イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

シンギュラリティを恐れるな

2019年02月03日 | イコン
今朝の番組の「風をよむ」を見ました。

シンギュラリティという言葉があるそうです。
AIが人間の知能を超える転換点、2045年だそうですよ。

宗教、芸術は人間が生きるために役には立たないという思想になっていくそうです。
大学は工学部だけが必要となっていくそうです。

そうかな?
AIは手描きの絵は描けないよ。
私は今、絵を描いていますが、AIでも同じ絵は描けないよ。

いくら進歩しても、人間の手作業には及ばないよ。
AIの社会進出で仕事がなくなると言っていますが、
昔からの職人仕事はAIはできないから、
職人の勉強をすることをお勧めします。

AIが人間には勝てない仕事が日本にはまだまだありますよ。
若い人は、そういう仕事をしたらいいです。
文化財修復など、ずっと仕事があります。
それどころか、人手が足りないくらい。
人間にしか、できません。
人間にしかできない仕事、
それをまわりの大人によく聞いて
仕事選びをしてください。
地味〜な仕事に、人間にしかできない仕事があるよ。

文化財修復まで、AIで解決する国になったら、
アホやで。




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上げ写し

2019年02月03日 | イコン
チャコペーパーも使いましたが、
やっぱり、上げ写しで確認しました。
オババの老眼には、金箔のチャコの線が何色でも
はっきりとは見えないのです。



上げ写しも、模写の時に活躍します。

私は嵯峨美術短大の専攻科で模写を習いましたが、
いずれ、自分の絵を描こうと思いながら習いました。
イコンもそうです。
古い絵画には、絵の基本、基礎がしっかりとあって、
自分の絵を描く基礎は、古い絵画を真似て描くと
知らずのうちに、絵の基本、基礎が学べるからです。

林 司馬先生に
「模写と、自分の絵と、方向が違うものでしょうか?」とお聞きしたら、
「絵は絵、描くのんは自分やで」と言われました。
司馬先生の描かれたオリジナルな観音様が
我が家にありますが、
先生の絵だ、と強く思いますが、
細部を見たら、昔からの技術がたくさん使われています。
先生の考えられた観音様ですが、
模写で勉強された蓄積の絵です。

自分をしっかり持ってないと、模写はできない。
パワーの強い原画を写すことができない。
また、自分の考えが他人様に伝わるような
自分の絵も描けないのです。
ですから、昔の画家は模写を勉強した。

私は、林 司馬先生に
若い時に、お会いできてよかった。
嵯峨美術短大の当時の先生方、よかった。
学生時代に習ったことが、60歳近い今になって
絵として、自然に出てきます。
いい、指導者に教えていただかないと、
人生までおかしくなる、ということを思いましたね。
ずっと書いていますが、
精神性の曲がったイコンの先生、白石孝子さんからは、
まともなイコンどころか、
画家人生まで潰されてしまいますよ。
自分より有名な作家、売れる作家に、嫉妬するイコン画家でしたからね。
あまりにも、お粗末なイコン画家で、弟子なんか育てられるわけがない。
人に嫉妬する画家は無理です。
自分に描く力がないから、嫉妬しているから。
夫婦で、岡山の作家をいじめていました。
エッグテンペラのイコンなんか描いたことがないのに(本人が言っていました)
オリエント美術館で教えていたわけですよ。
私がオリエント美術館に紹介してしまったので、
奇妙なことを飯島学芸員に連絡しました。
おかしなイコン画家に引っかからないように。

よい指導者との出会いが、自分を伸ばしてくれます。
現在の修練は未来必ず繋がっていきます。

私は、自分の絵を自由に描ける喜びを
すごく感じながら描いています。
それには、学生時代に身につけた技術と精神性が
すばらしいものだったからです。
教えていただいた先生方が、よかったからです。
よい先生に習ってください。

もうひとつ、
模写を習うと、どんな絵でも抵抗なくなります。
自我を抑えて、原画の画家の立場になって描く。
自分が描いているけれど、他の画家のことを考えながら描く。
他人様を思いながら描く。
自分の絵だけれど、自我を抑える。
若い時に、その訓練は、とてもいいんです。










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花時計