佐村河内さんの弁護士が「聴覚障害2級」と話していました。
私の息子も聴覚障害2級ですが、全聾ではありません。
聞こえたか?聞こえないか?を自己申告する聴力検査の数値だけでは、 本当に全聾とは言えません。
本人は聞こえている場合があります。 つまり、自己申告では嘘もあります。
佐村河内さんは「全聾」を売り物にしたのですね。
「私は特別である」
「全聾であるのに、こんなにすごい大作を作曲できる」
「神に選ばれた人間である」と
自分を神格化して、
それをセールスとして売り物にしたわけですね。
息子の意見はまだ聞いておりませんが
聴覚障害者の家族としては、とても許せたものではありません。
社会を欺いた犯罪といえるのではないでしょうか?
自分を神に近い人間として
金銭を儲ける手段とする、、、
佐村河内さんのこれまでの表現の仕方、生き方は
私は許せませんね。
神様に対しても、社会の人々に対しても
無礼なただの詐欺師だと思いました。
自分を神格化してセールスするのは、
芸術家と称する人には昔からよくありますから。
「私は神父の娘だから、
私の描くイコンは特別なのよ」と言っていた岡山のイコン画家もいます。
私の母の聖人を、まったく違う聖人と間違えて
頼んでもないのに、勝手に描かれて渡され
「美和さんのお母さんはおばあさんだから、
おばあさんの聖人だと思った」と言います。
母の聖人、聖名は生神女マリアの母のアンナを神父に名づけてもらいましたが
イコン画家はおばあさんの方のアンナだと言い張ります。
神父が間違っているとも言います。
「あの神父はいい加減なのよ」と言います。
私はそれは違うと1年間、言い続けましたが、勝手に思い込んでいました。
自分はイコンを描くように選ばれた人間だと信じていたようです。
そのとんでもない、大間違いのイコンは母が気持ち悪がり
一昨年の暮れに、イコン画家に送り返しました。
母が柳井原ハリストス正教会にも、この間違いを知らせました。
オリエント美術館のイコン教室へは私が紹介しましたから
学芸員へも知らせてあります。
ニコライ堂にも伝えました。
聖人を間違えて描くなんて、驚きです。
あれだけ違うと言ったのに、イコン画家の自分勝手な思い込みが強いのだと思います。
人間の言うことを聞かないイコン画家にイコンを習っても仕方ないと思い
イコン教室を辞めました。
イコン教室で、自分の娘のインターネットテレビのカンパの話まで出ましたので、
これは、もうイコンの勉強とは関係ないと思いました。
このイコン画家ときっぱり、離れてよかったと思います。
自分を神格化し、他人との差別化をして
「自分は特別で、神に選ばれた人間である」と売り込むセールス方法です。
私もそういう芸術家をよく知っていますので
ばかばかしい!!と思いました。
佐村河内さんも自分はすばらしいという演出が必要だったのでしょう。
何もできない人ほど、演出が必要なわけです。
そんな大嘘つきの詐欺師は、芸術の世界にいなくてもいいのです。
新垣さんの会見は誠実さを感じました。
告白してくれてよかったと思います。
今度は佐村河内さんの言葉を聞きたいです。
聴覚障害者として、けじめをつけていただきたいと思います。
今日は1日、佐村河内さんに怒っていましたが、
「走れよメロス」に救われたと思いました。
あの研究の方が、「神に近い芸術家」の話題より
神様もおもしろがるのではないかしら。