心の中のBYJと共に!

ようこそ!老年期まっしぐらのハルの韓国旅行時々国内旅行の記録です。最近は旅には出ても、報告アップが滞りがちですが…

清澄白河のイタリアンの夜

2015-03-25 | リアル家族日記

3月21日,ブルーボトルへリアル家族と出かけた日の続きです。

初めてブルーボトルを訪れた時、娘が喜びそうだとスマホで撮った写真を

送ってみました。反応が良かった事は前回書きましたが、更に言うには

「お母さんが、こんな最新情報を知っているとは思わなかったから、びっくりした!」

そうでしょうとも、私だって自分がこういうトレンディなお店情報に明るくなるなんて

意外です^^;これがぺヨンジュン家族をやってるお陰でなくて何でしょう^^

長い作品不在の時を彼が関心持つ分野の情報を集めたり知識を深めたり

それらを通じて更に彼を深く知ろうとする健気な人々が多いのです。

 

 

【イルトラム】

そこへはちゃんと行けるんでしょうね!?と娘に念を押されてしまいましたが

下見のお陰で大丈夫でした。

                  イルトラム

美術館より駅寄りの少し脇道に入った所に、ひっそりあるイタリアンレストラン

イルトラム。トラムはイタリアの路面電車のことです。

お席は4人掛けテーブルが二つ、カウンターが4席で最大12席、小さいですが

居心地よさげに整えられています。

 

テーブルに置かれたメニューはコースが1種類のみ。食べログの口コミでは

アラカルトもありのようでしたが、シェフご自慢のメニューを期待してコースを注文。

飲み物はシチリア産の白ワインと発泡性のお水、追加で夫がグラス赤ワイン

娘はブラッドオレンジジュースを。

 

テーブルには小さな花のアレンジとろうそくの炎が揺らめいています。

ブルーボトルでの1時間の行列で、体が少し冷えていた私達、夫と娘がローソクに

手をかざし「あったまるネ」なんてふざけているうち、飲み物が到着しました。

一杯目はシェフがサービスしてくださいます。(このシェフは、お一人で全ての作業を

こなして忙しいはずなのに・・・

 

昨年暮れ以来、久々の家族揃っての外食、食べログの高い評点を見ているせいか

高まる期待感!二人も気に入ってくれるといいのだけど・・・

お客さんは、私たちの他にテーブルに4人、カウンターにカップルが一組。

一時間後位にもうひと組カップルがやってきて満員に!

8時頃飛び込んできたお一人様は残念そうに帰って行きました。

 

この日のメニューはまずズッパと呼ばれるスープから、大黒しめじのコンソメ

すだち添え。セロハンに包まれて供され、包みを解くと香りがふわぁっと広がります。

お好みですだちを絞ってと云われたので、まずは一口いただき、食材それぞれから

引き出された味をみてから、すだちを絞ってみました。爽やかで美味しさが増しました。

スープの途中自家製フォカッチャも出て、料理の合間にいただきます。

 

次は小さな前菜で、新玉葱のパンナコッタ、セミドライトマトとバルサミコソース

優しい味わいのパンナコッタにバルサミコのソースが効いて、二皿目で全員

すっかり、ここの味の虜に!

 

冷たい前菜はレモンとトマトとバジルのエキスに浮かべたイタリア産水牛のモッツァレラ

バジルの効いた爽やかなトマトエキスに絡めていただくモッツァレラは、普段チーズに

ほとんど関心の無い私も、とてもおいしくいただきました。今思うと、新鮮なトマトとバジルの

影に隠れて気付かなかった、レモンの酸味が効いていてこその味かな!

 

温かい前菜はグリーンアスパラの温製、半熟卵とペコリーノ・ロマーノ添え

半熟卵をソース代わりに食べても、と教えていただき、崩しながらチーズと共にアスパラに

添えて口の中へ。塩の効いたチーズが全体を程良く包んで、これもおいしい一品でした^^

 

温かい前菜2皿目:チコリの1時間ローストとゴルゴンゾーラ・ピカンテ添え

チコリは馴染みのない食材の上、こうして焼いていただくのも初めてでした。気が

付きませんでしたが、深い香りはトリュフのせいだったらしいです。苦手なはずの

青カビも一緒に食べるとよりおいしくいただけて、料理は取り合わせが大事だと

改めて思い至ったお皿でした^^v

 

本日のパスタ:ピスタチオ風味のクリームソース、コンキリエ

次のお皿が楽しみで、メニューを見ながら出てくるのを待ったのがこれでした。

コンキリエがなんなのかわからないからでしたが、貝ガラの形のパスタなんですね^^;

丸まったコンキリエの中には、またもう一つコンキリエが重なっていたり、中に

ソースを入れようと、ナイフとフォークで格闘したりして美味しく楽しくいただきました。

 

本日のメイン:子羊のロースト、レンズ豆のピュレとワイルドハーブ添え

うんと幼い子羊らしく臭みもなく柔らかいお肉にハーブまで添えられたのでとても

食べやすいお肉でした。量もたっぷりでがっつり食べたい人も満足できるでしょう。

 

コースはここまでで、後はお好みでデザートに、ドルチェかチーズの盛り合わせを

お腹と相談で!ということで、お料理ですっかり満足感に浸った私達、二人は

デザートはパスだそうですが、どれも十分な満足を与えてくれたシェフの腕前に

デザートの味見もしたいじゃありませんか!

 

というわけでドルチェを一つだけ注文し、お父さんは一口、娘と私で仲良く分け

合っていただき、気付いた時には空っぽになっていて、写真はありません^^;

 

6時の開店と同時に入って9時近くまで、ゆっくりとシェフこだわりの腕を堪能しました。

一人で切り盛りされるお店とわかっていたので、いただいた後次のお皿が出るまで

一定程度は、待つ時間があるだろうと覚悟して行きましたが、待たされ感をまったく

感じることなく、お料理ばかりでなくサービスも含め、このお店でいただくこと全体に

深い満足感と共に食事を終えました。

 

最後の会計の時がまたいいんですね^^コース料理¥4200を3人分と飲み物ドルチェ

一人分で丁度大枚2枚でした。

 

メニューは定期的に変わるそうで、先に帰ったお隣の席の方達は、次回を予約して

帰られてました。私たちもきっとリピートすることになるでしょう。

美味しいお料理と楽しい時間に感謝の言葉を伝えて外へ出ると、忙しい中見送りに

出てくださって最後まで感動して帰ってきました^^

 

美味しいと書きながら....アップされた写真からは全然それが伝わらない

                 まずい写真で申し訳ありません<(_ _)>