赤松の松ぼっくりは、その時期に応じて、笠の開き具合が、微妙に違うことが、拾ってみると初めて分かった。未だ、青い固いものや、「松の実」をその笠の間から、拡げて、ひらひらと、落とす段階のものとか、その中間のものとか、等等…である。又、色目も、やや、赤みがかったもの、どちらかというと、茶色か、黒茶色のようなものと、、、、、。こちらは、サイズ、色目ともに、手持ち在庫が、豊富である。私は、クリスチャンではないので、クリスマス・リースではなくて、通年観賞しても、耐えうるような、飽きのこないデザインで、多少、ハレの気が感じられるような色を、と言うことで、「金と銀」の2色で、コントラストを整えてみることにした。松葉と、どんな種類の草の実かは、知らないが、その辺に、ありそうな木の実を、アクセントに、飾ってみることにした。気が向くままに、1-2年毎に、1個程度の割合だから、制作にも、肩が凝らないのでよい。気が進まなければ、やらないだけである。男のリース作りに求める「美」とは、結局、シンプルなベーシックなデザインで、手間と時間を掛けずに、難しい技術を駆使することなく、ひたすら、直感的で、思いつくままに、美的自己満足で、、、、といったところでしょうか?今年も又、そろそろ、材料集めの季節が、程なく、やってくることになる。利休の竹器や茶器と、一輪の椿の花のような「美的関係性」には、遠く、及ばないが、、、、、、、。その「美」に対する心意気には、寸毫たりとも、負けない気概を忘れずに、、、、、、。それだけを、ひたすら、心懸けるようにしつつ、、、、。