比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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春の越生紀行・・・龍穏寺

2012-04-28 | 比企の丘から
桜の花に浮かれて春の越生徘徊です。
越生町龍ヶ谷(たつがや)・・・曹洞宗長昌山龍穏寺。外秩父の山なみ飯盛峠に向かう奥深い谷の中にあるお寺です。

道路際、山門でも無し、門の呼び名はわかりませんが入り口です。
禁葷酒という石碑があります。門の扁額に「寺穏龍」・・・右から読みます。

無相門・・・といってるようです。三門(山門ともいう)のことでしょうか。空。無想、無願の三つの門(三解脱)を潜ると仏土に至るという教えだそうです。
毘沙門天(多聞天)、持国天、増長天、広目天・・・四天王(守護神)が守っています。仁王ではありません。
仏の道に導く門でもあり、悪霊から仏を守る門でもある。ありがたい門です。

1912年(大正2年)・・・この寺はこの無相門、経蔵、熊野神社を残して全焼。この門は1752年大火のあと1842年、再建されたものです。
静かな森に似合う雰囲気です。

本堂です。大正時代以降に作られたものです。
今はまだ新しいのですが、やがて年数が経てば古刹になります。
 

《蛇足》龍穏寺・・・奈良時代の7世紀、役の小角によって開かれた修験道の道場といわれます。室町時代の1429年足利義政により創立、戦火により衰退したが1472年太田道灌により再建、以後、豊臣家、徳川家にも庇護され現在に至った。


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