「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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放射性物質を含有する可能性のある桃等の食品を回避することを「差別」「人権問題」にしたい法務省の狂気。

2013-11-30 18:49:23 | 福島第一原発と放射能

僕は他の人よりも人権問題には敏感です。

僕の書いていることを、優生思想だと中傷する話の時にも、そうした話を吹っかけてくる輩と徹底的に闘いました。僕は、この類の話は、他の人と違って、頭の中の想像で考えていないからです。これはリアルとずっと認識しているからです。

差別、人権の問題は大きな問題です。それは現実の人間社会の中で、なかなか無くすことができないですが、それでも少しでも減らしていくべき話と思います。

しかし、そういうことは、本質的に差別や人権の問題を考えるというよりも、ある種の政治的・経済的利益の確保と言う事にしか運動がすすまず、それに教育などの公的な機関やその立場の人間が、無意味な追随をして(被差別者の意向に沿っていない場合も多い)、混とんとした変な状態をつくりだすことが、ままありました。

被差別にまつわる話には、特にこうした傾向があって、僕は中学生の頃に、特定の解放運動団体に追随することしか考えていない公教育の教師が、人権問題でそれ以外の言説は取り上げないという現場を経験させられたことがあります(誤解なきように言明しておきますが、僕が話している言説は、人権問題を俯瞰的に捉えて、差別をなくすという主張をした話で、ルソーの文章などを引用したものですが、その人権問題が、被差別の話に特化はしていませんでした)。それ以外は取り上げないというよりも、一般的な言説を否定して、ある特定団体の主張におもねったような話をして、更に僕に対して、中傷をしてきて、それに周りの不良が追随し、其の日の放課後、危ない状況に至ったこともあります。

中学生の頃の話です。

差別の問題というのは、その被差別当事者がどう捉えるのかという話とはまったく別に、そこに違う形で関与している人間が、何かの思惑で、さらに違う話に捻じ曲げていく作業が行われることが、ままあるということです。

この僕の話は、差別に関してのモデル指定校となった学校で、それを自分の立身出世に結び付けたい学校幹部、さらに特定教師が、特化してその方向の話をし続け、それ以外の普遍的な人権問題の指摘や差別について反対する言説を退け(こういう手口は反原連ともにていますね)、さらにそうした普遍的な言説を言う僕と他一名に対して、教師が別の攻撃を仕掛けるという、常識では想定できない話でした。

僕は、この時の凄まじい経験から、差別問題というものを、恣意的に使う輩には、強い嫌悪感がありますし、そうしたことをする人間は本質的に終わっている人間と認識しています。しかし、要注意の話です。

被爆回避を考える際に、優生論を持ち出して、こちらに攻撃を仕掛けてきた人間たちにも、同じような事をずっと思っていますし、許すことはありません。

そういう連中は、本当にマイナスを抱え込んでいる人たちと共に歩んでいるのではなく、見せかけの世界で、演じているだけで、マイナスを抱え込んだ人達をうまく利用して、自分のなにかの為に使っているだけと僕は思います。

僕の知る人間にも、そうした言説を3.11.後にしていた人間がいて、僕はその二人には、今でも許せないという思いがあります。あなたたちのしたことは、人は救わないと僕は断言します。

そして、今回、おきている福島の桃を回避している話を、在日の中国人の子どもが書いた作文が、自分などにもあった人権や差別の問題とリンケージしている文章を、法務省が大宣伝しているのは、国がそうしたいからにすぎません。戦時下で、戦意高揚を伝え、他国を犬畜生のように書いた文章がほめられたのとまるで同じ構造です。

しかも、桃を選別する話が、人を差別する話と同列に置かれています。この文章を書いた子どもの問題でなく、これを声高に取り上げる法務省のスタンス。

ありえません。

差別問題、人権問題を本当にセンシティブに取り扱うべき法務省が(彼らが前から人権や差別問題を適切に扱っているかは大いに疑問がありますが)、人への差別と、放射性物質の含有可能性を考えて食品を選択する話をごちゃごちゃにしようとしています。

これは、怖ろしい話です。こうした兆候を見ると、この国が、終わりつつあるのは、思っていたより早いと思います。

それは何故なのか。

 僕は、思っているよりも、今回の被曝影響が更に日本にとって深刻な状況を将来しつつあるのではないのかという妄想がわいています。ここまでおかしなことがおきつづけているのは、大概、更に事態が深刻な場合、行くべき道筋が無いから、おきていることではないかと。

 法務省という国の要が平気で投げる変化球は、思わぬ次なる様相を先に示すのかもしれません。

絶望が深まります。

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下記は河北新報よりの引用。

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131128t13005.htm

 

全国中学生人権作文コンテスト 古川の大沼君、最優秀賞

 

 法務省は28日付で、人権問題をテーマにした第33回全国中学生人権作文コンテストの入賞作品を発表した。最優秀の内閣総理大臣賞には大崎市の宮城県古川黎明中3年大沼逸美(いいみ)君(14)=宮城県大崎市=の「それでも僕は桃を買う」が選ばれた。
 大沼君は夏休みの家族旅行中に福島県内で、福島産の桃を欲しいとせがむ子に母親が「駄目」と説き伏せる姿を見た。その出来事から、自分がかつて、中国籍であることを理由に友人から「黙れ、中国人」と差別されたことを思い出したという。
 作文は、見掛けた母親が「だって福島産だよ」と言った言葉と、自分が投げ掛けられた言葉を重ね合わせて差別について考え、差別をなくすことの大切さを訴えた。
 大沼君は「まさか全国で1位とは驚いた。うれしい」と喜ぶ。母子の会話から、自分も福島産のモモに偏見を持っていたことに気付いたという。「よく理解していないのに、偏見や差別はよくない。相手を知る姿勢と思いやる想像力を大切にしよう、と訴えたかった」と笑顔で語った。
 人権作文コンテストには6930校から過去最多の94万1146人が応募。テーマ別では、いじめを題材とした作品が約30%と最多で、戦争・平和や障害者問題をテーマにした作文も目立った。


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キエフに関しての新しいデータを、熊本・福岡で、同日、初めてお伝えします。この日には間に合いそうです。

 

【12/8(日)午前  木下黄太ウクライナ報告会in熊本】

 

場所:熊本市総合体育館・青年会館 
熊本市中央区出水2-7-1 青年会館は体育館内に有ります。 
開始:9時~ 講演開始:9時半~
申込⇒http://kokucheese.com/event/index/127077/ 
※駐車場、当日、運動大会有るため有りません。
※市内から無料直通バス ※託児を予定しています。
様々、詳細はお問い合わせ下さい。
問合せ⇒ 070-5273-1409 しおのや

【12/8(日)夜 木下黄太ウクライナ報告会in福岡】

 

◆開場:18:15/開演:18:45(終演:20:45予定)
◆会場:福岡市西部地域交流センター「さいとぴあ」1階多目的ホール 
(福岡市西区大字女原607-1/ JR筑肥線「九大学研都市駅」徒歩1分) 
◆申込⇒http://kokucheese.com/event/index/125331/  
託児など詳細はこくちーずで確認下さい。

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 【12/15(日)午前 木下黄太 ウクライナ報告会 in 神戸】  

  ◆満員の為、キャンセルが出た場合には、随時申込可能です。適宜、ご確認を。⇒http://kokucheese.com/event/index/126541/  


同日夜の大津でのみ琵琶湖付近廃棄事案も話をします。 残りは30席弱です。この会場は、座席の増設はできませんので、ご了解ください。

    【12/15(日)夜 木下黄太 ウクライナ報告会 in 大津】  

◆日時 12月15日(日)開場 19:00 開演 19:15(~21:15予定)  

 開始時刻が若干ずれ込むかもしれません。  

◆会場 旧大津公会堂 ホール (滋賀県大津市)

◆要予約⇒ http://kokucheese.com/event/index/126546/ 

◆参加費 1000円  

※当日現金でお支払い下さい。座席のいらない幼児は無料です。 

※座席指定はありません。 

◆託児はありません。 

◇会場までのアクセス ⇒http://www.kyu-otsukoukaidou.jp/access.html 
・京阪電鉄「浜大津駅」より徒歩1分 
・JR琵琶湖線(JR東海道線)「大津駅」より徒歩約15分 
・名神高速「大津IC」より車で約5分

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