男性は発症前1年間、平均して1カ月あたり約250時間もの時間外労働をしており、判決は「免疫力に著しい異常が生じていた」と発症と業務との因果関係を認めた。
「こんな酷い勤務で倒れて最終的に亡くなってしまったのに、たまたま心筋炎だからという理由で認められないのは納得できない、仕事以外に理由はないのに」。男性の妻は労災の支給が認められず、こう話していたという。
急性心筋炎は、労災認定の補償の対象となる疾病「職業病リスト」に入っていない。原告側代理人の波多野進弁護士は「裁判所は行政と異なり、対象かそうでないかで判断基準は変えていない。対象疾病ではなく免疫力低下という点に着目して判断したことは、労災の間口を広げるいい判断だ」と話す。
●午前8時に出勤、夜中に仕込みも
判決などによると、男性は2009年6月から正社員として勤務。レストランは「ミシュランガイド」にも掲載されたことのある評判の高い人気店で、ランチもディナーもいつも満席だった。男性は午前8時に出勤し、ランチとディナーの営業の間に休憩を1時間ほどとっていた。深夜0時ごろに客が退店した後、夜中に仕込みをしたり、発注、掃除作業をしていた。
男性は12年11月、心臓を動かしている筋肉(心筋)にウイルスが感染➡️続きはコチラ・・・・
「こんな酷い勤務で倒れて最終的に亡くなってしまったのに、たまたま心筋炎だからという理由で認められないのは納得できない、仕事以外に理由はないのに」。男性の妻は労災の支給が認められず、こう話していたという。
急性心筋炎は、労災認定の補償の対象となる疾病「職業病リスト」に入っていない。原告側代理人の波多野進弁護士は「裁判所は行政と異なり、対象かそうでないかで判断基準は変えていない。対象疾病ではなく免疫力低下という点に着目して判断したことは、労災の間口を広げるいい判断だ」と話す。
●午前8時に出勤、夜中に仕込みも
判決などによると、男性は2009年6月から正社員として勤務。レストランは「ミシュランガイド」にも掲載されたことのある評判の高い人気店で、ランチもディナーもいつも満席だった。男性は午前8時に出勤し、ランチとディナーの営業の間に休憩を1時間ほどとっていた。深夜0時ごろに客が退店した後、夜中に仕込みをしたり、発注、掃除作業をしていた。
男性は12年11月、心臓を動かしている筋肉(心筋)にウイルスが感染➡️続きはコチラ・・・・