義父は、タイピングも若いころから堪能でしたので、60歳ごろから、ワープロを練習しはじめました。60の手習いですが、それ以前にローマ字字入力の素養があったのですから、別段そういうことは当てはまらないのかも知れませんが、それにしてもずいぶんと新しいものが好きな性格であったようです。そして、このワープロもパナソニックのものを使っていたのですが、私の妻の長姉が東京から古いPCを送ってきましたのでもっぱらそれを愛用し始めたのです。でも、使っているうちにキーボードがつぶれて液晶も暗くなったので外付けのキーボードと液晶をつけましたところ、さほど支障なくwindows98が稼動していました。
ところが、毎日毎日天声人語を入力しているうちにHDDが傷み出しましたので、起動に時間がかかるようになり、ファンクションキーの1番を押して再起動しなければ使えませんでした。それで、私がHDDの傷んだところを使わないように修理して、windows98を再インストールして何とか使用に耐えるようにしました。思えば、こんな超古くて待たされるNECのNW230なんて機種を目の前にして、「こんな古い機械は遅すぎてストレスがたまりますわ!」と言いたいところでしょうが、義父は長姉がわざわざ送ってくれたものですから、そんな不遜な言葉は一切口にせずに、ただひたすら天声人語の入力を毎日毎日続けておられたそうです。
私は、今になって思うのですが、長生きの秘訣は実はこんな気持ちの持ち方にあるのではないだろうか?・・・つまり、いくら古くて動作の遅い機械であったとしても、それが「わざわざ自分の娘が送ってきてくれたものだから、大事に使おう」・・・という自然な心情が沸くことは、とても大切な「永遠の命」につながることなのだと思うのであります。
おかげさまで、指を毎日器用に動かすものですから、ボケ防止の効用は十分にあったのではないでしょうか? <STYLE type=text/css> </STYLE> <SCRIPT type=text/javascript> </SCRIPT> <SCRIPT language=javascript src="http://im.excite.ov.yahoo.co.jp/js_flat/?maxCount=4&source=excite_jp_exblog_im&outputCharEnc=utf8&ctxtId=blog_006&type=2_ads_per_4_bbs_blog_d&ctxtUrl=http%3A%2F%2Fpxf01717.exblog.jp%2F&ref=http%3A%2F%2Fwww.exblog.jp%2Fmyblog%2Fentry%2Fcomplete%2F%3Feid%3Da0220807%26msg%3D1%26nxt%3Dhttp%253A%252F%252Fpxf01717%252Eexblog%252Ejp%252F" type=text/javascript></SCRIPT> <SCRIPT type=text/javascript> </SCRIPT>