学校導入のWindowsタブレットを放課後学習支援にも・・・ 過日、某市内のボランティア団体の事務局会議が開催されましたが、市担当者からのお話では、Windows10Sタブレットを全児童生徒分購入し、コロナ対策の一環として、ID登録・自学自習できる授業システムを導入したとのことでした。これで、ソーシャルディスタンスを十分取りながら分割授業が行える体制の目途がついたそうです。 たいへん喜ばしいことです。
ついては、放課後教室(ボランティアによる学習支援)でもタブレット導入を進めてはどうかという提案がなされました。以下に、私見ですが、コロナ対策上の利点と環境整備について述べたいと思います。
放課後学習会でもソーシャルディスタンスを取るためにタブレットは有効
1.Zoomの画面共有機能で、個々の児童生徒の教科学習中のアプリの画面が大型テレビに表示されるので、指導助言のために近づき過ぎなくて良い。
2.Zoomの音声共有機能で、個々の児童生徒の質問があれば、近づかなくても、タブレットでやり取りできる。
3.宿題のドリルやノート、定規、コンパスなどの教具をお互いに手にとって触ることがないので安全である。
4.その日の学習結果がサーバーに自動的に蓄積されるので、ボランティア同士や担任教師が集まって事後に学習状況を話し合うような三蜜の場面を持たなくて済む。
ざっと自分の頭でとっさに思いついただけでも、以上のような利点が考えられます。ただし、これを実行するには、研修が必要なので、環境整備について、たとえば以下のように要望するのがいいのかな?と思います。
導入に伴う環境整備の要望について(私案)
1.ボランティア5人に1台程度タブレットを購入し、日々の授業での使い方の研修を行う。
2.Windows10sというタブレット専用のOSの機能制限を解除して、任意のアプリをインストール可能にする。
3.ボランティアにも、学習システムのライセンスを付与して、教材研究できるようにする。
4.機器のトラブルは、専門技術者のサポートを随時受けられるようにしてもらう。
授業に必要な機器について
1.経費節減のために何もインストールされていない格安機種でMSOfficeは不要。無料版でよい。
2.大型モニタにサーバーとなるPCを接続し、児童生徒と指導者全員のタブレットの画面がズームの共有機能でサーバー画面に映し出されるように、設置してもらう。
以上