名古屋北部青年ユニオン  2012/8/13~

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過酷な労働現場を描く2冊の”潜入ルポ”~昭和・平成から引き継がれた課題~

2019-05-05 | 労働ニュース
『アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した~潜入・最低賃金労働の現場~』(光文社)という本があります。イギリス人ジャーナリストのジェームズ・ブラッドワース氏が2016年から2017年にかけ、Amazonの倉庫作業員、訪問介護士、自動車保険のコールセンターのオペレーター、Uberのドライバーという仕事に就き、イギリスの低賃金労働者の実態を探った"潜入ルポ”です。
ゴールデンウィークに気楽な気分で読むには不向きというか、むしろ読み進むごとに鬱々とした気分にさせられる内容ですが、令和の時代の労働のあり方を考えるには、ぜひ読んでおくべき本だと思います。
私はこれを読んで、昭和48年に出版された『自動車絶望工場』を思い出しました。こちらは、ルポライターの鎌田慧氏がトヨタの本社工場に6ヶ月間契約の期間工として潜入し、過酷な労働の体験を書き綴った名作ルポです。
45年以上も前の高度経済成長期まっただなかの話ですから、時代は大きく変わっています。しかし『自動車絶望工場』と『アマゾンの倉庫で~』で描かれる労働者の苦境はよく似ていて、かつ問題は以前よりも複雑化していることがわかります⇒続きはコチラ・・・・
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私が過ごした平成「社畜」時代 会社に寝泊まり、机にはレタス…

2019-05-05 | 労働ニュース
 私が会社に入ったのは平成9年(1997年)でした。バブル期は終わり不況の時代に入ってはいたものの、「長時間労働するヤツがエライ!」的雰囲気はまだ残っていました。会社には平成13年(2001年)までの結局4年しかいなかったのですが、今考えても「あの時の社畜っぷりってどうしてあそこまでやれたのだろうか……」と思います。
 私は広告会社の博報堂に入ったのですが、最近も同社の人と仕事をすると明らかに平成10年代と比べて長時間残業は減っているようで、労働時間も短くなっています。電通の過労死事件があったことも影響し、広告業界自体が「働き方改革」を進めていることをひしひしと感じます。
 2001年からフリーランスになり18年が経ちますが、どう考えても労働時間がもっとも長かったのは、会社員時代の2年目~4年目だと断言できます。通常、フリーランスは下請けのため、もっとも長時間の労働を強いられるのかと思いきや、どうも会社という組織にいることが長時間労働の温床であり、それが「社畜」になるのでは……なんてことを今となっては思います。それでは今では考えられない平成の「社畜」エピソードをいくつか紹介します。とにかく残業が多かったのと、今では非常識なことがまかり通っていた感があります。
タバコはどこでも当たり前だった
 会議室には灰皿が設置されており、参加者6人中5人が喫煙者なんてこともザラでした。常に煙幕が張り巡らされており、唯一の非喫煙者である私としてはしんどかったのですが、同席しているのはいずれも年上の皆様方のため、文句を言うことなどできません。1時間半ほどの会議をすると、直径15cmほどの銀色の灰皿は吸殻でいっぱいになっていました。⇒続きはコチラ・・・・
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新たなパワハラ対策、策定へ=有識者活用、上意下達の脱却狙う-防衛省

2019-05-05 | 労働ニュース
 防衛省は、今夏にも新たなパワハラ対策をまとめる方針を固めた。

 近年、懲戒処分事案は増え続けており、既存の方策では不十分と判断した。外部有識者の助言を受けながら、防衛相訓令の改定やこれまでの対処方針の見直しを含め、6月中に具体的な対策の方向性を打ち出す。同省幹部が3日、明らかにした。

 知見を仰ぐ有識者は2人。パワハラで部下をつぶす上司を分類した「クラッシャー上司」の著者で筑波大院教授の松崎一葉氏と、自殺問題に詳しい同大教授の高橋祥友氏。同省はアドバイザーとして新対策の策定に関与してもらう考えだ。

 有識者を活用するのは、訓令などに基づいて省内で策定した被害者の相談窓口となるホットライン設置やパワハラ防止教育の実施などの効果が上がっているとはいえない現状がある。

 実際、防衛省・自衛隊のパワハラを含む私的制裁に関する懲戒処分は2013年度42件だったが、16年度は94件。17年度は114件で、増加に⇒続きはコチラ・・・・
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百貨店勤務40代女性が「リストラ部屋」で見たもの

2019-05-05 | 労働ニュース
◇退職勧奨を拒否

 某有名百貨店に勤務していた40代の女性社員は、職場でいじめを受けた。このいじめは、彼女が退職勧奨を拒否した頃から始まった。

 売上高が年々減りつつある百貨店業界は、「斜陽産業」と呼ぶのがふさわしく、郊外や地方の店舗の閉鎖の発表も相次いでいる。彼女の勤務先も例外ではなく、リストラが進められた。

 表向きは希望退職制度だが、実質的には肩たたきである。給料が高いベテランや能力不足の社員を中心に肩たたきが行われ、割増退職金を手に多くの社員が去っていった。しかし、この女性は独身で、生活に不安があったので、百貨店に残る道を選んだ。

 ◇女性上司からの嫌がらせ

 すると、女性上司からの執拗(しつよう)な嫌がらせが始まった。この女性に郵便物が届くと、上司は手渡したり机の上に置いたりするのではなく、投げて渡した。コピーを取りに行く際にすれ違うと、ぼそっと「邪魔」と言われた。それでも耐えていたら、しまいには彼女の後ろを通るたびに「死ねばいいのに」と⇒続きはコチラ・・・・
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改元10連休でビジネスマンを襲う「史上最大の五月病」がやって来る!

2019-05-05 | 労働ニュース
■五月病から四月病へ
――平成から令和に代わるタイミングで10連休となります。でも休みが長すぎて、新入社員をはじめとする若いサラリーマンたちを「史上最大の五月病」が襲うんじゃないかと編集会議で話題になりまして。

今日は、ビジネスマンのメンタルヘルスに精通する産業医の大室正志先生に警鐘を鳴らしていただけたらと思います。

大室 史上最大の五月病ですか。ないと思いますよ。

――まじかよ。いきなり企画の全否定! 

大室 私の経験では五月病は減っているんですよ。

――そうなんですか?

大室 まず五月病について解説しますね。これまでの新卒一括採用・終身雇用、つまり「学校を出て最初に入った会社で一生働く時代」に社会人になった人は、「ここで足を踏み外したら自分は一生、社会の落伍者になる」というプレッシャーが非常に強かった。特に入社直後の4月は、たとえ本人が自覚していなくてもずっと緊張していて、研修を受けているだけでも緊張が続き、疲れがたまるものです。

そんな状況でGWに入ると、一日や二日の休みでは気づかない疲れが、数日休んで緊張の糸がほぐれることで顕在化し、心身のバランスが崩れる。そして連休が明けても体調が戻らず、会社に来られなくなる。これを五月病と呼んだわけですね。だから確かに新入社員が多いけど、社内の人事異動で勤務環境が変わった人にもよく起きるし、当然、夏休み明けに発症する場合も多いです。

――そんな五月病が減っているのはなぜですか。

大室 今、私が産業医の現場で感じるのは、パワハラはおろか、まだ現場に入る前のオリエンテーションしかやっていない段階でも、「ここ、ちょっと違うな」と思っただけで会社に来なくなる新入社員が、この⇒続きはコチラ・・・・
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