先日は朝4時に道志を出て、5時過ぎに帰宅しました。睡眠不足で二度寝したり、刺身を買い求めに行ってきました。道志には鮮魚店が無く、ほとんどが冷凍食品になってしまいます。
さて、先日もヤフーのサイドメニューにも気になる内容が紹介されていました。それは葬式で「ご愁傷様です」と言われたら、なんと返せばいいのかでした。一般的には(私も)ありがとうございます」を使ってします。
しかし、避けるべき理由がありました。冠婚葬祭の「言葉づかい」で最も大切なことは、特に葬式で「ご愁傷様です」と声をかけられたら、なんと返せばいいのだろうか。マナー講師の方は「『ありがとうございます』『すみません』という言葉は避けたほうがいいとしていました。『恐れ入ります』『痛み入ります』としたほうが場に適した表現といえる」という言葉です。なかなか普段使うような、言いなれた言葉ではありません。
お通夜やお葬式で絶対に口にしてはいけない言葉もありました。
悲しみに満ちた場では、ちょっとした失礼や失言でも人を深く傷つけることになります。「もし自分が言われたら……」という想像力を持っておくのも日ごろの知識なども必要なのでなので使用ようには注意が必要です。お通夜やお葬式の時、ご遺族にどんな言葉をかけていいものかは誰もが悩むところです。だからといって、ご遺族に声をかけずにその場を辞することは、何よりも失礼にあたります。深い悲しみから一日も早く立ち直ってほしいという思いは理解できますが、これ以上がんばれないくらい辛い思いをしている人にとって、「がんばって」は禁句だったのです。
*内容とは関係のない画像です。買い求めたものを盛ってくれました。
春雨と、自家製の焼き豚です。我が家の食事はやはり美味しいですね。
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「お力を落とされないように」は一般的な言い回しとされていますが、力を落とさずにいられないのは当然のこと。寄り添う気持ちに欠ける印象です。まずは「お力落としのことと存じます」と傷心のご遺族に心を寄せた上で、「何かお手伝いできることがありましたら、おっしゃってください」と、どんなことでもいいから力になりたいという気持ちを伝えることが、その思いは、きっと届くはずとありました。
定型句よりも伝わる言葉を: お悔やみの言葉でよく知られているのは「ご愁傷様です」。この言葉は、お通夜に駆けつけてご遺族に挨拶をするシーンで用いられるのが一般的です。前項の「お力落としのことと存じます」は場を辞する時に言うことが多いので、「ご愁傷様です」との使い分けが必要だとしています。この年齢になって、そんなことも知らずに使っていました。
正式なマナーとは少し異なりますが、親しい方のお通夜に駆けつけたときの第一声は、「ご愁傷様」ではなく、「このたびは……」と言葉にならない悲しみをご遺族と共有する形でもいいかもしれません。 お悔やみの言葉はハキハキと明瞭に言う必要はなく、言葉を濁して語尾を小さく言ってもかまいません。時として、言葉にならない気持ちをそのままにご挨拶する、という方が思いが伝わることもあるのです。
よって、「ありがとうございます」「すみません」は不適切な言葉になります。身内が亡くなった時は、参列者から挨拶を受ける立場になります。「ご愁傷様です」と言われた場合、何と答えるのが適切でしょうか。
一般的には「恐れ入ります。生前は○○が大変お世話になりました」です。「恐れ入ります」は「すみません」を丁寧にした形ではありますが、「参列してくださって恐れ多いこと(ありがたいこと)です」というお礼の意味もあります。
「恐れ入ります」に似た意味の表現に、「痛み入ります」があります。「ご丁寧に、痛み入ります」と使います。あまりの感謝に恐縮し、心苦しく思うという意味で、「恐れ入ります」よりも若干恐縮度が高いニュアンスがありとしていました。
知っておいて損はない「死」についての言葉: 死についての表現には、いくつかあります。身内の死については、「他界いたしました」「永眠いたしました」「死去いたしました」となります。「亡くなる」は基本的には敬意表現になるので、身内に使うのはふさわしくないようです。
死の尊敬語は「逝去」です。弔電などの書き言葉では、「○○様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます」とします。「謹んでお悔やみ申し上げます」は話し言葉でも使うので、覚えておく必要もあります。
最近は結婚式のお呼ばれすることが、少なくなりました。現職時代は部下へのご挨拶などもお願いされたり、何度か仲人も仰せつかったこともあります。
また、結婚式に招待された場合、新郎新婦にはもちろん、そのご家族にも挨拶をするのが礼儀です。「おめでとうございます。すごいですねー」で終わらせることのないよう、最低限言うべきことを身につけておき、新郎新婦とご家族、どちらに対しても基本構造は同じ。「お祝い・感謝・ほめる」のセットで挨拶をします。
(1) まずは「本日は誠におめでとうございます」というお祝いの言葉。新郎新婦が友人であれば、「本当におめでとう!」でもかまいません。
(2) 次に、「お招きいただきありがとうございます」という感謝の言葉。ここは、新郎新婦にもきちんと伝えたいところです。
(3) 最後に「素敵な会場ですね」や「和やかで楽しい披露宴でした」など、式や披露宴の会場や雰囲気などを称賛する言葉を付け加えます。
お祝い・感謝に何が素晴らしかったかを一言伝えると、招待した甲斐があったと思ってもらえます。招待した方もされた方も幸せな気持ちになるコミュニケーションです。正しいマナーの土台にあるのは相手への気持ち: 結婚式の招待状には、出席・欠席を知らせるハガキが同封されています。これを正しく記入できると、社会人として一目置かれることでしょう。
ここは大事なことです。出席にしても欠席にしても、「御出席」「御欠席」と書かれている「御」の文字を消すのは知っていますよね。もし出席するなら「御出席」の「御」と「御欠席」を、欠席するなら「御欠席」の「御」と「御出席」を消します。同じように、「御住所」「御芳名」の「御」と「芳」も消します。
文字を二重線で消すのが一般的ですが、「御」や「芳」の上に「寿」を重ねて書くことで消す方法もあります。覚えておいて損はありません。私はいつもそうしています。
やむをえず欠席する場合は、余白に「おめでとうございます。出張中につきおうかがいできず大変残念です」と書き添えます。無言で欠席するのではなく、お祝いの気持ちと、本当は行きたいのにやむをえず欠席することを伝えるようにするのです。
どんな場面でも、気持ちを言葉に乗せることが大事です。正しい言葉遣いやマナーは、気持ちという土台があってこそ生きるもの。気持ちと言葉は不即不離なのです。両方を的確に正しく表現できる人が「デキる人」であり、信頼されて出世できる人でもあるのです。
そして、普段意外と二重言葉を使っているなと感じたのです。
以前アメリカの学校に通っている時(50数年前)に、先生より、私の女ともだちは、my girl friendになりますが、私の男ともだちはmy boy friend と言うとカミングアウトした同性愛者の意味になるとのことでした。男性がふつう使う男ともだちはmy friendです。そんな風に英語の使い方を教わった覚えがあります。
次に意外と多い二重ことば(表現)です。普段でも気づかずに、どこが重複なの?と使っていることはありませんか?
私も気が付くと、結構使っています。短い文章ならそれほど気にならないかもしれませんが、長い文章になったときに、あちこちで二重ことば(表現)が入ってくると、回りくどい文章になり、ひどいときには説教されているかのような印象を与えてしまう場合があります。
文章を書き上げた際は、二重ことば(表現)になっていないか良く注意する必要もあります。
「二重ことば(表現)」とは、同じ意味の言葉を繰り返し使うことで「重複ことば(表現)」とも呼ばれています。慣れで気付かずに使っている場合が多く、話し言葉をそのまま文章にするとよく起こります。
相手にストレスを与えないためにも二重ことば(表現)の多用には注意が必要です。足りている上から足すと余計に文章が複雑になり、読み手の理解を遅らせる原因になります。
こんな二重ことば(表現)もありますのでご紹介いたします。
「私の私見」、「お身体ご自愛ください」、「被害を被る」、「過半数を超える」、「犯罪を犯す」、「断トツの一位」、「元旦の朝」、「クリスマス・イヴの夜」、も一つの事例です。
次は説明文をつけます。
・言いなりどおり。(例)上司の言いなりどおりに行動する。⇒上司の言いなりに…。上司の言うとおりに…。
・○○会を閉会する。(例)これで○○会を閉会します。⇒これで会を閉じます(終わりにします)。
・いちばん最後。(例)いちばん最後にプレゼンしたものが最高点をとった。⇒いちばん後(あと)にプレゼンした…。最後にプレゼンした…。
・いちばん最初。(例)今日、いちばん最初に手掛けなければならない仕事はこれだ。⇒今日、いちばんに…。今日、最初に…。
・いちばんベスト。(例)今日のいちばんベストの餃子だった。⇒今日のいちばんは…。
・一切(いっさい)(または、すべて)一任(いちにん)する。
(例)この仕事は、君に一切(または、すべて)一任したい。⇒…君に一切(または、すべて)任せたい。…君に一任したい。(「一任」の「一」は「すべて」の意。)
・いまだに未完成。(例)やりたいことの準備はいまだに未完成だ。⇒やりたいことの準備はいまだに完成していない。…準備は未完成だ。
・今の現状。(例)今の現状から判断すると年金受給額が少ない。⇒今の状態(状況)から判断して…。現状から判断して…。
・違和感(いわかん)を感じる。(例)ここにマンションに引っ越しして半年になるが、いまだに周囲との違和感を感じる。⇒…いまだに周囲との違和を感じる。(「違和感を覚える」ならおかしくない。)
・思いがけないハプニング。(例)行き先で、思いがけないハプニングが起こった。⇒…思いがけない出来事が起こった。行き先で、ハプニングが起こった。
・会を閉会する。(例)これで会を閉会します。⇒これで会を閉じます(終わりにします)。
・後(あと)で後悔(こうかい)する。(例)怠けていると後で後悔することになるぞ。⇒後で悔(く)やむことになるぞ。怠けていると後悔する…。
・あらかじめ予定する。(例)それはあらかじめ予定されていたことのようだった。⇒それはあらかじめ決められていたことのようだった。
・加工(かこう)を加える。(例)出来の作品に加工を加える。⇒出来の悪い作品に加工を施(ほどこ)す。
・各(かく)家庭ごとに。(例)節水は、各家庭ごとに気をつけなければならない問題だ。⇒節水は、各家庭で…。節水は、家庭ごとに…。
・日本に来日する:「来日」は「日本に来ること」ですので二重言です。
・後ろから羽交い絞めにする:「羽交い絞め」は後ろからしかできません。
・最後の切り札:「切り札」に「最後」の意味を含みます。
その他、
× 内定が決まる ○ 採用が内定する。× 過半数を超える ○ 過半数に達する。 × 頭痛が痛い ○ 頭が痛い 。× 連日暑い日が続く ○ 暑い日が続く 。
二重ことば(表現)って、身近で意外に使われていますね。ご注意を!(それは私に対してもです)
自分でも結構使っていました。
早朝の朝にブログを打ち始めました。
Hiro