非正規雇用に依存した経営方針は変わらないので、引き続き安定雇用を増やすように尽力いただきたいが、時給の引き上げによる労働分配率の改善は歓迎したいものである。
人手不足に苦しんでいる企業は、事業費全体を見直し、労働者に支払う賃金へ傾斜配分すれば、問題が改善に向かうことも示すことが出来ただろう。人がいないのではない。まともな求人にしないから人がいないのである。
近年の日本企業の特徴は、東証一部上場企業も例外なく、非正規雇用を拡大させ、労働分配率を著しく抑え込んできた。
利潤が過去最高益であっても、労働者に支払われる賃金、特に非正規雇用の労働者への賃金は大して上がらないままであった。
一方で、役員報酬は増加、株主配当は増配という状況でもある。
(株)ZOZOの功績は、この現代の雇用状況に改善の一手を打ったことにあると言ってもいいだろう。
賃上げ効果は日本全体にどのような影響を与えるのか
では、そもそもZOZOのように、非正規労働者の賃金を引き上げると日本全体にどのような効果があるのか考えてみたい。
結論から先に言えば、非正規労働者への賃上げは日本を救うと言っても言い過ぎではないということだ。
子どもの貧困、ワーキングプアが減る
まず、1つ目に、子どもの貧困、ワーキングプアが縮減されることになる。
日本における子どもの相対的貧困率は、13,9%と言わ⇒続きはコチラ・・・・
人手不足に苦しんでいる企業は、事業費全体を見直し、労働者に支払う賃金へ傾斜配分すれば、問題が改善に向かうことも示すことが出来ただろう。人がいないのではない。まともな求人にしないから人がいないのである。
近年の日本企業の特徴は、東証一部上場企業も例外なく、非正規雇用を拡大させ、労働分配率を著しく抑え込んできた。
利潤が過去最高益であっても、労働者に支払われる賃金、特に非正規雇用の労働者への賃金は大して上がらないままであった。
一方で、役員報酬は増加、株主配当は増配という状況でもある。
(株)ZOZOの功績は、この現代の雇用状況に改善の一手を打ったことにあると言ってもいいだろう。
賃上げ効果は日本全体にどのような影響を与えるのか
では、そもそもZOZOのように、非正規労働者の賃金を引き上げると日本全体にどのような効果があるのか考えてみたい。
結論から先に言えば、非正規労働者への賃上げは日本を救うと言っても言い過ぎではないということだ。
子どもの貧困、ワーキングプアが減る
まず、1つ目に、子どもの貧困、ワーキングプアが縮減されることになる。
日本における子どもの相対的貧困率は、13,9%と言わ⇒続きはコチラ・・・・