fernhaven rd.

狭いベランダで育てているバラのこと、趣味のこと、トールペイントのことなどなんてことない毎日を書いていきます。

その言葉はもう死語なのか

2015-10-24 14:37:55 | アルバイト
ここの所、また土曜日に22歳のTちゃんと働いている。

今日、ふとレジを打っているTちゃんの指先を見たら、
ボルドーワインのような色のマニキュアをしていた。

「あ、仕事なのに。」と、マニキュアを指さしたら

「そうなんです、取るの忘れていました。」と、照れたように笑っていた。

でも、ひらひらと動く綺麗な指にその色がとても似合っていたので

「でも、白魚のようなその手にすごく合ってるね、その色が。」と、言ったら

「えっ?なんですかシラウオ?」と、Tちゃんは不思議そうに聞くのだった。

「きれいな手のことをそう言うのよ、白魚のような、この言葉、もう、死語なんかな?」

「はい、初めて聞きました。」

そうかぁ、白魚のような手、は死語なのか。

もしかしたら、私達が使う言葉は今の若者の世界では、ほとんどが死語かもしれない。

「だったら、昔の本とか読めないね、きっと。」と、言うと

「はい、太宰治とかあんまり読んだ事ないです、『心』だけ読みましたけど、難し過ぎてよく分からなかったです。」

「いや、心は夏目漱石やし(^^;)。」

私達が若いころ普通に読んでいた本が、今の若い人にとってはその程度の認知度なのか、と少し驚きました。



他に何か死語ないですか?と聞くので 夜目遠目傘の中(なんでこれ?他に思いつかなかった)

もちろんTちゃんは、???な顔してました。


(注)Tちゃんは、作業療法士になるべくきちんとした大学で勉強しているちゃんとした女の子です。




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