歌舞伎の騒ぎは
最初っから介護殺人だろうと思っていました。
お金には困らない家が
母親が寝たきりの父親の介護をしていて
時々、福祉も入ってはいたようだけれど、
母親だけで
家でずっとみているなんて考えられず、
母親自身も介護が必要な状態になっていき、
息子はスキャンダル記事なんかもあって
ぐじゃぐじゃになって
やってしまったんだろうなと想像できました。
独身息子と要介護の親の家庭、
手を下さないにしても、
似たような話をたくさん聞いてきたんです。
2階に息子は引きこもり
寝たきりの母親の世話は80代の父親だけがしている。
娘は近くに住んでいるが、一切、介護に関わらない。
様々な例を聞きました。
私の元夫も結婚当初から
「お前は俺の親の介護だけすりゃいい。弟がいるんだから、自分の親の介護はせずに、俺の親の介護だけしろ」と言われ、
当然、この息子を育てた義母からも
「あんたは私たちだけの介護をすりゃいいのよ」と言われたのですが
義母は当時、まだ52歳で
昔の言い方なら、ボケるにはまだ早く、
こりゃ、ちょっと田舎の人間で教養ないなと思いました。
本人から聞いたのですが、鬼ババアと婦人会で言われていたらしく、
嫁いだ初日に
「よかったなぁ、これでいじめられる嫁さんがきたから、
あんたもよかったなぁと親戚に言われた」と私に言いました。
これは、いじめっ子というより、頭悪いんだなと思いましたね。
私もお嫁さんがいますし、お婿さんもいますが、
彼女や彼をいじめの対象なんか、とても考えられず、
反対に家族なんですから、私の味方が増えたと喜びました。
田舎の姑って、頭が足りなくて、凄まじいんだなと思っただけです。
ですから、夫から離婚の話が出た時、私や私の両親はしめたと思いました。
こちらからではなく、あちらからですから。
弁護士と取れるものは取って別れようと話しました。
私が出ていくと、姑たちの介護が義妹にかかるので、
「私があれをみるのなんか嫌だわ」と電話がかかってきましたが、
私には関係ないので、話を聞いただけです。
離婚したおかげで、
アル中の実弟夫婦の虐待から両親を守れましたし、
(実弟の嫁は小学生から親父の膝で酒を飲んでますから、40過ぎからは認知症みたいなものです)
子どもたちも無事に結婚できました。
私は子どもは欲しかったのですが、
結婚に対しては全く夢はなかったので、
面倒くさい田舎の親戚関係や
鬼ババアと言われている姑とは縁が切れ、心から安心しました。
鬼ババアなんかいたら、子どもも素直には育ちませんから。
義妹も3人息子を県外に出して、
鬼ババアと縁を切らせると言っていましたが、
本当にそうしたみたいです。
鬼ババアは生きてるんだか、死んだんだかは知りませんが、
姑って他人ですからね。
嫁がきたからといって、じゃあいじめてやろうかと考える頭の足りなさ、
根っから馬鹿なんですね。
馬鹿の他人様とは関わりたくはないですから。
元夫も母親に似て、
別れて何年も経ち、しかも子どもたちも全く会ってないのに
「自分も会社を定年して、年をとってきたから、自分の介護の話をしたい。婆さんからも金をやると言っている」
と手紙がきました。
❓❓❓
やっぱり、ズレていて、母親同様、頭足りないなと思いました。
鬼ババアの金なんかもらったら、何を要求されるかわからない。
金があるなら、自分の入る施設を探せばいい、と返事をしました。
このように、男が考える介護って
普通よりズレていることが多いんです。
元夫の場合は、何を今更、他人が抜かすか、という事だったのですが。
ケアマネさんや施設の方々は、
男が親の介護をしているのに手こずっていることが多いんです。
歌舞伎の話に戻り、
家柄も金もある家だからこそ、
介護が恥ずかしい、と考えていたのかもしれないし、
母親が介護の話を息子に一切しなかったのかもしれない。
金で解決すればいいんだけど、他人を入れたくない、
そうこうしているうちにスキャンダルが出る、
もう、ぐじゃぐじゃになって、
やっちまったのかもしれない。
福祉の人なら、想像できますよね。
こういう介護できない息子、本当にたくさんいて、
福祉の人たちが困るのは、要介護者ではなくて、
介護を理解できない息子たちなんですから。
頭抱えてるんですからね。
私は香川くん、「青が散る」からのファンなんです。
玄人さんの胸を揉みしだいたと聞いても、
フン、奴ならやるかも、と思っただけです。
素人の姉ちゃんの胸揉んだら犯罪よ。
まだ、彼や息子さんがいるだけ、マシ。
家は続いていくだろうと思います。
他人様に手をかけないだけ、よかったんですよ。
こんな事件もいつかは、歌舞伎の伝説になっていく。
宙乗り、緊張されてましたけど、回数こなせば動きもなめらかになるでしょう。
思わぬ出来事で、父上の跡を継ぐことになり、
歌舞伎と縁のある人なんだなと思いました。
彼の執念なんでしょう。
強い人だよね。