名古屋北部青年ユニオン  2012/8/13~

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バイトに「辞めるなら、ミスが多いので懲戒免職」と脅し、組合が語る「温野菜」の実態

2015-09-14 | 労働ニュース
4カ月間連続勤務や合計10万円以上の「自腹購入」を強いられたうえに、大学の単位もすべて落とした――。飲食チェーン「しゃぶしゃぶ温野菜」でアルバイトとして働いていた大学2年の男性と労働組合「ブラックバイトユニオン」が9月10日、フランチャイズ本部と店舗運営会社に対して、未払い賃金の支払いや、職場環境の改善などを求めて、団体交渉を申し入れた。

ブラックバイトユニオンは9月14日、東京都内で記者向け説明会を開いて、フランチャイズ本部「レインズインターナショナル」(横浜市)から団体交渉を拒否されたことや、店舗運営会社から団体交渉に対する回答を保留されたことを明かした。

●1日12時間労働で、4カ月間1日も休まず働く・・・

ブラックバイトユニオンによると、今回、男性が声をあげた背景には、あまりにも酷いアルバイトの労働環境があったのだという。

男性は2014年5月から、首都圏の「しゃぶしゃぶ温野菜」の店舗にアルバイトとして勤務。当初は「比較的まともな職場環境」だったが、2014年秋以降、店の人手不足が深刻化して、男性の労働時間が増加していった。

多忙さから、男性が昨年12月と今年3月に「辞めたい」と申し出た。ところが、店長から「辞めるなら、ミスが多いので懲戒免職にする」などと脅されたり、数千万円の損害賠償請求を示唆されたりなどして、辞めたくても辞められない状況に追い込まれたという。

男性は1日12時間労働で、今年4月中旬から8月中旬までの4カ月間は、1日も休んでいなかった。ブラックバイトユニオンは、今年7月の労働時間について「およそ350時間以上になる」と試算する。しかし、労働時間を管理する店長が不正をおこない、その間に本来支払われるべき賃金は半分以下しか支払われていない。また、合計10万円以上の「自腹購入」までさせられていたという。

●「典型的なケースがすべて詰まっていた」

深夜までに及ぶ長時間労働のため、男性は大学にほとんど出席することができず、今年度前期の単位はすべて落としてしまった

バイトに「辞めるなら、ミスが多いので懲戒免職」と脅し、組合が語る「温野菜」の実態
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「持ち帰り残業で過労自殺」 遺族が英会話大手を損賠提訴 大阪地裁

2015-09-14 | 労働ニュース
金沢市で平成23年、大手英会話教室の講師だった女性=当時(22)=が自殺したのは、長時間の「持ち帰り残業」による過労が原因だったとして、大阪府内に住む女性の両親が14日、勤務先の運営会社「アミティー」(岡山市)に約9100万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。

 両親側は訴状で、自宅での教材カード作成など、大量の持ち帰り残業を強いられたと主張。自殺前2カ月間の時間外労働は月平均114時間で、国の過労死認定基準(2カ月以上にわたり月平均80時間以上)を上回っていたうえ、上司から日常的にパワーハラスメントを受けていたとし、会社側が適切な労務管理を怠ったと訴えている。

 提訴後に会見した父親(64)は「会社側から娘が勝手に残業したといわれたが、納得できない。事実を明らかにしたい

「持ち帰り残業で過労自殺」 遺族が英会話大手を損賠提訴 大阪地裁
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