「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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β線2億Bq/Lの汚染水100t流出は故意か人為ミスという恐怖。ウクライナ流血惨事、美女前首相の身柄が鍵。

2014-02-22 08:50:26 | 福島第一原発と放射能

 

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 ウクライナ情勢で大きな焦点の一つとなっているのは、ユーリヤ・ティモシェンコ前首相の身柄をどうするのかという事です。僕が、11月にキエフを訪問した際に、今、流血の惨事になっているキエフの中心地で、彼女の釈放を求める看板や反対側のブースみたいなものがあって、緊張した雰囲気まではなかったですが、彼女の身柄釈放を求める動きが強いことは現地で聞かされました。

 彼女自身、ご覧のように年齢に囚われない美女で、オレンジ革命のジャンヌ・ダルクとして、世界的にもよく知られた女性です。

 彼女の公式サイトは「ティモシェンコは、2011年、ロシアとのガス取引の署名をした結果として、彼女が個人的な利益を得ていることは証明されていません。」と記述していて、現大統領側による不当逮捕だと訴えています。

 面白いのは、彼女は西側から、ウクライナ政権は釈放すべきと圧力がかかる存在のみならず、天然ガスの取引に関して彼女が首相在任当時にロシアと契約しているため、彼女がロシアとの天然ガス取引を巡って、私的利益の為に犯罪をおかしたということになると、天然ガス取引そのものについて問われる構図になるのです。このため、現大統領に近いロシア側としても、彼女を完全に敵対的とするとは、一概には言えない構図です。しかも、彼女を中核にした野党勢力は、議会内で一定の議席があり、今回のキエフ争乱で民衆側の中心はここにあります。

 彼女自身、いろんな政治勢力や他国と、虚々実々の駆け引きを続けてきた女性で、その表向きの主張と異なり、実像は清廉潔白とは言えません。政治家であり、なおかつ実業家として、オレンジ革命後、様々な利得も勝ち取った女性です。

 しかし、そうしたレベルも含めて、ウクライナの民衆の中で、人気があるのも事実ですし、実際の能力があるのも、間違いはありません。しかも、政治家として、これだけの美女というのが、男女問わず、彼女を支持する人が多い理由にもなっているようです。

 尚、本日のブログ記事に使用した写真は、彼女の公式サイト、Facebookページより、引用しています。

http://www.tymoshenko.ua/

https://www.facebook.com/Tymoshenko.UA

 ヤヌコビッチ大統領は、大統領選挙を前倒しを野党側に約束したそうです。更に議会で、大統領の権限を制限する憲法改正、更にはティモシェンコ前首相の釈放ができるようになるための刑法改正も通りました(彼女を逮捕した職権乱用罪を廃止した模様)。事態は急ピッチで変化していますが、まだ予断は許しません。

 去年の11月に訪れたウクライナがどうなっていくのか。僕がバンダジェフスキー博士と散歩したキエフの中心街が、まさに流血の惨事が起き続けている現場となった状態。当面、いろんなことを確認し続けたいと考えています。

 放射能放出があった国が、30年近く後にどのような変動がおきているのかは、僕には関心事です。将来の日本を考える上でも。


中国の科技日報が福島の甲状腺がんについて伝えているようです。

人民日報のサイトに、科技日報の翻訳記事が出ています。

『福島の児童、なぜ甲状腺がんにかかりやすいのか?』

http://j.people.com.cn/95952/8541872.html

「甲状腺がんは幼児期に接触した放射線量と関連しており、接触した年齢が早いほどがんの発症率が高まり、発症する年齢が低くなる。日本の放射能汚染は、児童に大量の放射線を浴びせた特殊な例」

別に特殊な話は何も書かれていません。ふつうに福島での甲状腺がんが原発事故由来の可能性が高いという、中国の研究者たちの見解を記しているだけです。

中国や韓国を馬鹿にしたい人たちが、日本で急増しているので、はっきりと書いておきますが、馬鹿にしている相手が、実は自分たちよりもまともになってくることは、実は人の世ではままあることです。見下している相手は、見下す側にしてみれば、歪んだ目線で話が始まります。そうすると、話を間違ってとらえるケースは多くなります。しかし、見下された相手の側の目線は必ずしもそうとは限りません。そのままの姿を直視するケースがあります。

ひとつ注意すべきは、日本の原発事故について、中国政府も原発推進が強いですから、被害を過剰には誇張したくない立場であるということです。でも、そうした感覚が強いところでも、この程度の言説は政府側に近い筋から流れてくるという事です。

何が本当なのか、参考にはなるということです。



 さて、汚染水が100t、漏れ出しています。

この漏れ出しは、人為的に行われているのが明白で、東電の説明によると、ミスか故意なのかを検証している状態だそうです。ミスであれば、現場のレベルダウンは尋常ではなく、本当に話にならなくなっています。タンク管理すらできないのが東電ですし、作業員の意識低下は凄まじいということです。

故意であるなら、犯罪で、そうした傾向のある人間が、福島第一原発の処理を担当しているということが可能性が高まります。

これは恐怖です。

東電が本質的なチェックさえ、何もできなくなっている疑いを強く持つしかありません。

この汚染はβ線放射性物質は2億3000万Bq/Lは検出されているそうです。

セシウムは合算で1万3000Bq/L程度の検出ですから、如何にストロンチウム90をメインとした、β線放射性物質の量が多いのかと言う事です。

β線核種がセシウムよりもここまで多いのです。

海洋、更に近隣地下水への影響が、どんどん懸念されます。

終焉と言う言葉がどんどんと近づく気がしています。

チェルノブイリでおきた放射能拡散とは、あきらかに異次元の汚染拡散に、僕らが直面していることをいい加減に認識すべきです。

あなたの命が奪われる結果が、更に近づいているだけですから。


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 【3/1(土)ウクライナ報告会 IN 大分】 

開場・受付 14時30分~ 開演 15時~17時30分 

場所  コンパルホール4F 400会議室 (大分市府内町1ー5ー38)定員 100名(禁煙)

交通アクセス・駐車場 http://www.compalhall.jp/access.html

参加予約⇒ oita0301@gmail.com 「大分ウクライナ報告会」

        または 070-6593-9516 ( 後藤 )

託児 (2歳以上)(定員25名)

※2歳未満のお子様は保護者1名につき1人まで膝上可

①(代表者)氏名 ②連絡先(電話番号) ③参加人数 ④託児申込(名・年齢・性別・人数) をお知らせください。折り返し、申し込み方法の詳細をご連絡いたします。

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 【3/15(土)ウクライナ報告会 IN  大阪】

開場 13時 開演 13時30分~16時
場所 淀川バイブルチャーチ(大阪市都島区毛馬町3-3-26)
定員120名 禁煙

申込⇒http://kokucheese.com/event/index/146178/

大阪駅より守口車庫行きのバスで15分、毛馬橋で下車徒歩3分


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 4月以降、ウクライナ報告会の開催予定


4/5(土)沖縄 
4/19(土) 岡山
4/20(日)徳島

5月以降、北海道、広島、静岡東部で検討中。

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