散歩をしていて、綺麗な薄緑色とブルーを混ぜたような大きな羽をもつ蛾が、地面に、落ちているのを見たことがあったが、(「おおみずあお」という蛾だそうである。)蝶蝶に較べると、蛾は、余り、心地良いモノではない。小諸では、昆虫図鑑が、大活躍である。地上から、数センチのところに、何か、茶色いキノコのようなものがあったので、何であろうかと思い、地面に、顔をくっつけるように、よく観察すると、体長10センチ以上の大きな蛾で、羽に、大きな丸の文様がくっきりと、透けて見えた。鳥に、食べられない為の文様なのか?腹の方から、どうやら、見ていたので、今度は、静かに、後ろに廻って、背中越しに、もう一度、よく観察してみる。まるで、光が、その茶色の羽を透かして、黄金色に、輝いている。羽化したばかりなのであろうか、或いは、羽が伸びて、血液が羽にやっと、廻った直後だったのであろうか、図鑑によれば、クヌギや林檎の葉を、食用とする蛾のようである。確かに、近くには、林檎果樹園もあり、ドングリの樹も多いせいか、、、、。昔は、白熱電灯に、近寄ってきたり、「誘蛾灯」という言葉もあったが、都会では、せいぜい、街路灯に、群がる程度で、その姿の「美」(?)を観賞する暇も無ければ、気持ち悪がられるのが、関の山であるが、、、、、。確かに、視ようによっては、美しいと感じられるものであることを発見した。