〇
パッパッパッ、とY美とS子は手際よく僕の体操着を脱がし、上半身を裸にした。
「やめて、何するの」
おびえた声になってしまったのが悔しい。
おびえるとY美たちは、いよいよ嗜虐的になる。
逃げようとして、転んだ。
転んだ拍子に運動靴が脱げてしまった。
S子がすかさず僕の靴下も引き抜いた。
半ズボンも脱がされる。
あっというまに僕は白ブリーフ一枚という情けない姿になっていた。
ほんとにもう勘弁してよ。
ここは学校だよ。
半べそをかきながら、それでも強い口調で抗議する。
おまえ、おもちゃだから、遊ばせろよ、とY美が言った。
やめて、と叫んだけど、遅かった。
僕の足首から白いブリーフが抜き取れられた。
お願いだから服を返して。もう授業が始まるし。
その格好で授業受けろよ。
Y美がそう返すと、S子がキャハハと笑った。
運動会の練習。
メライちゃんは、自分の後ろに並ぶ僕が全裸にされたとは知らない。
整列、と先生が号令をかけた。
ミューに後ろからお尻をじりじりと押される。
ヒイイ、お願いだからやめて。
休めの姿勢を取るメライちゃんは、後ろに回した指先に何かが触れるのを感じ、もぞもぞと動かした。
それが何かを当てようとしているみたいだった。
大変、まずい。
だんだんとおちんちんが大きくなってくる。
「先生、ナオスくんが勃起してます」
突然、風紀委員が大きな声を出した。
みんながいっせいにこっちを向いた。
夢ではない。現実の出来事だった。
ひとりだけ素っ裸で、勃起している僕。
メライちゃんがこちらを振り向いた瞬間、射精してしまった。
メライちゃんのおちんちんを挟んだ指が変則的な動きをしたせいだった。
ショックのあまり貧血を起こした。
保健係が僕を保健室に連れて行った。
どこにも服がなかったから、素っ裸のままだった。
保健係は男子で、女子に大変人気があった。
「後ろ手でいじられると、妙に気持ちいいよな」
と保健係のモテモテ男子は言った。
「正面から扱かれるより、なぜかずっと気持ちいいんだよな。なんでかな」と、首を傾げる。
たしかに後ろ手に組んだメライちゃんの指の動きは、僕に異様な快感をもたらした。
でも、僕は「知らないよ、そんなこと」と答えるのが精一杯だった。
おちんちんを手で隠しながら、モテモテ男子の背中に隠れるように歩く。
保健室に着いた。
先生は不在で、ベッドのある部屋には僕たちふたりしかいなかった。
「おれはいつも彼女に後ろ向きで扱いてもらうんだ」
保健係はそう言ってから、顔を赤らめた。
「あの、お願いがあるんだ。後ろを向いて、休めの姿勢をとってくれないか」
僕がそのとおりにすると、後ろでベルトを外す音が聞こえた。
〇
深夜のコンビニに全裸男が入ってきた、
となれば普通はびっくりして、すぐに警察に通報でしょ。
ところが、彼女はそうしなかった。
それどころかにっこり微笑んで、連れのサングラスの女性に「いつもありがとうございます」と礼を述べた。
全裸男は首輪をして、リードにつながれていた。
女性店員は中学時代によくいじめた男子を思い出して、ほっこりした気分になった。
パッパッパッ、とY美とS子は手際よく僕の体操着を脱がし、上半身を裸にした。
「やめて、何するの」
おびえた声になってしまったのが悔しい。
おびえるとY美たちは、いよいよ嗜虐的になる。
逃げようとして、転んだ。
転んだ拍子に運動靴が脱げてしまった。
S子がすかさず僕の靴下も引き抜いた。
半ズボンも脱がされる。
あっというまに僕は白ブリーフ一枚という情けない姿になっていた。
ほんとにもう勘弁してよ。
ここは学校だよ。
半べそをかきながら、それでも強い口調で抗議する。
おまえ、おもちゃだから、遊ばせろよ、とY美が言った。
やめて、と叫んだけど、遅かった。
僕の足首から白いブリーフが抜き取れられた。
お願いだから服を返して。もう授業が始まるし。
その格好で授業受けろよ。
Y美がそう返すと、S子がキャハハと笑った。
運動会の練習。
メライちゃんは、自分の後ろに並ぶ僕が全裸にされたとは知らない。
整列、と先生が号令をかけた。
ミューに後ろからお尻をじりじりと押される。
ヒイイ、お願いだからやめて。
休めの姿勢を取るメライちゃんは、後ろに回した指先に何かが触れるのを感じ、もぞもぞと動かした。
それが何かを当てようとしているみたいだった。
大変、まずい。
だんだんとおちんちんが大きくなってくる。
「先生、ナオスくんが勃起してます」
突然、風紀委員が大きな声を出した。
みんながいっせいにこっちを向いた。
夢ではない。現実の出来事だった。
ひとりだけ素っ裸で、勃起している僕。
メライちゃんがこちらを振り向いた瞬間、射精してしまった。
メライちゃんのおちんちんを挟んだ指が変則的な動きをしたせいだった。
ショックのあまり貧血を起こした。
保健係が僕を保健室に連れて行った。
どこにも服がなかったから、素っ裸のままだった。
保健係は男子で、女子に大変人気があった。
「後ろ手でいじられると、妙に気持ちいいよな」
と保健係のモテモテ男子は言った。
「正面から扱かれるより、なぜかずっと気持ちいいんだよな。なんでかな」と、首を傾げる。
たしかに後ろ手に組んだメライちゃんの指の動きは、僕に異様な快感をもたらした。
でも、僕は「知らないよ、そんなこと」と答えるのが精一杯だった。
おちんちんを手で隠しながら、モテモテ男子の背中に隠れるように歩く。
保健室に着いた。
先生は不在で、ベッドのある部屋には僕たちふたりしかいなかった。
「おれはいつも彼女に後ろ向きで扱いてもらうんだ」
保健係はそう言ってから、顔を赤らめた。
「あの、お願いがあるんだ。後ろを向いて、休めの姿勢をとってくれないか」
僕がそのとおりにすると、後ろでベルトを外す音が聞こえた。
〇
深夜のコンビニに全裸男が入ってきた、
となれば普通はびっくりして、すぐに警察に通報でしょ。
ところが、彼女はそうしなかった。
それどころかにっこり微笑んで、連れのサングラスの女性に「いつもありがとうございます」と礼を述べた。
全裸男は首輪をして、リードにつながれていた。
女性店員は中学時代によくいじめた男子を思い出して、ほっこりした気分になった。
Gio様
学校ものは、アイデアの源泉ですね。
以前にツイートした小話を展開させていきたいと思います。
M.B.O様
ありがとうございます。
小説のアイデアとして大切に取っておきます。
Natally様
そうですね。共感します。
パンツ一丁はツボを突いてきますよね。
学校でのcfnmは序盤の身体検査以来で新鮮ですね。好きな小話だったので加筆でシチュが増えてとても嬉しいです。