こんなに水引きの種類があるとは知りませんでした。いろいろな意味があるのですね。
水引の由来として、「遣隋(ずい)使」を起源とするものや「日明貿易」を起源とするものなど諸説ありますが、はっきりしたことはわかっていません。しかし時代をたどってみると飛鳥時代に溯り、小野妹子が遣隋使として隋から持ち帰った献上品に紅白に染められた麻ひもが結ばれていたことから、日本でも贈答品に紅白の紐が結ばれるようになったという説が伝えられています。
以来、宮中への献上品には、紅白の紐が結ばれるようになりました。それが時代とともに庶民にも慣習として定着していったと言われています。とネットに書かれていました。
水引には3つの意味があるといわれています。
1つ目は開封されていないという未開封を保証する意味、
2つ目は魔よけの意味、
3つ目はひもを引いて結ぶということから人と人を結びつけるという意味でした。
水引は、和紙を「こより」にして、それに水のりを引いて固めたもので、「水(のり)を引く」ということから、その名が付いたといわれています。
水引の結び方で最もよく使われるのが、形が蝶のように見える「蝶結び」と「花結び」とも言うのは知っていました。
蝶結びは「何度でも結び直せる」ことから、出産や入学、お年玉、お歳暮(お中元)など「何度繰り返してもよい」お祝いやお礼の際に使います。
「何度も繰り返す」ことが出来ないのが結婚のお祝いや病気のお見舞いなどとなっていて、両端を持って引っ張っても引き解けない結び方になっています。
これは水引の使い方であって、芸能人などで多額の祝い金を包んだのに1年で離婚し、再婚してお呼ばれした時に前回のは返せ!と何かの話題にありました。また、病気も繰り返しますので、形しか言いようがありません。
人生それぞれでいろいろとありますので、その時の気持ちの表れで良いかと思います。
今や何でもOKの時代ですので、専門店のコーナーで送る相手の方に合ったものを選ぶのも楽しみの一つです。
水引とは?ぐらいだけ知っていただければと思います。
さて、水引は使う数にも決まりがあるようです。やはり日本は風習として奇数が多いですね。しめ縄も同じく、奇数になっています。
しかし、八は末広がりで縁起が良いのもありますが、以前の病院ではなどでは四(死)と九(苦)から、その階数や病室はありませんでした。
また、中国では奇数ではなく、偶数の「2」「6」「8」を、特に「8」は車のナンバーなどに付ける方も多いようです。確かに中国に行った時も多かったような気がします。
慶事の場合の本数
5本:慶事に適した水引は基本的に奇数本使用され、その中でも「5本」が一般的な水引の本数になっています。
7本:通常よりも丁寧にお祝いをしたいとき、水引を「7本」使うことがあります。一般的に5本か7本かを選ぶ基準は、中身の「金額」によって決めることが多いです。
10本:慶事では、「奇数」の本数を使うのが基本になりますが、結婚式で使う場合は別です。
なぜ結婚式の水引の本数だけ10本なのです。その答えは、水引の基本の本数である5本を二重に結んだときの本数だからです。なぜ二重かというと、結婚をすることで2組の家族が手を取り合って縁を結ぶことを表しており、水引の本数も指の本数(5本)の2倍である10本になると書かれていました。
弔事の場合の本数
4本:弔事に適した水引は基本「4本」です。慶事の基本的な水引の本数が「奇数」だったのに対して弔事の数は、反対の「偶数」になります。どの香典袋にしたらいいのか迷ってしまった場合は、4本の水引を選んでください。
6本:最後に、とくに気持ちを込めたい場合の「6本」です。6本は、大変お世話になった方・手厚い気持ちを表したい方などに対して使用します。
ちなみに、「3本」の水引は、粗品などに使われます。病院などと同じように「9本」は「苦」につながることから使われないようです。
ご祝儀・不祝儀を渡すときの注意点
祝儀の場合は「新札を使うのがよい」とされていますが、不祝儀の場合は使用してはいけません。「前もって、用意していた」ことになってしまうとありましたが、私は気にせずに比較的きれいな札を入れています。
水引は、色や結び方によって用途が決まっています。これを間違えると、先方に大変な失礼をすることになってしまいます。せっかくの贈り物ですから、みなさんのお祝いやお悔やみの気持ちが正しく伝わるようと、ありました。
何でも気持ちですので、いただく方も水引の形より中身(金額)が気になるかと思います。
画像はネットより引用しております。お許しを!
Hiro