比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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木曾駒ヶ岳・・・千畳敷カール・・・雲上の散歩

2008-10-06 | 山が好き 中央・南 アルプス
木曾駒ヶ岳・・宝剣岳・・千畳敷カール
カール(Kar)・・・氷河期時代の氷河の削り跡、2万~7万年前にできたものといわれます。U字谷、お椀を2つに切ったような、ドラム缶を2つに切ったような形をしています。写真の位置はカールのいちばん下端、この辺りに押し流された岩が堆積(モレーン)し、水溜り(AlpSee)があります。ここでは剣ヶ池といってるようです。
中央のピークが宝剣岳、どこから見ても美しいのですが木曾駒ヶ岳の支峰ですからマイナーです。
宝剣岳の右にある低いほうの鞍部のガレ場が登山道。登りきったところが浄土乗越。宝剣岳の左の鞍部は極楽平。宝剣岳はむかしは錫杖ヶ岳といいました。この山は神の山なのです。


宝剣岳パノラマ・・・

草紅葉・・・静かに秋がはじまっています・・・ところどころ赤いのはナナカマドの紅葉です。

木曾駒ヶ岳の標高はご存知ですか・・・
雨・風・雷が強い山で「風がフク(29)とゴロゴロ(56)するので・・・2956m?

「日本アルプスの自然と探検」(岩波書店)の著者ウエストンは1890年代にこの山に木曽福島から登りノンストップで伊那側に降りています。宣教師ですがものすごい体力です。まだ30歳代のころです。地質、地理、自然の生物、民俗、人類学、あらゆることに目を配ってます。ただの山登りではありません。大英帝国の宣教師は祖国の尖兵としての仕事もあったのでしょうか。考えすぎか。

これから山を降りて諏訪市で原田泰治美術館を見て霧ケ峰でお茶して帰ります。

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