東北地方太平洋沖地震のその日・・・
私は通常なら30分前後で行き来できる戸外にいた。
吉祥寺から武蔵境まで長蛇の列を並び満員のバスで1時間(電車で5分のところ)
ここまでは比較的順調だった(バスはどんどんやって来ていた)
問題はバスの定期便が通っていない区域への到達方法。
タクシー乗り場は100メートル以上並んでいて、20~30分に1台しか来ない。
ここで暫く並んでいたがあまりの寒さに震えが止まらなくなり、近所のドトール
へ逃げ込んで熱いコーヒーを一杯。
電車の確認へ行ったらJRは早々と終日停止が決まり
多摩川線は時間の目途も立たず点検中。
同じ列にまた最後尾から並ぶのはシャクなので反対側の乗り場へと変更。
列は反対側より短いがタクシーは全く来ない。少しずつ前へ進んでいるのは
タクシーが来ているからではなく待ちきれなくて人が抜けていくからだ。
列の並びに沿った店舗の方がホッカイロを配ってくれていた。これには
本当に感謝、おかげでどれほど寒さから救われたことか。
一方「温かいおにぎり100円です」と売り捌くオバさんもいて人様々だ。
私はここでも寒風に耐え切れなくなりまたまた脱落する
さて、どうしたものか。
自転車を買って走ろう!と思いつき店舗に入ったら同じことを考える人は
やはりいるものだ。自転車屋さんは商売繁盛で活況だった。
で、道順を聞くとかなり解りにくく1時間はかかるという。冷風を切って1時間
にうろたえこれも断念することにする。
結局、ここまでで既に3時間経過。
ええい、歩いちゃえ!と歩くことにする。
道順を人に聞きつつ、複雑な回路をうろうろ。”地図が読めない女”の
私が悪いのか、教えてくれた方が勘違いしたのか「新小金井→多摩川線」方面に
向かったつもりが着いたところは「東小金井→中央線」だった
歩いている途中、だんだん人が途絶えてくる。
視界に誰も入ってこないコースを過ぎた頃、”人”が見えてくると
声をかけずにはいられなくなる。
「豊田から歩いて来たよぉ、脚が棒だよ」に驚く。例えば快速電車なら
30分ほどの距離だ。パンをむしゃむしゃ齧りながら競歩のごとく
勇ましい足取りで行き違う女性もいる。
道沿いのオジさんに「この先はかなり怖いとこだからタクシーで
帰りなさい」と忠告され、やはりタクシーのお世話になることにする。
東小金井の駅では順番が5番目・・ラッキー!と思ったのは甘かった。
ここで1時間半を待つことになる。
前の青年がタクシーに乗り込むときに「○○まで行きます、同じ方面行く方は
いませんかぁ」の声を聞いたとき、そうこの呼びかけをみんなもしてくれたら
と切に願った。
やっと車中の人となったとき、
併走して多摩川線が走りだしていた。
このタクシーと電車の併走・・・・ジョークだろ
家に着いたのは23:30。
私は通常なら30分前後で行き来できる戸外にいた。
吉祥寺から武蔵境まで長蛇の列を並び満員のバスで1時間(電車で5分のところ)
ここまでは比較的順調だった(バスはどんどんやって来ていた)
問題はバスの定期便が通っていない区域への到達方法。
タクシー乗り場は100メートル以上並んでいて、20~30分に1台しか来ない。
ここで暫く並んでいたがあまりの寒さに震えが止まらなくなり、近所のドトール
へ逃げ込んで熱いコーヒーを一杯。
電車の確認へ行ったらJRは早々と終日停止が決まり
多摩川線は時間の目途も立たず点検中。
同じ列にまた最後尾から並ぶのはシャクなので反対側の乗り場へと変更。
列は反対側より短いがタクシーは全く来ない。少しずつ前へ進んでいるのは
タクシーが来ているからではなく待ちきれなくて人が抜けていくからだ。
列の並びに沿った店舗の方がホッカイロを配ってくれていた。これには
本当に感謝、おかげでどれほど寒さから救われたことか。
一方「温かいおにぎり100円です」と売り捌くオバさんもいて人様々だ。
私はここでも寒風に耐え切れなくなりまたまた脱落する

さて、どうしたものか。
自転車を買って走ろう!と思いつき店舗に入ったら同じことを考える人は
やはりいるものだ。自転車屋さんは商売繁盛で活況だった。
で、道順を聞くとかなり解りにくく1時間はかかるという。冷風を切って1時間
にうろたえこれも断念することにする。
結局、ここまでで既に3時間経過。
ええい、歩いちゃえ!と歩くことにする。
道順を人に聞きつつ、複雑な回路をうろうろ。”地図が読めない女”の
私が悪いのか、教えてくれた方が勘違いしたのか「新小金井→多摩川線」方面に
向かったつもりが着いたところは「東小金井→中央線」だった

歩いている途中、だんだん人が途絶えてくる。
視界に誰も入ってこないコースを過ぎた頃、”人”が見えてくると
声をかけずにはいられなくなる。
「豊田から歩いて来たよぉ、脚が棒だよ」に驚く。例えば快速電車なら
30分ほどの距離だ。パンをむしゃむしゃ齧りながら競歩のごとく
勇ましい足取りで行き違う女性もいる。
道沿いのオジさんに「この先はかなり怖いとこだからタクシーで
帰りなさい」と忠告され、やはりタクシーのお世話になることにする。
東小金井の駅では順番が5番目・・ラッキー!と思ったのは甘かった。
ここで1時間半を待つことになる。
前の青年がタクシーに乗り込むときに「○○まで行きます、同じ方面行く方は
いませんかぁ」の声を聞いたとき、そうこの呼びかけをみんなもしてくれたら
と切に願った。
やっと車中の人となったとき、
併走して多摩川線が走りだしていた。
このタクシーと電車の併走・・・・ジョークだろ

家に着いたのは23:30。