イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

岡山初の自主夜間中学

2019年02月19日 | 岡山
真夜中、
着物の襟かけや、
長襦袢に紐を縫いつけて、
衣紋抜きに紐を通したらいいだけにしたり、
裾が開かないように紐を縫いつけていたら、
見たいと思っていた
ともに学ぶ 岡山初 自主夜間中学校 を
テレビで拝見しましたよ。



城之内先生 しろのうちせんせい
たくさんの学校の先生方が協力して、自主夜間中学を運営されています。



偶然でしたが、見れてよかったです。

小学校、中学校教育を必要とされている方々が
全国に12万人もいるそうです。
まず、それに驚いてしまいます。

私たちは、まわりの人たちは、
普通に文字の読み書きができると思っているけれども、
できない方々もいらっしゃる。
実は、戦後のドタバタの中で学べなかった方や
幼い時からの病気で学校に行けなかった方、
不登校のまま、成長してしまった方、
理由は様々です。

お母さんからの手紙に、文字が書けないから
返事を出せなかったという方もいて
字を書けるようになって、
天国のお母さんに手紙を書きたいと
自主夜間中学で、がんばってらっしゃる方も紹介されました。

みなさん、学ぶことの楽しさを知り
集団で助け合うことを初めて経験されて、
見ていて、よかった〜お友達がたくさんできた❣️
と、うれしくなりました。

先生方はボランティアだそうですから
公立の自主夜間中学校ができるといいのですが、
岡山市、岡山県は予算の関係からか、全く考えていないそうです。
人の集まらない現代アートの芸術祭をして、
地元企業に売れないチケットを買ってもらうようなバカなことはしてないで、
人の教育に予算をとる方が、岡山は発展しますよ。

私、個人の考えなのですが、
今、各地で起きている老老介護の果てに
介護している人を殺してしまう事件は、
学ぶ時間が少なかった年代ではないかと思います。
12万人も学ぶ時間のなかった方々がいらっしゃる。
いくら、行政が高齢者福祉のことを広報しても、
字を読めない方々がいらっしゃるのです。
高齢者福祉があることも、
利用することも知らずに
老老介護で疲れ果てている方がいます。
それが、いじめや虐待のきっかけにもなっているわけです。
私たちは、それを理解して、協力するべきだと思いました。

戦後のドタバタで、学べなかった方々は
仕事一筋で、その道の専門家が多いのです。
自主夜間中学に通ってらっしゃる高齢の方々の顔は生き生きとして、
とても美しかったです。

岡山に自主夜間中学ができてよかった。
先生方の負担にならないように、何かできないかな?と考えています。
イコン販売のお金から、カンパしようと思います。

何歳でも、学ぶことは恥ずかしいことではないです。
小学校、中学校の勉強を1からやり直したいと思ってらっしゃる方がいたら、
岡山に夜間中学校を作る会 のブログ
まで、
お問い合わせしてみてください。



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