何を書こうかな~?!
久しぶりの更新で、書きたいことは多々ありますが、ずっと気になっていた「本の紹介」と北村晋一先生の追悼を書きます。
2014.5.15
ワタクシメの所にメールが届きました。
北村晋一先生から、新刊・「脳性麻痺の運動障害と支援―実践篇」のインフォメーションでした。
でも、それだけではなく、
「肢障協で2次障害について話しをするように依頼されました。だーばぁさんの2次障害について簡単に教えて下さい。いつ頃から、どんな自覚症状が出てきましたか」と、
ワタクシメへの質問も書かれていました。
北村先生は「東肢協=東京肢体不自由者ナンタラ協議会」で講師をされるので、その下準備のために教え子であるワタクシメにメールをくださったのです。
そのメールに、ワタクシメは返信しませんでした。
ワタクシメも「東肢協」の会に行くつもりだったので、
「お会いした時、話せばいいや」と思ったのか?
「新刊を購入してから、感想と合わせてメールしよう」と思ったのか?
その時の気持ちは覚えていませんが、先生にお世話になったのに、「リサーチ」に協力しませんでした。
ちょうど1年ほど前に「東肢協」が主催で北村晋一先生に「からだ」についての勉強会があり、それから数週間後、先生は亡くなりました。
北村先生のメールに返信しなかったことは、今でも悔やまれます。
【脳性麻痺の運動障害と支援―実践篇―動きやすいからだ、ADLの基本からコミュニケーションの理解まで】 北村/晋一 群青社 (2014/05)
著者略歴
1967年、東京都立文京盲学校高等部専攻科卒業。
1968年~2005年、東京都立肢体不自由養護学校(特別支援学校)勤務。
2005年より東京国際福祉専門学校勤務。
2010年、白梅学園大学大学院子ども学研究科修士課程修了。
2014年8月、逝去。
本のタイトルが、そのものズバリ! 内容です。
著者略歴に書かれていますが、北村先生は長年にわたり肢体不自由児を診てこられましたので、肢体不自由者の中には北村先生にお世話になった方が大勢いることでしょう。
ワタクシメは「学校時代」は担当されていませんでしたが、成人してから障がい者関係の集会などでお会いして、お付き合いが復活(といっても近年はほとんどメールだけでしたが)
数年前に先生に家に来ていただき、体をほぐしていただいたこともあります。
最近はFacebook内で先生が海外を旅行された時の写真を見せていただいていました。
「東肢協」の勉強会の頃、すでに先生はかなり体の具合が悪そうでしたが、脳性麻痺者の身体をゆるませるデモンストレーションをしてくださり、参加者一人一人の質問や相談に答えて下さりました。
ワタクシメは少しふざけて、
「私は先生のことの方が心配よー」と、茶化しましたが・・・
今後の研究のこと、予定しているお仕事のこと等を暑く語らる先生を見て、
ーーきっと先生は元気になられる。
肢体不自由児者のために、実践と研究を積み重ねていくに違いない。
そう信じ、願いました。
その会に一緒に行った友人と、
「うちらの地元でも、北村先生の講演会を企画したいね」と話していた矢先、訃報が入り悲しくてなりません。
一年近くたった今でも信じられない(信じたくない)気持ちです。
それで「紹介文」も「追悼文」遅くなってしまいましたが、脳性麻痺児・者と関わる職種の方に読んでほしいので、「本の紹介」を書くことにします。
――――――――――
以下はAmazonのレビューより転載。
この本は、氏が仕事した肢体不自由児が学ぶ学校の実践現場で「からだ」の訓練的指導に継続して携わった子ども一人一人の指導の実際である。
氏は、教育現場で大切にされるべき「生きた人間の生涯発達」を視野に入れ、日常に生起する肢体不自由の困難をほぐして、子どもが子どもらしく活動できるようにするために、身体と心の繋がりを写真と言葉の記録を入れて丁寧に分析し、その意味を伝えている。
障害があっても子どもであり、人間である子どもに対する支援者・教育者の技に生きたサポートの息を吹き込んでくれる貴重な内容である。
------------
北村先生、長い間ありがとうございました。
天国は、どんな所ですか?
綺麗ですか?
美味しい物はありますか?
たまには、Facebookに写真をUPしてください!
合掌
久しぶりの更新で、書きたいことは多々ありますが、ずっと気になっていた「本の紹介」と北村晋一先生の追悼を書きます。
2014.5.15
ワタクシメの所にメールが届きました。
北村晋一先生から、新刊・「脳性麻痺の運動障害と支援―実践篇」のインフォメーションでした。
でも、それだけではなく、
「肢障協で2次障害について話しをするように依頼されました。だーばぁさんの2次障害について簡単に教えて下さい。いつ頃から、どんな自覚症状が出てきましたか」と、
ワタクシメへの質問も書かれていました。
北村先生は「東肢協=東京肢体不自由者ナンタラ協議会」で講師をされるので、その下準備のために教え子であるワタクシメにメールをくださったのです。
そのメールに、ワタクシメは返信しませんでした。
ワタクシメも「東肢協」の会に行くつもりだったので、
「お会いした時、話せばいいや」と思ったのか?
「新刊を購入してから、感想と合わせてメールしよう」と思ったのか?
その時の気持ちは覚えていませんが、先生にお世話になったのに、「リサーチ」に協力しませんでした。
ちょうど1年ほど前に「東肢協」が主催で北村晋一先生に「からだ」についての勉強会があり、それから数週間後、先生は亡くなりました。
北村先生のメールに返信しなかったことは、今でも悔やまれます。
【脳性麻痺の運動障害と支援―実践篇―動きやすいからだ、ADLの基本からコミュニケーションの理解まで】 北村/晋一 群青社 (2014/05)
著者略歴
1967年、東京都立文京盲学校高等部専攻科卒業。
1968年~2005年、東京都立肢体不自由養護学校(特別支援学校)勤務。
2005年より東京国際福祉専門学校勤務。
2010年、白梅学園大学大学院子ども学研究科修士課程修了。
2014年8月、逝去。
本のタイトルが、そのものズバリ! 内容です。
著者略歴に書かれていますが、北村先生は長年にわたり肢体不自由児を診てこられましたので、肢体不自由者の中には北村先生にお世話になった方が大勢いることでしょう。
ワタクシメは「学校時代」は担当されていませんでしたが、成人してから障がい者関係の集会などでお会いして、お付き合いが復活(といっても近年はほとんどメールだけでしたが)
数年前に先生に家に来ていただき、体をほぐしていただいたこともあります。
最近はFacebook内で先生が海外を旅行された時の写真を見せていただいていました。
「東肢協」の勉強会の頃、すでに先生はかなり体の具合が悪そうでしたが、脳性麻痺者の身体をゆるませるデモンストレーションをしてくださり、参加者一人一人の質問や相談に答えて下さりました。
ワタクシメは少しふざけて、
「私は先生のことの方が心配よー」と、茶化しましたが・・・
今後の研究のこと、予定しているお仕事のこと等を暑く語らる先生を見て、
ーーきっと先生は元気になられる。
肢体不自由児者のために、実践と研究を積み重ねていくに違いない。
そう信じ、願いました。
その会に一緒に行った友人と、
「うちらの地元でも、北村先生の講演会を企画したいね」と話していた矢先、訃報が入り悲しくてなりません。
一年近くたった今でも信じられない(信じたくない)気持ちです。
それで「紹介文」も「追悼文」遅くなってしまいましたが、脳性麻痺児・者と関わる職種の方に読んでほしいので、「本の紹介」を書くことにします。
――――――――――
以下はAmazonのレビューより転載。
この本は、氏が仕事した肢体不自由児が学ぶ学校の実践現場で「からだ」の訓練的指導に継続して携わった子ども一人一人の指導の実際である。
氏は、教育現場で大切にされるべき「生きた人間の生涯発達」を視野に入れ、日常に生起する肢体不自由の困難をほぐして、子どもが子どもらしく活動できるようにするために、身体と心の繋がりを写真と言葉の記録を入れて丁寧に分析し、その意味を伝えている。
障害があっても子どもであり、人間である子どもに対する支援者・教育者の技に生きたサポートの息を吹き込んでくれる貴重な内容である。
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北村先生、長い間ありがとうございました。
天国は、どんな所ですか?
綺麗ですか?
美味しい物はありますか?
たまには、Facebookに写真をUPしてください!
合掌
北村先生がなくなられ、だいぶ経ちますが、今もどこかでカメラ片手にぶらぶら・・・
お忙しく活躍されている気がします。
素晴らしいかたでした!