心の中のBYJと共に!

ようこそ!老年期まっしぐらのハルの韓国旅行時々国内旅行の記録です。最近は旅には出ても、報告アップが滞りがちですが…

朝の登山ー登山好きの韓国人

2016-03-22 | 韓国生活

韓国人と話していると「등산 갔다 왔다(登山に行ってきた)」と云った話が、たまに

出ます。

ちょいとそこまで行ってきたといった風情で話されるのですが、登山ってそんな簡単に

行けるの?と疑問でした。韓国人とお付き合いが出来ていくうちに分かりましたが、

市内あちこちに小高い所がたくさんあって、ちょっと裏山に散歩に出る時も「등산 갔다

 올게」と出かけていったりするようです。

 

今朝そんな感じに登山に行きました^^;

朝食時、下宿のセスクシが『今日は何するの?』と聞いてきたので『今日は休む日に

したけど、ちょっとソガン大学へ行って、先週蕾だった花が咲いたかどうかみてくる積り』

だというと、一緒に行こうということになりました。

 

その結果私は大学構内を散歩のつもりが、構内にある老姑山(ノコサン)に登り、近隣

住民の運動公園にも指定されている山の周回散策路を、ぐるぐる歩くつもりのセスクシ

に山頂(?)まで付き合う羽目に~~。

                 ズンズン歩くセスクシ

 

低いですが普段運動0の私には~~、一度登って降りてで降参でした^^;

 

 

先週堅い蕾だったサンシュユはほぼ満開、運動場の脇にしかなかった梅はあちこちに

見つけました。

 

山の中に有ったこの花は、何でしょう?セスクシも知らないそうですが・・・

 

韓国の山の中はまだ茶色のまま。遠くにかすかに色づいてる植え込みを見つけて、近寄ったら

ケナリ(連翹)でした。

 

大学の校庭にチンダルレも1本だけ咲いていました。

 

チンダルレの前に咲くと云う木蓮はまだ固い蕾でした。来週あたりかと思われますが

来韓以来ずっと温かかったソウルの気温は、明日辺りから寒くなるそうです。

 

 

 

 


近況ーポジャギ教室に入りました^^

2016-03-22 | 韓国生活

2週目に入り昨日からポジャギ教室に通い始めました。遊ぶばかりでは、なんだか

申し訳ない気がするのと、生活にリズムを付けるために決めました。

 

以前有った教室は、去年5月の旅行時に無くなっていたのを知りました。

今回その先生がどちらにいらっしゃるか、お教室があったお店のご主人(日本女性

が運営する‘結’というお店)に聞こうと思ってお店に行ったら・・・・なんと結までも

無くなっていました。

 

どうしよう?!と思っていたら、結の最寄駅(3号線の安国駅)地下商店街の中に

ポジャギ工房を見つけました(イエイ!)

      ※ 工房 예인 (授業料は週2日通って月10万ウォン、材料費別途)

 

写真は昨日作った作品です。

午後1時少し過ぎから7時近くまでかかって、やっと完成!

細部は見ないでいただけたら~~の作品ですが、こんなのを作りましたと云う

ご報告でした^^

 

 


快晴の5日目(3)-北村~三清洞散策

2016-03-20 | ソウル散歩

今日は朝の記事アップの後、映画を見に行ってきました。長らく子役で活躍

していた女優シム・ウンギョンが2年前『怪しい彼女』のコミカルなキャラクター

大当たりした後、今回の映画でスリラーの女王として見事な変身を遂げた

話題になっています。面白かったですが、その話は別な機会にして五日目

最後の報告です。

 

何度も歩いた北村(景福宮と昌徳宮の間一帯をこう呼びます。観光コースで

人気)ですが、近くまで来たからにはどうしても足が向いてしまいます。

 

北村博物館を更に少し北へ行くと薬局が見えてきます(약국)。そこを入って

道なりに進んだ、突当りが韓屋(ハノク)ゾーンです。二股に分かれますの

右へ進みすぐ左の脇道へ入るとこんな風です。 ↓

京都を和服であるく観光客のように、ここでは韓服を着て観光する若い女性が^^

この眺めも良いですが、何より人気が高いのは坂の下から上の方を眺める↑

ではなく、上から下を眺めるこちら↓ のようです。私もこちらが一押しです。

韓屋越しに見える高層ビル群とチョンノのランドマークであるチョンタワー

その向こうには南山タワーも聳えてます。

 

坂を登りきって1本西の筋からは

 

ここを降りないでまっすぐ歩いていくと崖に出ます。そこからの眺望も又良いです。

向こうに見える山は、世宗大通りから見る景福宮の後ろに聳えている北岳山

(かな?)意外に低そうです。

 

大統領府青瓦台(チョンワデ)も見えます。忘れてならない景福宮はこちら↓

いつもと違う方向から眺めるとまるで印象が違います。

この景色の見えるところから崖の下の三清洞通りまで、ところどころに階段が

設置されています。通りを少し北上した左側には私が好きなワッフルがある

カフェ、ビーンズビンズがあります。

お昼をとっくに過ぎているので、今日はこれが私のお昼御飯です。

生クリームだけでもお腹に負担がかかりそうなので飲み物はお水にしました。

春のメニュー・苺ワッフル15000ウォンです。伝統食に比べ、こうしたスイーツ

高いこと!

ワッフル生地にはクルミも入って食感と味を高めています^^生クリームはこの

半分くらいが良いのになあ~といつも思うのに、それでも完食してしまう私って・・・

 

ビーンズビンズを出たら眼についた黒猫ちゃん。

「Kuroneko」というお店の装飾のようです。猫は韓国語ではコヤンイと云い

ますから、日本の関係者か、日本人観光客を狙ったお店かもしれません。

メニューのメインは鍋焼きうどんでしょうか?!

 

三清通り、10年少し前はまだ地元の人しか歩いていなかったちょっと素敵な

感覚の通りです。おしゃれなショップやカフェ、韓定食店、各国料理のレストラン

などが雰囲気ありげに軒を並べています。

平日の金曜日の昼下がり、人通りは途絶えないようです。

 

 

 


快晴の5日目(2)-やっと北村博物館観覧

2016-03-20 | 博物館

3号線安国駅2番出口から出そのまままっすぐ、数百メートル程進むと

道路左手に、小さなこんな看板が見えてきます。

       북촌박물관(北村博物館)

北村博物は「歴史の中で知らず知らず、私達の日常生活の中で引き継がれてきた

有形・無形の文化財を展示し、古いものが持つ美的価値を今の私達の生活に連結

させたい」(博物館HPより抜粋、意訳;はる)2013年に開設された施設です。

 

 現在の展示は「朝鮮,女性の香気ー朝鮮時代のアンバン家具と工芸品」

(アンバンとは、両班ー日本の平安時代なら貴族、明治なら華族のような階級

ーの家庭では、家の中で家長の居住空間と、夫人や子供の達の生活空間は

住み分けが為されていました。アンバンは女性たちの居住空間です。)

 

前面右からカケズ(金庫)、ハム(ボックス)、同じくハム? 奥右側衣服を収納するチャン

 

 ↑ピニョ(髪飾り)         ↑ カギョン(鏡) ↑ピッチッ(化粧道具入れ)

 

両班家庭ですから中には当然高価な螺鈿細工物もあります。

 

家事に関連した道具類

手前 チュモニ      箸袋           裁縫道具

奥 アイロン台

 

アンバンは生活空間であると同時に子女への家庭教育の場でもありました。

              ソアン(机)

机の周りにある物として、他にピルトン(筆筒)とか、机の横に置いて

小ものを収納するヨンサン、文を書いた巻物を入れる状差しのような

ものとか、机には経机と言って巻物が落ちないように両端が少し上が

っている物もありました。

 

本棚(格段右側の金具を上にずらすと空洞になり、指を入れて蓋を外して出し入れする)

 

                チャン(衣服入れ)

       パンダジ(出し入れの扉が半分だけ開くようになっている)

                        金具のこの厚み↑

 

屏風(部分)

歴史ドラマで外交使節などが、昆虫が一緒に描かれていない花の絵を贈って

美しい登場人物を皮肉る場面がたまにありますが、ここにある屏風には蜂や

蝶、鳥が必ず一緒に書かれていました。

 

展示の最後の方には撮影スポットもしつらえてありましたよ。

お座布団に座って写していただきました^^v

 

城北洞にある家具博物館の一時間でガイドツアー付きでのみ観覧可という

スタンスに比べ、こちらも入ると同時に職員が付いてくださり、一通り説明は

してくださいますが、終わってからもう一度ゆっくり見たいと言うと、自由に

どうぞでした。写真の許可も得て好きなだけ撮らせていただきました。

 

このスタイルは解説を、辞書を引き引きじっくり見ていくのが好きな私には

とても有難かったです。料金も3,000ウォンと庶民的で、見た早々に年数回

展示内容の変更があるという、次の展示が楽しみです。 


快晴の5日目(1)ー雲峴宮(ウニョングン)の企画展示室

2016-03-18 | 韓国生活

5日目、まだ観光めいたことは何もしていないなあと思い、今日は去年の

5月滞在時に振られ続けた北村博物館に行こうと思い立ちました。

銀行で用を済ませ、地下鉄を乗り継ぎ3号線安国駅に降り立つと、出口に

向かう階段の手前に何やらの展示の宣伝幕が掲示されています。

 

大好きなチョガッポらしきものも眼についたので、足を止め見てみるとウニョン

宮の企画展示室での手工芸品の展示会のようです。見ると元々いろんな布

の端切れを利用して色鮮やかに工夫されるポジャギが、刺繍とコラボレイト

されて、これでもかの華やかさでした。

 

一瞬私好みではないなと、通り過ぎたのですが、手先の器用さを誇る東洋の

女性の手仕事の極みが見られるかもと寄ることにしました。寄って良かったです。

展示場自体が小さい所ですから、数は多くありませんが、写真を主催者の方に

確認したら「いいですよ」と言ってくださったので、撮りたい放題でしたのでイメー

ジを掴んでいただきやすいと思います^^

 

チュモニ(※ポケット代わりの懐中小物入れ)から   ( ※印の解説は私の個人見解です)

拡大版↓ 真ん中の「福」の字は持つ人に福多かれと願って刺したもの(やっぱりお守り?)

 

※タペストリー

一部(刺しゅう部分)拡大

 

ポジャギ

 

箪笥(全面布張りで、模様は全て手刺繍です。ドラマで王の娘や両班の娘の部屋などに

出てきますね)

 

朱雀?鳳凰?鳥の名前は分かりませんが、韓国定番の絵柄のようです。これを見て

去年見た韓国の画家の絵を思い出しました。

 

朱雀(鳳凰)2

 

朱雀(鳳凰)3 とても華やかですね。

 

寿の文字が浮き出るように刺された刺繍、花は牡丹でしょうか?

 

結婚式の冠?それとも髪飾り

 

さあ、これは何でしょう?子供の遊びに使うものか、それとも部屋の装飾品?

質問してみたら、娘が結婚する時に、その幸せを願ってお嫁いり道具の中に

入れたものだそうです。後で良く見たら、これだけに小さな紙のラベルで説明が

書いてありました。

「球刺繍

朝鮮時代、娘の結婚式の函に入れたという球刺繍(士大夫の家では娘が結婚して

丸く丸く角が立たないよう暮らしなさいと願った一種のお守りのようなもの)」

 

 

思いがけず綺麗なものを見られ、いずこも、いつの時代も変わらぬ親の娘への思い

に胸を熱くしながら外に出ると、おやおや意外!外国人のバイトでしょうか?

イケメンの(韓国語ではモッチン ナンジャ - 멋진 남자 といいます)が・・・

こんな姿でバイトしているなら当然語学留学でもしている学生のアルバイトかと

韓国語で写真を撮りたいと、了解を求めるても頭をかしげるばかり???

他の観光客の方が英語で代わって聞いてくださいました。

 

 

4月にはここで朝鮮朝最後の王の結婚式を模したイベントがあるそうなのでまた

その時には王朝絵巻を見に来ようと思いつつ次の場所へ向かいました(続く)