日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

きれいな解説

2010年01月28日 | 美術展・本
「麗しのうつわ」 出光美術館~3/22まで

焼きもの名品展です。が・・・
名品、と聞くと面白好きな私はちょっと引いてしまうのだけど
出光さんに出かけると、いつも必ず1点は心打つものと出会えるので
まずは行ってみた。

特筆すべき魅力あるものを見た(読んだ)
それは作品のパネル解説
これまで、これほど際立って流麗な表現での作品解説を読んだことがない。

例えば、志野焼き・唐津焼きのコーナーでのパネル解説では↓
★「・・・作り残したままで打ち置く、少し欠けておく方がよい。
なぜならそこに”生き延びる技”が感じられるからだ。
兼好法師は書画や蒔絵の欠落にいうなれば生命の時間の寛ぎを読み取る。
志野や唐津の整いすぎない余剰を湛えた曲線、それはゆるやかで自由な
息吹を愛する日本古来の感性に根ざす美しさだ・・・」

古瀬戸焼きのコーナー、薄緑の釉薬の流れの表現では・・
★「釉流れはいま目の前に流れ落ちる雫のようにみずみずしい。
数百年の時を越えて水の瞬間を焼き付けたその姿は
焼きものだけが見せる時間の神秘といえよう」

とにかく全てのメッセージが耳に心地よく届いてくる。
こんなに熱心にわくわくしながら解説を読んだことはない。
程よい字数、漢字変換への心憎い配慮(ひらがなの優しさを有効に使用)
何よりも押し付けがましくなく、言葉がすっと立ち上がっている。
これらの解説は、私の中では一つの優れた作品となる


展示品の中からお気に入りは↓
 「絵唐津葦文四方口向付」五客
地色の薄茶・灰・薄朱・・とムリに近い色彩を引っ張ってきたが
こんな色合いの諧調が抜群に綺麗だ。






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なんでかなぁ。。

2010年01月28日 | 喜怒☆楽
今、フィギュアスケート4大陸選手権が開催されている。
オリンピックが目の前に迫っているこの時期に、この大会開催ってなんナンダ?

地元、韓国開催ながら、ヨナさんは出場せず、小塚クンは辞退した。
もちろん高橋クン・織田クン、安藤さんは出ない(皆さんオリンピック
へ向けて最後の調整中)
ここで真央ちゃんも辞退となっては大会が全く盛り上がらないとは
思うけれど・・・私は出場するということをガンガンに懸念していた。
心配でしょうがない。(真央ちゃん自身は出る気満々らしかったけど)

韓国開催とあってはヨナファンにとっては平静な気持ちで観ることは難しい
のでは?
何か危ない事態が起きるということを心配しているのではなく、
技が失敗しても成功しても高揚感は削がれるということが懸念材料。
例えば、難技が成功したときに素直に観客は反応してくれるのだろうか。
できれば全日本での質の良い高揚感を保ったままで本番に臨んでほしかった。


オリンピックの年は4大陸はなしにするとか・・・できないかなぁ
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