公務員試験知能、教員採用試験数学解説

ある予備校講師が暇な時間に綴る小さなブログ

平成30年度警察官4解法1

2018-12-15 09:02:00 | 方程式不等式
AとBは同じ誕生日で、現在の2人の年齢の和は25歳である。Bの年齢が現在のAの年齢の3倍になるとき、2人の年齢の和は現在のAの1年後の年齢の5倍になる。AとBの年齢差はいくつか。①2歳差②3歳差③4歳差④5歳差⑤6歳差                                         現在、AとBの年齢の和が25なので、Aがa歳ならば、Bは25-a歳です。Bが現在のAの3倍、つまり3a歳になるときは、こうなりますね。このときのAは、5(a+1)から3aを引いて、2a+5。「現在」から、「Bが現在のAの3倍になる年」まで何年あるでしょうか?                     それは、例えばAに注目して、2a+5-a、つまりa+5年です。                     Aがa+5歳年をとれば、当然Bだってa+5歳年をとります。                     ゆえに、(25-a)+(a+5)=3aという方程式ができます。                     これを解くとa=10。                     ゆえに、Aは10歳、Bは15歳。その差は5歳で、正解は、肢④です。                     ただし、選択肢と和差算を使う別解もあります。次回にて。ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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平成30年度警察官3

2018-12-10 09:29:00 | 方程式不等式
あるイベントに集まった子ども全員にあめ玉を配る。1人に2個ずつ配ると30個余り、1人に6個ずつ配ると最後の1人には少なくとも1個は配れるが、6個は配ることができない。1人に5個ずつ配るとあめ玉は何個余るか。                   ①2個②3個③4個④5個⑤6個                    (解法1)まずは、ウォーミングアップから。例えば、あめ玉が40個あります。これを6人の子どもたちに7個ずつ配るとどうなるかというと、こうなりますね。子どもの数をx人とすると、あめ玉は2x+30個あったことになります。6個ずつ配ったときに、最後の1人がもらえるあめ玉の個数を式で表すと、これが1個から5個の範囲だから、                   1≦-4x+36≦5。これを解くと、ってか、xが7だったら-4x+36は8になるし、xが8だったら-4x+36は4になるからOK!のほうが簡単です。                   子供は8人で、あめ玉は2×8+30=46個です。46個のあめ玉を、8人に5個ずつ配ると、                   46-5×8=6。6個余ります。正解は、肢⑤です。                  (解法2)あめ玉が2x+30個あるところまでは同じです。このあと、最後の1人がm個もらうとします。すると、以下、解法1と同じです。不等式にすると、どうも失敗が多くなるなあという人は、解法2を試してみてね。ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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平成30年度警察官2

2018-12-04 09:27:00 | 数量
1~6の数のうちの一つを書いたカードが全部で12枚ある。書いてある数が同じカードは2枚ずつある。これらを6人が2枚ずつ取ったとき、次のようになった。このとき、正しく言えるのはどれか。                   ・各人の2枚のカードの数の合計はそれぞれ4、5、6、8、9、10であった。                   ・2枚が同じ数のカードになった者はいない。①1と3のカードを取った者と3と6のカードを取った者がいる。                   ②1と5のカードを取った者と3と5のカードを取った者がいる。                   ③2と3のカードを取った者と2と6のカードを取った者がいる。                   ④2と4のカードを取った者と4と6のカードを取った者がいる。                   ⑤3と5のカードを取った者と4と5のカードを取った者がいる。                                         合計が4、5、6、8、9、10の人をそれぞれA、B、C、D、E、Fとすると、Aは合計が4なので、1+3か2+2ですが、2枚が同じカードの人はいなかったので、1+3しかありません。同様にFは合計が10なので、4+6しかありません。Bは合計が5なので、1+4か2+3です。もしも1+4だったら……Cは、もう2枚で6になりません。(1、4のカードがなくなったので、1+5も2+4も両方無理)よって、Bは2+3だったのですね。Eは合計9なので、4+5。Cは1+5で、Dは2+6。正解は、肢③です。ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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