比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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鎌倉散歩・・寿福寺・・北条政子の墓

2008-04-04 | 古墳・遺跡・石塔婆
古都鎌倉の散歩・・・といっても鶴岡八幡宮とお寺さん以外は普通の住宅街。キレイな植え込みのあるお宅を見ながら小さな小路を抜けて横須賀線の線路を西側に渡ると扇ヶ谷(オウギガヤツ)です。ここ鎌倉では谷を「ヤツ」と読みます。

寿福寺の前に出ました。鎌倉幕府の総帥源頼朝の夫人、北条政子の開基。たかが侍大将の夫人が苗字つき(しかも実家の)で呼ばれるってヘンですね。
総門(山門?)。鎌倉五山ランク三位(建長寺、円覚寺の次)、臨済宗建長寺派「亀谷山寿福金剛禅寺」。


ここまで来ると駅から八幡宮に続く呆れるばかりの人の波はウソのように静か。ご夫人二人連れ、孫とおばあちゃんが門のそばに佇んでます。

総門から中門に続く参道。禅寺ですからジミ。ここは1200年、頼朝が死んだ年に北条政子が開基したといわれますが、頼朝の墓はここにはありません。旦那が死んでセイセイしたからサッサと自分の菩提寺を建立したと考えちゃいます・・・。


最盛期は七堂伽藍十七塔頭。支配者が変わって行くにしたがい規模が縮小?
中門から先は今はクローズ。回り込んで山つけに行くと墓所に出られるようです。
そこには北条政子、三代将軍源実朝の五輪塔(墓)がヤグラ(山の岩をくりぬいた横穴墓)の中にあるようです。

1192年・・いい国作る鎌倉幕府・・大和王朝から続く天皇・公卿政治から土地に密着した武士の集団が政治を司るという、大きなターニングポイントのときだったのです。以来、天皇は「君臨すれども統治せず」という存在になっていきます。

鎌倉から三浦三崎、城ヶ島に至る三浦半島は三浦台地と呼ばれる海抜100m~150mの隆起台地です。関東地方には珍しい照葉樹林の山々が続きます。
時間になり、知人宅に向かいます。鎌倉散歩は終章に続きます


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