イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

現金な私

2023年02月03日 | 在宅介護
母を約2ヶ月ぶりにショートステイに預けて、
どこか遊びに行けるか?と思ったら大間違い。
私に2ヶ月分のストレスの痛みが、ドッと来るんです。
身体中、誰かに殴られたような痛みです。

最初、この痛みに襲われた時は、何かの病気か?と思いましたが、
知人の医者に話したところ、
在宅介護が要介護者を預けることで、
緊張が解けて、ドドッと身体にくる痛み、つまりストレスの痛みだそうです。

在宅介護をしたことのない人は、気軽に
「せっかく預けたんだから、どこか遊びに行ったら?」と言うのですが、
3日ぐらいかけて、身体中の痛みが治るのを待たないと、遊びに行く気もしません。
母を預けたら、食欲もなくなるから、体重も落ちます。
母が亡くなった後が体調、大変だろうなと予測できますね。
母がショートに行ったら、コロナワクチンの5回目を打とうと思っていましたが、
身体中おかしくちゃ、ワクチン打つなんてとんでもないのでキャンセルしました。

在宅介護は、毎日、緊張しているんです。
誤嚥させないだろうか?とか、室温や湿度の管理とか、
凄まじい洗濯物の量とか。
けれども、施設に預けたら、
コロナで施設にクラスターが起きているので、
預けた時にもう死には立ち会えない覚悟をするわけです。
私は母の死を父のように見届けたいので、
他人様に任せたくはないし、、、けれども、私の身体への負担はある。
矛盾だらけの気持ちで在宅介護をしています。
自分がストレスで苦しい時には
「早く死なないかな?」と思いますよ。
だって、自分の苦しみから逃れたい気持ちはあるんですから。
私は嘘は言いたくないです。
母が死ねば楽になるだろうなと考えます。
まわりの高齢者が亡くなったと聞いたら、
家族は楽になったんだな、とうらやましい気持ちもあるんです。
これも本当です。

たぶん、ヤングケアラーの人たちは、私よりさらに強く、介護嫌だな、いなくならないかな?とか、死を願う気持ちがあると思うけれど、
誰にもそれを言えなくて、苦しんでいる人たちもいると思う。
これは、毎日毎日、介護している人じゃないとわからないですよ。

預けて3日目で、ようやく日常生活できるかな?という感じに戻りました。
でも、1週間とか預けると、体温調節はできてなくて、ほったらかしだろうなと考えるし
(ほとんどの施設が人手が足らずに細かな介護はできずほったらかしです。
施設で低体温になっている高齢者いると思う。)
母の無表情が進んでいるだろうなとわかりますし、
やっぱり、3、4日だけショートをお願いしようと思います。
私も現金なもので、自分の体調がよければ母をみてやろうと思うわけです。
人間って、本当に勝手なもんよね。


昨日のランチ
柔らかく炊いた玄米に漬けた梅干し
80gで300円の県産牛肉、ほうれん草、きのこを炒めて、焼肉のタレを少しで味付け。
崩れてしまった目玉焼。
肉類の少量パックが販売されるのは助かりますね。
緑、赤の野菜は、出来るだけ毎日食べるようにしています。
介護殺人は栄養不足も原因ですから。
栄養不足にならないよう、毎日、注意しています。






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