていました。
友人のお父上も岡大医学部出身の医師だったりしたので、
岡山大学医学部は安心する場所でもあるのです。


慰霊祭の後、
母の遺骨を受け取り、
母が亡くなって1年、
やっとうちへ帰ってきました。
遺骨と一緒に感謝状とお花、お供えのお菓子をいただきました。
母が家に帰ってきた。
1年間の留守から帰宅しました。
なんだか、とても落ち着きました。

岡山大学医学部、歯学部、薬学部の先生方や
職員のみなさん、
そして、学生のみなさん、
とてもよい慰霊祭を
ありがとうございました。

生命の色合い薄き病室に
便の匂いのふいに鮮し
俵万智

16年間、ほとんどひとりで両親の在宅介護をしましたが、
最後までやり切れて
本当に心からよかったと思います。

そして、また生命が続いていきます。
大変、素晴らしいことです。



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高温による飲食の変化

2024年08月24日 | 在宅介護
もうね、
泣きたいくらい暑いんです🥵

台風の影響だとも思います。
昨日は岡山県の北の鳥取県が39℃になりましたから、
当然、岡山県も暑いんです。
鳥取県、岡山県、香川県
この縦並びは兄弟県でして、
自然関係の影響があるんです。
広島県や兵庫県との関係とは
また違う繋がりがあります。

鳥取で雪になれば、
岡山市には正午頃に雪雲が必ず来ます。
雪は降らないけど、雲が湿度を運んで来ます。
香川県が高温になれば、海上を熱波が渡って岡山に来ます。
自然が近しいから、農産物も互いに影響があります。
岡山県にとっては鳥取県と香川県は兄弟みたいな大切な県です。

昨日は鳥取が40℃近くなると聞いてましたから
覚悟はしていました。
けれども、
何⁉️
この凄まじい暑さは⁉️
電気代の請求も来ました。
オール電化で2万近いです。
母の在宅介護中は3万以上かかりましたから、安くはなりましたが、
電気代は高くなりましたね。
でも、熱中症にはなりたくない。
クーラーは家にいる時はつけっぱなしです。

最近は毎日、庭のイチヂクをとって、ジャムを作っています。
一昨日の収穫
皮を剥いて1.2キロありました。
255gのジャムの空瓶4個分のイチヂクジャムができました。


昨日の収穫分、




1キロはないので、
皮を剥いて、袋に入れて潰して冷凍しています。
今日の収穫分とまとめてジャムにします。

子どもたちは、あまりジャムが好きではないですが、
ちゃんと煮て密封すれば常温保存できる非常食になるので、毎年作っています。
今年は既に15個以上のジャムを作りました。

このイチヂクジャムが今のこの猛暑に食べるのにピッタリで
パンにカッテージチーズとジャム、
ヨーグルトにハトムギ粉、きな粉、アマニ油、このジャム
豚肉のソースにイチヂクジャム、
などで栄養的にも助かってます。
スーパーでイチヂク1個100円くらい
国産のイチヂクジャムは一瓶千円はしますから、
せっせと作っています。

今は、中東あたりの食べ物を食べると、この40℃の世界にはいいみたい。
イチヂクはもちろん、
最近、毎日飲んでいるのは
ざくろジュース
苦味も感じますが、慣れたらおいしい。
1日に100〜200cc飲んだらいいみたいです、
1パック、500円くらい。




それと、熊本で作られているマンゴージュース
これはおいしいですよ。
400円くらい。


だんだんと加齢により食べられなくなってくるので、
ジュースで栄養をとりたいと思ってます。

40℃世界になると、飲食するものも
少し変えていかないと
身体がついて行かないですね。
スパイス料理を日本人が求めるようになったのも
高温が日常化したからかもしれませんね。



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今日も37℃‼️

2024年08月21日 | 在宅介護
お盆休み、いかがお過ごしでしたか?

我が家は息子夫婦、娘夫婦が来まして、
お正月以来の集合で
短時間でしたが
女性陣、、、というか私は、
話したかったことを
ものすごい早口でしゃべりました。
話すことが溜まってました。

息子の奥さんは難しい仕事をしているのですが、
すごく勉強されているみたいで
充実した顔をしていました。

亡くなった母と彼女の仕事は同じような部分が多く(福祉関係です)
母が彼女の話を聞いたら
きっとアドバイスできただろうと思いました。
母は戦後の生活の大変さを知っていて、
彼女は現在の社会での生活の難しさを知っていますが
人間の心情って時代は違っても変わりないですから、
母ならどう考えたかな?と思いました。

息子たちが来るにあたって
リビングの荷物を片付けましたが、
なんだ⁉️これは⁉️
なぜ捨てていないんだ⁉️
という物がなんと45リットル袋に5袋あり、
母の在宅介護中は介護優先ですから、
後で整理しよう、後で捨てようとなって
リビングに放り投げていたのでした。
私ひとりで介護でしたからね。
片付けする時間はなかったです。

母が亡くなった時、
母の80歳近いかかりつけ医が
「在宅介護の疲れや片付けは1年くらいしないと
疲れは取れないし、片付けもなかなかできないよ。
ゆっくりやりなさいよ」と言われました。
本当に先生のおっしゃる通りで、
16年間の在宅介護の溜まりに溜まったくたびれや物は
短期間では片付かない。
私は9ヶ月経って、ようやくです。
しかも、この猛暑ですから、
生き抜くだけで毎日必死です。

ゴミ屋敷を悪者のように社会は責めるけど、
私と同じような16年の在宅ワンオペ介護をやってみな‼️
決して責められないよ‼️
まだ、仕事や片付けができる体力はあるので、
これからは、私のために片付けたいと思いますよ。
両親の荷物がまだあるんだ、これが大変。
片付けすることを楽しみに変えようと思います。

在宅介護は大変でしたが、
今、仕事にも恵まれて
人間関係もいいのは、
16年介護をしたからじゃないかな❓と思っています。
両親からの恩恵は、そりゃ〜すごい‼️
毎日、ありがたく感じます。
両親と神様、仏様に感謝していますよ。

今日、岡山は37℃みたいです。
仕事で怪我をされた方は回復されました。
よかった、よかった😊

暑くてボーっとするから、
ゆっくりでも、確実に仕事しようと思っています。
皆様も転んだり、怪我をしないようにしてくださいね。
焦らない、急がない。
これから何をするのか❓
自分の行動をじっくり考えて、計画的に動くと
危険が避けられますよ。




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ゆっくり考える

2024年08月10日 | 在宅介護
理学療法士さんや整形外科の医師が
「怪我しないようにね。気をつけてね。」と
我々、高齢者に口癖のように言われるのですが
怪我とは、血が出るものだけが怪我ではないんです。

身体をねじり過ぎて、中の筋肉までおかしくなったり、
内臓を強打したりするのも
身体の表面から見えなくても、怪我なんです。

私が16年ぶりに仕事に出て
筋力体力が落ちているのはわかりましたから、
とにかく、怪我をしない、
怪我をする前に防ぐことを重点にしました。
たった4時間の仕事なんですが、
様々な動作の仕事で、しかもお客様ともお会いするので、
きちんと受け答えをしたいんです。

筋力がないですから、
アスリートが使うキネシオロジーテープを
身体の弱いところに貼りました。
筋肉の動きをテープがサポートします。

32mを買って20センチカット、裏の剥離紙切れ目を入れて
使いやすいよう加工しています。




前は全身に貼ってましたが、今は貼らなくてもいい筋肉の場所が自分でわかり、
貼るテープの枚数も減りました。

仕事前に貼り、帰宅してすぐ剥がすので、最低6時間くらい貼っていますが、
剥がす時に痛かったり、
テープの糸や粘着剤が残ったりしますが、
身体を守らねば、仕事だけでなく、日常生活にも困ることになるので、
貼ってサポートしています。

指も筋肉痛になったことがあり、
これはこのテープを指の下、つけ根に貼り、解決しました。
このテープはハサミじゃないと切れません。




こんなことしてまで働かなくていいんじゃない?と言われるかもしれませんが、
仕事は人との会話や繋がりができ、
身体や脳も動かすので、
おかげさまで血糖値、血圧、コレステロールも正常値になりました。
これを維持するために最低量の薬は飲んでいますが、
血糖値が90になったりする時も出てきて、それは食べ物で調整しています。
もちろん、定期健診に行って、かかりつけ医師に診てもらっています。
こんないいこともあるので、
61歳で仕事再開は、年を考えながら、サポートしながらの勤務です。
私には充分な働き具合なんです。

私より年上で、足の具合の悪い方が
バランスを崩し、
荷物を持ったまま転び、顎を打った話を聞きました。
帰宅して吐いたとも。
大丈夫だろうか?
労災保険があるので、病院に行かれただろうか?

最近、私のまわりの50、60歳代が転ぶ、という話をよく聞きます。
膝をかなりの怪我をされた方もいました。

私は働き出して、
転ぶことも頭にあったので、
足も土踏まずとふくらはぎ、膝、太ももの横にテープを貼り、
着圧ハイソックスを履き、
靴の中には腰痛用のインソールを入れています。
今は、それに保冷剤を入れた腰痛ベルトをしています。
足腰をガッチリ守っています。
それと、決して慌てない。
慌てたら、ろくなことはないから、
急がなきゃならない時でも
慌てずに行動するのを意識しています。

年取ると身体の反応が鈍くなるから、その分、今の状況をよく考える時間があるんです。
こういうのを年寄りの知恵の一部じゃないかと思うんですが、
身体に使うエネルギーを脳で考えるエネルギーにしているから
身体の反応が鈍くなってるんじゃないかな?
慌てている時も脳でどうしたらいいか?考えていますから、
身体をゆっくり動かして、転んだりしないようにする。
身体が安全なら、また考えて
次の動作ができますから
慌てていたことも解決できるんです。
とにかく、身体と脳を連動させて、
毎日の出来事を解決、消化しています。

最初から、職場の私より若い上司や先輩方には
「ゆっくり考えながら仕事します」と宣言しています。
元からのんびりとした性格ではあるんですが、
そうしないと、失敗するし、仕事ができない。
ゆっくり考えながら、理解してから、身体が動く。
年寄りは、そうなんです。
、、、この考えるのが、認知症予防になるらしいです。

働きに出て、とてもよかったと思います。
4時間しか働かないの⁈とも言われましたが、
16年間、家にいて介護だけでしたから、4時間で充分です。
すごく濃くて、ためになる4時間なんです。
お客様との会話が楽しいです。
何より、身体を動かせます。
満足しています。


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座り込み高齢者に声かけて

2024年08月04日 | 在宅介護
仕事へ行く道中、
道沿いの建物、住宅の横の影に
高齢者が座っているのを度々見るんです。

道をまっすぐ行くとスーパーがあって
大抵、高齢者の人たちは、
そのスーパーで買い物をした帰りなんです。

自動車でも自転車でも
タクシーを使うでもなく
徒歩で買い物に行き
買い物の荷物を持ち
歩いて帰宅する途中、
息が切れて、
建物の日陰に座り込んでいるんです。

最近、別の日にそれぞれ女性の高齢者が
座って休んでいるところに遭遇したので
「大丈夫?しんどくないの?」と声かけて
「お茶飲む?」と言ったら、
ひとりはペットボトルがあると、
もうひとりは口をモゴモゴさせるので
お茶をあげて飲ませました。

座り込み高齢者遭遇は度々あるので
真夏の自転車移動には
保冷バッグに、誰にあげてもいい小さめ保冷剤や、
いらないタオル(洗ってきれいなもの)
紙コップを入れてあって、
遭遇した高齢者にあげたりしています。

余計なこと、してほしくない人もいるから、
話して様子を見て、
あげたり、あげなかったり、
無理にでもお茶飲ませたり
飴を舐めさせたり、、、。

歩いて買い物に行けるくらいだから
そんなに家は遠くないはず。
途中で、やれやれと一休みだろうから
お茶や保冷剤を持てば
帰宅はできるだろうと思います。

ご近所は元々、広大な農地だったから
500年前からここに住んでいるという一家もいたりして、
そんな家の足腰丈夫な高齢者たちが歩いています。
昔から体力に自信があった人たちですが、
この凄まじい暑さでは、
すぐ、死ぬ。
保冷剤つけた私でさえ、
やばい、早く家に入らないと死ぬぞ、と思うことがあるので
年寄りなんか、あっという間。
7時ごろ家を出て、11時には亡くなっていたという話も聞いたばかり。
座り込み高齢者には必ず声かけて
何らかのことをするようにしています。

じいちゃん、ばあちゃん
子どもたちが座り込んでいたら
必ず声かけて
様子を見てあげてくださいね。
それだけで重症にならなかったり
死ななかったりするので。
熱中症は脳をやられるから
出来るだけ熱中症にならないのがいいんです。

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花時計