林檎のジュース輸入プロジェクトで、昔、NZに出張していたときに、どうして、日本で、長年、苦労して開発された「ふじ」が、こんなに、簡単に、海外で、栽培されてしまったのかと、実に、不思議でした。苗木を、なし崩し的に、海外に持ち出され、「知的所有権」という当時は、農産物でも、余り気を付けていなかったそのつけが、廻ってきた代償だったとは、、、、、、。長野県が、こうしたことに早くから気付き、イタリアでの商標登録「SHINANO GOLD」や、契約栽培の交渉で、得べかりしライセンス料も含めて、主張したことは、今後の日本の農産物の輸出に、新たな一地平と方向性を付けることになるのではないでしょうか?その意味で、シナノ・ゴールドの今後の進展は、目を離せないと思います。単なる農産物の「モノ」の輸出ではなくて、こうした新しい、一定の許諾料(果実や、苗木に対して)を享受すると言うことは、「ブランド力」、「知的所有権」の確保という意味では、「新しい輸出振興策」ではないかと信じます。今後の進展に、多いに、期待するところである。そろそろ、林檎も、おいしい季節である。