本日金曜夜に配信予定のメルマガ16号は以下の内容です。
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木下黄太メールマガジン [第16号 2014/5/23]
< 毎週金曜発行 >
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【 福島の子どもたち89人が甲状腺がん(疑い含む)という状況から、医師たちが考える健康被害 】
【「福島への修学旅行」に取り込まれた岡山や台湾の高校生達、あからさまな狙われた理由 】
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さて、大飯原発の運転中止をせよという判決が、福井地裁から出されました。この判決文の内容は、その内容を虚心坦懐に読めば、こういう活動を続けている僕からすると、手放しで喜びたい内容ですし、それはブログにも書きました。しかし、このメールマガジンでは、違うことを言及しておきます。これは、一般の人たち、その立場が被曝回避側であっても、相手側であっても、そのまま伝えると誤解に誤解をする構造と思うので、ブログには書きづらかったのです。
この続きが読みたいあなたは⇒⇒⇒⇒http://www.hoshanobogyo.com/
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「美味しんぼ」騒動に関して、本日東京で、集会と記者会見が行われるようです。
この会見にメインで登場する西尾正道医師が「鼻血論争について」の見解をまとめました。西尾医師は、日曜に札幌でおこなった僕のウクライナ報告会にも来ていただいていました。まず、お読み下さい(画像データなどは割愛し、そのデータについて加筆されている部分は、省略)。
緊急集会《「タブー化」していいの?被ばくと健康~「美味しんぼ」騒動を考える》
本日14時~ 参議院議員会館にて
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「鼻血論争について」 2014年5月18日
北海道がんセンター 名誉院長 西尾正道
巷では、今更になって鼻血論争が始まっています。事故後は鼻血を出す子どもが多かったので、現実には勝てないので多くの学者は沈黙していましたが、急性期の影響がおさまって鼻血を出す人が少なくなったことから、鼻腔を診察したこともない放射線の専門家と称する学者達は政府や行政も巻き込んで、放射線の影響を全否定する発言をしています。
しかし、こうしたまだ解明されていない症状については、根源的に物事を考えられない人には、ICRP の基準では理解できないのです。ICRP の論理からいえば、シーベルト単位の被ばくでなければ血液毒性としての血小板減少が生じないので鼻血は出ないという訳です。しかしこの場合は、鼻血どころではなく、紫斑も出るし、消化管出血も脳出血なども起こります。しかし現実に血小板減少が無くても、事故直後は鼻血を出したことがない多くの子どもが鼻血を経験しました。伊達市の保原小学校の『保健だより』には、『1 学期間に保健室で気になったことが2つあります。 1 つ目は鼻血を出す子が多かったこと。・・・』と通知されています。また DAYS JAPAN の広河隆一氏は、チェルノブイリでの2万5千人以上のアンケート調査で、避難民の5人に1人が鼻血を訴えたと報告しています。こうした厳然たる事実があるのです。
この鼻血については、次のように考えられます。通常は原子や分子は何らかの物質と電子対として結合し存在しています。セシウムやヨウ素も例外ではなく、呼吸で吸い込む場合は、塵などと付着して吸い込まれます。このような状態となれば放射化した微粒子のような状態となり、湿潤している粘膜に付着して放射線を出すことになります。そのため一瞬突き抜けるだけの外部被ばくとは異なり、準内部被ばく的な被ばくとなるのです。
健康影響は、不溶性の放射性微粒子が、粘膜が湿潤した鼻・喉頭・口腔・咽の広範囲な粘膜に付着すると影響は強く出ます(面積効果)。これらの準内部
被曝という観点では、①セシウムホットパーティクル②不溶性の微粒子③付着して被ばく④面積効果⑤子どもは高感受性、などを評価する必要があります。
事故後の状態では、放射性浮遊塵による急性影響が真っ先に出ます。放射性浮遊塵を呼吸で取り込み、鼻腔、咽頭、気管、そして口腔粘膜も含めて広範囲に被ばくすることになりますから、最も静脈が集まっている脆弱な鼻中隔の前端部のキーゼルバッハという部位から、影響を受けやすい子どもが出血することがあっても不思議ではありません。
また咽が痛いという症状もこうした機序によるものです。この程度の刺激の場合は粘膜が発赤したりする状態にはならず、診察しても粘膜の色調変化は認められませんが、粘膜の易刺激性が高まるため、広範な口腔・咽頭粘膜が被ばくした場合は軽度の痛みやしみる感じを自覚する訳です。受けた刺激を無視し、採血や肉眼的な粘膜炎所見などの明らかな異常がなければ、放射線が原因ではないとして刺激の実態をブラックボックス化する ICRP の評価だけでは事実は解明できません。
ICRP の健康影響評価では現実に起こっている被ばくによる全身倦怠感や体調不良などのいわゆる「ぶらぶら病」も説明できません。そのため何の研究や調査もせずに、精神的・心理的な問題として片付けようとする訳です。今後、生じると思われる多くの非がん性疾患についても否定することでしょう。鼻血論争は、未解明なものは全て非科学的として退け、自分たちの都合のよい内容だけを科学的とする従来の ICRP 主義の人たちの発言の始まりでしかないと思います。
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西尾医師の文書でもよく理解できますが、そもそもこの鼻血問題を最初に伝えているときに、僕は、高い線量の被曝をして、その被曝によって、血小板減少がおきて、鼻血が起きていると考えたこともありませんし、そうした主張もしたことがありません。
僕も含めて、初期からこの事実を伝えている人たちはほぼ似たようなスタンスと思います。
鼻血という現象が起きていることを報告しているだけです。
その原因として、被曝も疑っているが、それはいろんな要因を考えている(粘膜の刺激など)結果であって、血小板減少による鼻血という発想ではありません。それなのに、勝手に血小板減少の話ばかり言い出し、その話がありえないから、鼻血を否定するというようなありえない構造で否定的言説が続いたことを当初から相当に訝しく感じていました。
これは、その鼻血という現象伝えている事を、最初から違う方向に誘導したい話だとずっと思っています。
ですから、確認しておきます。
「鼻血は、急性被曝により大幅な血小板減少が原因であると、そもそも言っていません。」
参考に、僕のブログで2011年の5月に、鼻血などの話を書いた記事を再掲載しておきます。この文章に、僕は今でもそんなに違和感がありません。
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警告:東京など首都圏で低線量被曝の症状が子どもたちにおきているという情報
2011-05-29 17:29:02
このことについて、まだ、医学的な確認が取れていませんが、確認がとれるのをまっていたら、事態がさらに進行する危険を感じ始めたため、先に書いておきます。きのう、百人が参加した、松戸の講演会でも、この話が出ました。東葛地区でとくに最近、喉の痛みや、リンパの異常などを訴える子どもたちが多くなっていると言う話です。身体がだるくなる、元気が出ない、風邪でもないのに咳が出る、など。口の中に金属っぽい感覚がすると言う話や、乾燥していないのに顔の皮膚がひりつくという話が出ています。ふだん全く鼻血を出した事のない子どもが、鼻血を出すと言う話も。医療機関に相談するケースが増えていると聞きました。言うまでもなく、おきているのは子どもだけでなく、大人にも同様の症状が起きているという話ですが、子どもの方が目立つと言うことです。 勿論、関係のないケースもあるかもしれませんが、非常に心配される話です。さらに、神奈川から聞こえてきた話は、中学生の野球チームが三月の二十三日に半数が吐き気と下痢、鼻血を突然出して、動けなくなった事。食中毒でなく原因がよくわからない話になっていて、その後子どもの体の切れが悪く、大幅に調子が落ち続けている事。
この東葛エリアで、のどの痛みを訴える子どもたちが、3月後半から、急増しているのではないかという情報をどう精査するのか。もちろん、別の感染症のはやりも考えられますが、放射性物質による影響であれば大変ですから、症例数を確認して、何か有意な事がいえるのかどうかを検討する作業も行われそうだと聞きます。こうした、被曝による症状として、何らかの因果関係が推定される事象があるのなら、体内に取り込んでいる放射性物質をホールボディカウンターで計りたいと言う要求はとても増えると思います。国が駄目なら、民間で資金を集めて、少しでも増設するようにと、考えるしかありません。この被曝量を計るべしという考えは、この被曝による影響の見積もりがいまだに為されていない不安感を払拭するために必要です。台数が少ない事を理由にして、ほとんど計測できません。
きょう、「チェルノブイリのかけはし」という団体の野呂代表とも話をしましたが、チェルノブイリでのいろんな活動経験から、低線量の被曝地域の中の方が、初期症状が出易いと言う認識を話をされます。「東京も、基本的にはチェルノブイリの低線量地域並みに汚染されている」とお話になります。ここの団体の相談会にも、首都圏のお母さんから、かなりの相談が寄せられています。喉の痛みを訴える相談はかなり集中してきている事、子どもの抵抗力が落ちてくる事。鼻血もあるし、粘膜の異常を訴えることもあるそうです。とにかく子どもたちに元気が出ないという話なのです。「福島はチェルノブイリのゾーン1とかゾーン2の移住ゾーンですが、高濃度被曝だから初期症状がチェルノブイリの時の感覚ならまだまだすぐにはわかりにくいですが、低線量の地帯の方が、初期の被曝と見られる症状が、はやくでる」という認識だそうです。重症な身体の不調でなく、軽微だが異常がおきる症例がはやくおきるということです。
僕も考えますが、ここには、免疫のシステムが関係しているのかもしれません。体内に入った異物を取り除きたい身体のシステムが、いろんな不調を示しているということ。まだ、それが機能するだけ、被曝レベルが大きくないのかもしれません。しかし、これから考えると、低線量の被曝が継続して続いていて、土が汚染され呼吸からも放射性物質を受け取り、さらに野菜などの食物や牛乳などから内部被曝が恒常化する状態に首都圏がおかれる恐怖と言う事です。つまり、危機はもう三ヶ月近くも、水面下で続いていた訳で、段々と、幅が狭まっている気がしています。
野呂さんは「都会は雨で表面の汚染が薄まるから、むしろ食べ物による内部被曝の警戒が、移住と言う選択よりも優先では」ともおっしゃいます。福島ほど差し迫っている状況ではないですが、ただし、危険はあるということです。「茨城や千葉は、土壌が多い場所なので東京よりもさらに心配です。コンクリートはまず流れていくが、土は流れない。チェルノブイリの問題は土に放射性物質が残留して大変だったのです。大都市部の考え方はちがうかもしれない」とおっしゃいます。ここは、人により見解が分かれるかもしれませんが、危機の対処をどうするのかと言う事です。
本当はどうなるのかは確実には分かりませんが、ちゃんと分かったときには既に大変な事態なのです。白血病や甲状腺のガンといった明確な状態ではなく、あいまいな免疫系等の初期症状などに繋がるケースは容易に想定されます。ソ連が隠しているかもしれませんが、当時チェルノブイリから130キロのキエフは、被曝被害がほぼないとされ、放射線管理区域にも入っていませんでした。しかし、実際は、この街でも子どもたちの健康被害は出ています。そして、東京は、現在の一部の土壌調査の数字が、放射線管理区域のゾーンにあることを示しています(勿論これより低いところもありますし、東葛地区などでは、さらに高い希望移住ゾーンになる場所がある可能性も否定はできません)。そうすれば、子どもに、喉の痛み、リンパ、免疫系等の異常を示す話が出ていも、なんらおかしくはありません。
とにかく、事態はさらに猶予がならないことになっている可能性が否定できません。最低限、お子さんの内部被曝を避けるために、野菜、牛乳の産地を厳しく吟味して下さい。以前に製造されている脱脂粉乳も最後は選択肢にしてください。水産物は、小魚や貝などから注意が必要です。産地をチェックする作業を怠らないで下さい。
首都圏での子どもの異変についての情報で、曖昧な形で書き込めるものは、コメント欄に。具体的な情報は、連絡先を添えてメールでお寄せ下さい。コメント欄で書いている方でも、具体的にさらにお伝えいただける方は、是非メールしてください。これは大切です。医師の皆さん、特によろしくお願いします。
未明に書いて消えた原稿よりも(コピーいただき復活しました。ありがとうございます。)、さらに懸念が高まった原稿です。どうも、当初想定よりも、最近空間への大量放出がおきていないのに、深刻な状態が、東京などの首都圏にもうおきはじめていれば、大変な話です。話が深刻で、首都圏住民に強い警告になりますので、書くことを躊躇する気にもなる話ですが、僕はやはり危険がある可能性を言うしかありません。
一緒に自分や自分の大切な人の身を守ることに努力してください。事態は切迫していますし、そのために大きな流れが始まっている気がします。声をあげるしかありません。
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満員で随時キャンセル待ちです。
【5/31(土) 木下黄太と話す被曝問題 in 世田谷】
申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/173706/
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【6/1(日) 木下黄太講演会 in 三島 チェルノブイリの今を通して見る食の安全】
静岡県・三島市や沼津市エリアでの開催です、是非ご参集下さい。
13時15分開場、14時~16時30分終了予定。
(静岡県駿東郡長泉町下土狩1283-11)
沼津駅から二駅のJR御殿場線下土狩駅隣接。新幹線三島駅よりは1.5キロで、徒歩19分。駐車場有。
終了後、情報交換会があります。
申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/171965/
また、下記のメールアドレスでも申込を受け付けています。
kouenshizuoka@gmail.com でも受け付けています。
氏名、連絡先電話番号、郵便番号、必要枚数 をお知らせください。
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