比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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北信濃・・・飯山市瑞穂・・・菜の花と・・・福島・三部(さんべ)の棚田と・・・阿弥陀堂

2009-05-13 | 棚田・段畑のある風景
北信濃・・飯山市瑞穂・・福島地区の三部(サンベ)の棚田・・阿弥陀堂に来ました。
南木佳士の小説「阿弥陀堂だより」(1995年文芸春秋社刊)を映画化した「阿弥陀堂だより」(2002年東宝系公開)のロケ地になったところです。

菜の花公園から数分、神戸入口または中組の交差点から東側の山あいに登っていき福島地区を過ぎて福島神社の三叉路に「休憩小屋さんべ」にも駐車場があります。これから上は急傾斜でキツイですが歩いたほうがいろんな風景が発見できてイイです。

道の両側に観音様の石像がつづきます。三十三体あるようです。
道の突き当たりは万仏岩、さらに岩場を登りつめると万仏山。

ふりかえれば日本の棚田百選に選ばれた福島・三部の棚田(選ばれなくても棚田ですが)。
ここでも休耕田が目につきます。アスパラ畑が多いですね。
棚田から見下ろした先は千曲川の沖積平野。

福島神社から500mもないか・・・息もタエダエに登って行くと阿弥陀堂が見えてきます。

阿弥陀堂です。無住です。この奥に三部社という神社があります。


阿弥陀堂の先は山、沢の水を集めた灌漑池があります。
三部(サンベ)の棚田・・・水を湛えて田植えの準備です。
棚田は山の土留めの仕事をするダムであることがよくわかります。歩いて降りるには膝が笑うくらいの急傾斜です。

南木佳士さんの小説「阿弥陀堂だより」
  (1995年文芸春秋社刊、2002年文春文庫刊)
南木佳士さんは長野県佐久総合病院の現役のお医者さん、芥川賞作家、故若月俊一さん(元佐久総合病院院長)のことを書いた「信州に上医あり」(1994年岩波新書刊)があります。

映画「阿弥陀堂だより」の四季にわたった美しい北信濃の映像とテーマミュージックのフルートとピアノのデュオ「風のワルツ」は信州生まれのわたしを泣かせました。
蛇足ですがこの映画は農林水産省、JA全中などの推薦です。


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