比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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秋の秩父路・・・小鹿野の街とわらじカツ丼

2009-11-07 | 道をゆく 秩父路
秩父路の旅は下吉田から吉田川に沿って石間戸、宮戸へ、宮戸の交叉点から南にトンネルをくぐるとそこは小鹿野。

国道299号線沿いの市場町。この道は十石峠街道、武州街道ともいわれ、信州茅野市から麦草峠、十石峠、志賀坂峠、秩父大宮を経由して正丸峠を越えて入間市までの古くからの幹道。北に向かうと上吉田から上州へ、南に向かうと甲州往還道に。交通の要衝にあったことから農業生産物の集積地。特に秩父銘仙は月に六日の絹市が立ち、そのため問屋、旅篭、醸造業が立ち並び往時は隆盛を極めたといわれます。

小鹿野の街の風景。「よふかん屋」の看板・・・羊羹屋さんのようです。

真ん中の「だんべえ」の看板・・・村上酒店さん。語尾につける関東のメジャーな方言。
だんべえ・・・動詞の後につける助動詞。武州、多摩、相模、上州・・・東に行くと「だっぺ」に変化。
「行くんだんべえ」「そうだんべえ」「イイだんべえ」・・・なんて使うようです・

その向こうは旧本陣「寿旅館」・・・昨年の秋ごろに廃業のニュースが新聞に出ていました。
その後どうしたでしょうか。小鹿野町で買い取ったようですがたしかなことはわかりません。

本陣壽旅館の由来書・・・明和年間(1764年~)ころ代官所の出役所として発足・・・。
200数十年の歴史の重みが感じられます。ネットで探索してみても詳しいことが見えてきません。わたしが見た日は玄関は閉ざされていたようです。

名物わらじカツ丼・・・一足の草鞋,キューリの緒に、紅生姜の鼻緒。
ご飯の上にソースに浸したトンカツを乗せただけ
美味いと思うかは・・・人それぞれ

この街は全国からのバイク・ライダーの集いの場所。わらじカツ丼を目指してくるライダーが多いようです。カツ丼屋さんの壁に「北海道富良野から来ました」とか「福井、足利、飯田、伊那のカツ丼と食べ比べ、ここのが最高」なんて色紙が貼ってありました。

注文してから1時間以上・・・忍耐・・・スローフードの極み

ということで、これから先の予定時間がなくなり帰路につく


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