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【バンダジェフスキー博士見解「放射能汚染された地域の住民に鼻血などの出血性の現象が起こることは十分あり得ます」】
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福島第一原発の汚染水処理のシステムALPSでまたトラブルが発生し、白濁しているために停止しました。すでに二系統が停止中で、最後の一系統もこれで止まったため、汚染水処理は当面できないそうです。
きょう書くのはあたりまえの話です。
しかし、そうしたあたりまえの話がなかなかできていない現状が起きている報告を北海道でも耳にしました。
そして、これはおそらく北海道以外でも、実は様々におきていることです。
これは、被曝回避の話というよりも、人としてどう生きるのか、そういう話に近いです。
最近、被曝回避で、避難・移住している方の中で、孤立している人が目立ってきている、そういう話を聞きます。
連絡が取れなくなった。電話をしても出ない。どこの集まりでも顔を見ない。
三年の時間経過があり、もうなかなか活動が出来ないということは当然にあると思います。
一生懸命やり続けることも難しい。それも良くわかります。
だから、日常、仕事や違うことをしていて、従来のこうした活動周りから遠ざかりたい、それなら理解できます。
こういう話なら僕から何も言うことはありません。
でも、おきている状態は多分違います。
一番目のケース。周りとの人間関係に不信感を抱いて、例えばどんどんと隔絶していくケース。
こういう報告は、次々に僕のところには届きます。
いろんな方の相談も多く聞いています。勿論、大半の人は普通に相談をされていますが、その相談の状態がセンシティブになっていって、そういう場合、僕の返答が気に入らないために、攻撃的な言説を吐く方も発生するような状態もあります。
こうした場合には、僕はそういう方とは距離をあけるようにしています。
直接、会うような地域的距離感にいない方が、一方的に言われだした場合、対処方法はありません。しかも、僕は精神科医でも心理カウンセラーでもありませんから、その方たちとのお話はお話でしかありませんから、攻撃的になっている人に対応する必要など僕には全くありません。
こういう人たちが身近に行く先があれば、まだ良いです。
しかし、こうなっている人たちを、目と目が合う距離で対応してくれる人ばかりでは、世の中はありません。
当然、周りからも疎んじられています。こういう人たちの孤立は進むと思います。
更にまずいケースもあります。
二番目のケース。そうしたトラブル的な関係さえもおきていない、まわりとの関係がない移住者・避難者のケースがあります。
これはまだ、いろんな避難・移住者の場やネットワークに顔を出している人なら、なんとかなるのですが、そういうところに、元々全く顔を出さない人の場合です。
さらにその人が避難・移住先の地元の繋がりが強ければよいのですが、そうした繋がりが出来ていないケース、しかも、母子避難で親類縁者がいなかったり、親族などが居ても疎遠だったり関係性がかなり悪いケースなどです。中には、実家に戻っていても、親などと折り合いが相当悪いケースもあります。
避難・移住を両親から責められる、母親もいますから。
そうすると、避難・移住先で繋がる相手がまったくいなくて、心理的に不安になっていったり、少しずつ追い詰められる状況もよくおきていると思います。
一番目の場合は、その人たちの意識にそもそも何かあるケースで、対応の施し様がないことは、最近増えていると僕は実感しています。こういう場合は、本人達が攻撃的になっている段階で(妄想的でもあります)、対処の方法がありませんし、物理的に距離がある僕などは、そういうことがおきると、関係性を切ることしか判断はありません。こういうケースの対処を各地で、現実に知っている関係でもおきている場合も難しいです。まわりの負荷は大きくて、そこに対処する義務は、知人レベルではありえません。このケースでは有効な対処法がありませんし、実は精神科や心療内科的なところに行くのが早いとは思います。
活動的な人ほど、迷路にはまるととんでもないところに行きます。
二番目の場合は、あきらかに対処法があります。まず、とにかく、避難・移住先でどのようなつながりでもよいので、最低限意思疎通が出来そうな人を、三人は確保することです。被曝に関しての思いを共有するということよりも、話して何か分かち合える人(親友とかのレベルよりも遥かに前段階)を三人確保できるのかどうかにまず徹することです。避難者のつながりでも良いし、日常のアルバイトや仕事のゾーンでもかまいません。お子さん達が行っている先の関係でもかまいません。
何となく顔を合わせて、ちょっとしたことが電話できる人を三人作ると決めて下さい。
こういう繋がりができると、自分がいろんなことで追い込まれていくプロセスに入りそうになったときに、違う話でもよいから話を他人とすると、そうした落とし穴にはまらずに済む事があるからです。
回答は、悩みごとに直接回答できることばかりではありません。
回答は、思いもかけない、関係の無い話題に潜んでいることが実はよくあります。
人間は何が救いになるのかはわかりませんから。
しかし、その救いが、一見関係のないことでもたらされていることはあっても、それは殆どの場合、何かの人間関係のつながりで、レスキューされるのです。
ただし、それを一人の人になると、相手は重く感じて、ほぼ逃げます。
それを避けるためには、答えは簡単です。
複数の人にそうしたルートを持つようにしたほうが良いのです。
しかし、人間関係がうまくない、孤立しやすいタイプの人は、数多くは難しいでしょう。
だったらまず三人程度、そうした付き合いが出来そうな人、何か話したり電話をかけられそうな人を、どんなつながりからでも良いので、避難移住先で見つけることから始めて下さい。
それは大切なことだと思います。
そして、第一のケースのような場合は、むしろ被曝回避的な活動の外でそういう関係を見つけられるしかないと思います。自分の他者への振る舞い・言動がどういう影響を与えているのかを、客観視できるかどうかが無いとダメですが。実は、精神科医や心療内科的な対応にアクセスするのは、そのために不可欠だと思っています。
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このイベントは、静岡東部でそうした人間関係を作るのに役立てばよいですね。
【6/1(日) 木下黄太講演会 in 三島 チェルノブイリの今を通して見る食の安全】
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13時15分開場、14時~16時30分終了予定。
(静岡県駿東郡長泉町下土狩1283-11)
沼津駅から二駅のJR御殿場線下土狩駅隣接。新幹線三島駅よりは1.5キロで、徒歩19分。駐車場有。
終了後、情報交換会があります。
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