イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

岡山とコンセプチュアルアート

2017年04月07日 | 岡山
岡山県には、
コンセプチュアルアートでできた奈義町現代美術館というものがあって、
パトロン希望のお洋服屋さんの企業家は、
大原さんも福武さんも手をつけていないコンセプチュアルアートを
岡山県にコレクションしたい、
ということなのですが、
私、奈義町現代美術館のことを、この数年忘れていました。
だって、日本の昔からの美術の方がおもしろかったので。

岡山市内にお金持ちの企業家が
コンセプチュアルアートをゴロゴロと持ってきたとしても、
人の心を動かすのはそうたやすいものではないと思うなぁ。

美術も人々の暮らしの歴史の積み重ねなので、
突然、高価なコンセプチュアル作品が現れても、
世界的に有名な作家と言われても、
人の心はそう簡単には動かないのよ〜。

そこが、児島虎次郎を欧州に派遣した大原さんや、
国吉康雄コレクションをしてくれた福武さんとは、
全く違うのです。
大原さんや福武さんは、岡山県民のために動いてくれたからね〜。

金を持つ者は金をもたらしてくれた人々に還元せよ、ですわ〜。
地元の民の意思を汲め。


奈義町現代美術館は、
奈義町民のための図書館もあり、
美術館としては赤字ですが、
町民の集まる場所として役立ってはいるのです。
私が奈義町現代美術館に行ったのは、
10年近く前になります。

パトロン希望のお洋服屋さんは、
ご自分のコンセプチュアルアート美術館を建てたらいいのです。
岡山県、市民を巻き込むことはないと思いますよ。


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