無理矢理射精させられた僕は、ふっと意識が我に返って、相変わらずの丸裸を女の人たちに晒して仰向けに倒れていることに、強い羞恥を覚えた。急いで半身を起こして、萎えたおちんちんを手で隠すと、お腹の精液が床に垂れた。Y美が奇声を発した。その声に驚いて、慌てて体をどかすと、そこ以外にも点々と精液が床を汚しているのだった。Y美が僕の髪の毛をぐっと掴んで、床の精液が睫毛に触れるほど近づけさせる。
「私の部屋を汚さないでよ。汚したんなら、ちゃんときれいにしなよ」
口で吸い取るようにY美は命令して、僕の髪の毛から手を放した。精液に口を付けるなんて、とてもできない。僕は床に垂れた白濁を前にして、床に膝を着けたまま後退りした。と、S子が馬乗りになって僕の動きを抑えた。
きっちり精液を吸い取らせるまで、Y美は僕を許さないだろうし、五人の女の人たちは力ずくで僕を思い通りにすることもできる。風紀委員が神妙な顔をして僕が精液の前に膝を揃えて座るのを見ている。「早くきれいにしなよ」Y美が僕の背中を平手打ちする。
観念した僕は目をつむり、自ら放出した精液に舌を伸ばした。舌先ではゼリー状のどろっとした感覚を覚えた。気持ち悪い。舐めていても仕方がない。これを吸い取らなくていけない。深呼吸して、下唇を白濁の液体に付けると、一二の三で思いっきり吸い込んだ。じゅるじゅると音を立てて、精液が僕の口内に入る。吐き出しそうになったので、ごくりと飲み込んだ。
「ね、どんな味、どんな味」
好奇心旺盛のルコがたった今精液を飲み込んだ僕の横顔をじっと見つめながら尋ねる。僕は答えられなかった。そんな余裕がない。とりあえず一番大きな白濁を飲み込んだものの、床にはまだ点々と精液が落ちている。後は吸い込むというよりも、舌を使ってきれいにするだけ。Y美は、僕が口で吸い込んだ精液の跡が床にまだ残っているので、そこも舌できれいに舐めるように言う。僕は這いつくばり、舌で床の精液を一心に舐めた。早く解放されたくて、また同時に今の惨めな自分に対して意識が生じないように、無我夢中で舐め続けた。その様子を見て、みんなが手を叩いて笑う。
「ほんとの動物だよね。自分が出した精液を飲んでるし、まだ足りなくて床に舌を這わせてる。しかも素っ裸でさ、本能のまま生きてるって感じじゃん。私、軽蔑しちゃうな」
腕を組んだ風紀委員が呆れたという顔をして、S子に話し掛ける。S子は唇の端を上げて微笑したまま黙って頷く。床が僕の唾と精液のせいでべとべとしている。Y美もミューも素足を床に擦り付けては、その感触を気持ち悪がっている。そこでY美とS子が僕の手と足を引っ張り、仰向けに伸ばした。精液を放出して惨めに縮こまっているおちんちんを指で突いて、ルコがからかう。床に僕の背中とお尻を押し付けた状態で前後に揺すり、「自分の体で拭きなさいよ」と、命じるのだった。
手足を放してもらった僕は、胸や脇腹を床にこすりつけて、唾液や精液を吸い取らされた。その間、みんなは缶ジュースを飲んでいたが、Y美が缶ジュースを傾けて床に数滴垂らすと、僕にそこも体を使って拭くように言いつける。それを面白がってミューが真似ると、ルコもS子も缶ジュースを床に垂らし始めた。最初は数滴だったのが、だんだんこぼす量が増え、床にこすりつける僕の体がべとべとになってきた。
「やだ、さっきの写真、撮れてなかった」
カメラにフィルムが入ってなかったことを告げて、風紀委員が舌をぺろっと出した。床にお腹をこすりつけてジュースを拭いている僕の頭上で、Y美たちが相談している。風紀委員は、どうしても僕が射精するところをカメラに写しておきたいと言う。また射精させられる。そう思うと、体がぞくっと震えた。
「もう勘弁してください」
震える声でそれだけ言うと、彼女たちの関心が別のこと、たとえば学校のことや友だちのことなどに移ることをひたすら祈った。性的ないじめから解放され、早く自分の部屋にこもりたい僕は、その思いだけで頭がいっぱいになっていて、Y美たちの話し声も薄い膜を通して聞こえてくる、雑踏の中の声の一つにしか聞こえなかった。S子が僕の両脇に腕を差し込んで僕をむりやり立たせた時、この人たちが何をしようとしているのかがはっきり分かった。恐怖が全身を走り抜け、S子の腕から逃れると、取り囲む女の人たちの隙を突いて逃げ出した。ドアとは反対の方向に抜け出したので、僕の目の前には窓しかなかった。
「どこに逃げようとしてるのかな。その窓から飛び降りるつもり?」
にやにやしながらY美が声をかける。窓の外には桑畑が広がっていて、その向うにみなみ川教信者の老人の家のくすんだ屋根が見えた。雲ひとつない夏の空がきらきらと輝いていた。僕はおちんちんに手を当てて、Y美たちのほうへ体の向きを変えると、勇気を出してドアに向かって駆け出した。彼女たちの後ろにあるドアノブに手をかけ、駆け足で廊下の斜め向かいにある自分の部屋に入った。
「開けなさいよ」
不意を突かれたY美たちがヒステリックな声を上げ、ドアノブを引く。僕は鍵が付いていないドアを押さえて踏ん張ったが、S子のすごい力に抗えず、すぐにドアを開けられてしまった。Y美たちがずかずかと僕の部屋へ入り込んできた。
「なんなのこの部屋、何もないじゃん」
ベランダに通じるサッシ戸の他は壁に囲まれた部屋を見回しながら、ルコが感動したように息を吐いた。寝具としてマットが部屋の中央にあるだけで、掛け布団もなかった。学校に持っていく品物、鞄、教科書などは、Y美が管理していて、登校前の朝に制服と一緒に渡される。僕がこの家に持ってきた荷物は、学校に関係する物を除いて、全ておば様の会社の倉庫に保管されてしまった。僕に割り当てられたこの部屋は、牢獄のようなものだった。本はもちろん、日用品も無いし、衣類も、衣類を仕舞うタンスもない。この家にいる限りは僕はパンツ一枚しか身につけることを許されていないのだから、そんなものは必要ないのだとY美がルコに説明した。今はそのパンツすら脱がされた素っ裸で部屋の隅に震えている僕を尻目に、S子がY美に質問する。
「この部屋、カーテンもないんだね」
「そうだよ。いらないでしょ」
「電気も点かないじゃん」
「電気代がもったいない。夜は寝るだけなんだから」
寝具用マットの上でルコがジャンプしながら、「おもしろい。牢屋みたいな部屋」と叫んだ。Y美が、
「せっかくだから自分の部屋で逃げたお仕置きをしてあげるよ」
と言って、僕の腕を取り、腰を少し曲げさせる。Y美の手が上がったのが見えた瞬間、ぱしんという音が響き、お尻に激痛が走った。
苦痛に呻き声を上げる僕に構わず、二発三発と続けてお尻を平手打ちされる。
「何もない部屋だから、音がよく響いて楽しいね」
そう言ってS子がY美に交代を申し出た。少し腰を曲げお尻を前に出した状態に僕を押さえつけたY美がS子に目で合図を送り、首を回して「一人十発ずつ」と、ミューとルコと風紀委員に伝えた。
「痛い。痛い。やめてください」
ばしんと肉の鳴る音が響いて、打たれたお尻が熱くなる。S子の連続平手打ちがやっと終わったと思ったら、休むまもなくルコが、続いてミューが打つ。風紀委員の番になると、手が痛くなるからという理由でY美の部屋から定規を持ち出し、その木製の長い定規でお尻を叩き始めた。その痛みは今まで以上に強く、一発ごとに僕は体勢を整えさせられた。
「ねえ、これってやっぱり、いじめなのかな」
「いじめって、やっぱりいじめだと思う。同級生の男の子を丸裸にひん剥いて、おちんちんを蹴ったりお尻を叩いたりしてるんだもん。私たち、いじめてるんだよ」
しみじみとした口調でルコが答えると、ミューは僕の歯を食いしばって痛みと恥辱に耐える横顔に哀れむような視線を投げた。
「なんか、少し可哀想になってきちゃった、私。ナオス君て、小柄だけど、可愛くてちょっとすてきだなって思ってたんだけど、こんなにいじめられちゃって、お尻なんて真っ赤になってもまだ許してもらってないし、おちんちん丸出しで恥ずかしくても我慢してるし、よく分からないけど、なんかすごく可哀想、すごくすごく」
ミューのとりとりめのない言葉を聞き流しながら、しっかりと僕を押さえつけているY美が僕に向かって、
「電気あんまでもう一度みんなの前で精液を出す決心がついた?」
と、聞いた。打たれる度に悲鳴を上げて膝を崩す僕は、両脇に差し込まれたS子の腕によって立たされる。この責めを終わらせることができるなら、なんでもいいという気持ちが働いて、僕は頷いた。すかさずS子がしっかり自分の口でお願いするように言って、僕の乳首に爪を立てた。
正座させられた僕の踵に真っ赤に染まったお尻が当たっていた。「どうぞ電気あんまで射精する僕を見てください。写真に撮ってください」と、頭を下げてお願いさせられた僕は、すぐに両足を取られ、その場に仰向けに倒された。
「今度は私がやってあげるからね。可哀想だから、やさしくやってあげる」
両足を脇に挟んで股間に素足を入れたのは、ミューだった。その言葉通り、ミューは恐る恐るという感じで足を差し入れ、おちんちんをぎゅっと押さえると、ソフトに振動を加えた。微妙に強くなったり弱くなったりして、ほんとの電流が流れたかのようだった。足の指の腹の部分が振動とともにおちんちんをこすり、僕はたちまち感じてしまう。感じまいとしても強引に襲ってくる気持ちよさで、おちんちんが大きくなってしまった。
「足でやられて感じてるなんて、相当の変態だね、チャコは」
腕を組んで見下ろしながら、Y美が嘲る。「ああ、ああ」としか発せられない僕の口から涎が垂れた。風紀委員の眼鏡のレンズが光って、その口元が緩んだ。ミューの柔らかい素足が僕のおちんちんの袋をやさしく踏みつけ、適度な強弱を加えながら振動させる。弾力に富んだ素足に撫で回されて、一つの言葉も頭に浮かばない。くすぐったいような気持ちよさは、射精につながる純粋な気持ちよさに切り替わり、その気持ちよさを感じまいとする努力そのものも快感に繋がっていた。僕は拘束されていない上半身を右に左に波打たせながら、おちんちんから上昇してくる快感に抵抗していた。風紀委員が悶える僕の体から汗が噴き出し、鳩尾に向かって流れるのを指でなぞった。
いきそうになったら知らせるようにY美に厳命されている僕は、射精寸前であることを悲鳴に似た声で告げる。
「すごい。赤くなって膨れている」
「発射する、発射するよ」
「ミューちゃん、がんばれ。その調子その調子」
女の声が幾十にも重なって聞こえる。その合間を縫うようにシャッターを切る音が響いた。撮られている。この恥ずかしい姿を撮られている。射精の瞬間も撮られるのだろう。もう絶対に避けることができない。ミューの足の振動が速くなった。
ついに堪えていた精液を一気に放出してしまった。その瞬間、体じゅうが快感の電気に痺れ、体の全ての機能が麻痺した。出した後もミューの電気あんまは続き、どくどくと脈打つように精液が流れ続けた。それをS子とルコがおもしろそうに凝視し、風紀委員がカメラのレンズを向けた。
電気あんまで二度も射精させられた僕は、その後も自由にしてもらえず、Y美の部屋に連れて行かれ、トランプの相手をさせられた。もう性的にいじめたりしないから、とS子が笑いながら約束した。僕は一緒に遊ぶのなら、服を着させてほしいとY美に頼んだ。Y美は「ばかじゃないの」と鼻で笑っただけだった。先ほど脱がされたパンツを穿きたいと言っても、Y美の返答は同じだった。
射精の後だっただけに、自分だけが素っ裸でクラスメイトの女子と一緒にいることは、たまらない恥ずかしさだった。電気あんまを受けている時は、気持ちよさがその時の恥ずかしさを幾分かは忘れさせてくれた。今は、恥ずかしさだけがダイレクトに生身の肌に突き刺さるのだった。僕は常におちんちんに手を当てて、トランプに加わった。
トランプが済んで、女の人たちがお喋りに花を咲かせている時も、僕は部屋から出しもらえず、といって話の輪に入ることもできないので、隅で正座してじっとしていた。女の人たちは、時々ちらちらと僕のほうに視線を向けた。何度かジュースやお菓子を運ばされた。台所ではおば様が夕食の準備をしていた。
ジュースを運ぶと、Y美が洗面器に向かってジュースを吐いていた。その洗面器を隣りに渡す。S子が自分の缶ジュースを一口飲んでうがいすると、Y美から受け取った洗面器にぺっと吐き出し、隣りに回す。こうして洗面器には五人の女の人が吐き出したジュースが溜まった。新しく運んだ缶ジュースを一人一人に手渡しした僕は、洗面器を押し付けられた。それを飲めと、Y美が命令するのだった。
「お前だけ飲物がなくて、可哀想だから、飲ましてあげるんだよ。感謝して、きちんと正座して飲みなさい。ほら、愚図愚図しない」
いじめないって言ってたのに、もう路線変更か。僕は観念して正座すると、Y美の指示通り正座して洗面器を受け取り、口へ運んだ。洗面器の中のアップルジュースとオレンジジュースが混じった液体は、五人の女子の唾を含んで泡立っていた。僕はごくごくと一気に飲み干した。これまでの経験から、こういうものは一気に飲んだ方が楽だと分かっていた。彼女たちは僕の見事な飲みっぷりに感心したようだった。
「これで完全に私たちの奴隷だね」
S子がぽつりと呟いた。
夕方遅く、ルコとミューと風紀委員が帰った。S子は今晩泊まるらしい。おば様とY美とS子と僕で、夕食のテーブルを囲んだ。
僕も普通に席を与えられたが、パンツ一枚も身に付けることが許されず、相変わらず全裸のままだった。パンツ一枚着けているのといないでは、心理的に雲泥の差がある。
おば様は僕が素っ裸でいることなどまるでお構いなしだった。おば様にもパンツを穿きたいと頼んだが、「Y美に訊いて。パンツは全部あの子に預けているから」の一点ばりだった。そして、僕に台所から食器や料理を運ぶ手伝いをさせた。
Y美とおば様とS子は豚肉の生姜焼きなのに、僕だけ鰻の蒲焼だったのも妙だった。Y美とS子は、丸裸のまま鰻を口に運ぶ僕を見ては、目配せしてくすくす笑うのだった。
食事が済んで、おば様と一緒に手早く後片付けをすると、みんながくつろぐ時間帯になる。いつもならおば様はソファに寝そべってテレビを観るのだが、この日は仕事関係の連絡が入って、おば様が急に出掛けることになってしまった。
「遅くなると思う。戸締りきちんとして寝るのよ。よろしくね。あんまりチャコをいじめちゃ駄目よ」
たちまちスーツに着替えたおば様は、Y美にそう言うと僕のほうは見ずに玄関を出た。迎えの車のエンジン音が聞こえた。僕は裸だったので門の外まで見送ることができず、玄関に立っていた。玄関を開けて入ってきたY美とS子がおちんちんを手で隠したまま所在なくいる裸の僕をちらりと見た。その目つきの冷たさに背筋が寒くなった。
二人の背の高い女の人は、黙って僕の体を持ち上げた。Y美が腕を、S子が足をしっかり掴み、僕を仰向けに倒した状態で階段をのぼるのだった。突然のことに僕は体を左右に揺すって抵抗したが、力の強い彼女たちの腕から逃れることはできなかった。
二階の和室に下ろされた僕に、Y美が頭を後ろに組んで起立するように命じる。語気に鋭いものがあった。僕は怖くなって、素直に従った。足が震える。彼女たちはまだ僕をいじめ足りないらしい。
「私さ、一度男の子がオナニーするところ、見てみたいの。ナオス君もするんでしょ?」
小さく縮こまっているおちんちんを指で弾きながら、S子が訊ねる。僕は正直にしていないと答えると、Y美にいきなり頬を平手打ちされた。
「嘘つくんじゃないよ。私の前でしたことあるじゃん。何度も何度も」
「それは、Y美さんが、僕に…」
「なんだよ」
「命じるから、仕方なく…」
「よく分かった。命じられたらするんだよね。お前の意志なんかどうでもいいや。じゃあ、私が命じたらオナニーするんだよね」
薄い唇を突きつけてY美が僕に迫る。いやと言える訳がない。それでも「はい」と言えずに俯いていると、Y美が指で僕の顎を押し上げ、もう一度詰問した。横ではS子が腕組みをして僕の返事を待っている。僕が力なく頷くと、
「そうだよね。いい子だもんね。じゃあ、今すぐここで、オナニーしてみて。返事は?」
「はい」
「聞こえないな。S子、今の返事、聞こえた?」
S子は神妙な顔をして首を横に振った。僕は下腹部に力を込めて、もう一度「はい」と答えた。もうやけっぱちな気分だった。もうどうにでもなれと思ってY美からそむけた顔を小さく左右に揺すった。Y美はしかし、僕のこうした投げやりな態度が気に入らないみたいで、いきなり僕の足を払うのだった。
畳に尻餅をついて倒れた僕に、Y美は四の字固めをかけた。Y美の長い足は、おちんちんにまで余裕で届く。電気あんまと同時に四の字固めをかけて責めるのだった。おちんちんの袋を踏みつけられた痛みに我知らず悲鳴を上げた僕は身悶えし、足の位置を少しだけずらした。これで激痛から解放された訳ではなかった。次に襲い掛かってきた痛みは、四の字固めをがっしり決められた足からだった。
「やめてください。痛い。許して」
畳をばんばん叩きながら悶える僕を、S子がしゃがんでじっと見ている。シャツの裾がまくれて、S子のお臍が僕の目に入った。S子の体格に似合わず、可愛い小さなお臍だった。痛みに耐えている最中、ふと欲情に似たものを覚えた。僕は叫んだ。
「言うこと聞くから、もう許してください。なんでもします」
「私たちの前でオナニーしてくれるかしら。S子が見たいんだって」
「します」
「従順じゃないと怒るからね。生意気な態度とってたら、ほんとにあんた、知らないよ」
Y美は四の字固めを緩め、代わりに電気あんまを強くしていた。体じゅうが振動して声が震える。Y美の足の裏はコンクリートのように固かった。とにかく痛くて、ミューの時のような気持ちよさは、全然なかった。
やっとY美が足を放してくれても、痛みですぐに立てない。S子が僕の手首を掴み、ばんざいさせて無理矢理起こす。南側の大きなガラスのサッシ戸を背中にして、僕は立たされた。電気の明るい部屋でカーテンもないので、外の通りを行く人がふと二階のこの部屋に目を上げれば、僕が素っ裸で立っていることが分かってしまうだろう。
「じゃあ、見ててあげるから、オナニー始めなさい」
大きく一つ、Y美が手を鳴らした。S子が怒ったような表情で僕を見つめている。恥ずかしい。右手でおちんちんを持ってしばらく摩擦運動をしてみたが、なかなか大きくならなかった。彼女たちは精液を自分の手で出すまで絶対に僕をこの場から解放してくれないだろう。どうせ逃れられないのならば早く済ませたい。しかし、指の運動がなかなか快感につながらなかった。次第にY美が不機嫌になってくる。
「あと3分待ってあげる。出さなかったから罰ゲームだからね」
どんな罰ゲームかはこれから考えるとY美は言い、僕を急かした。手を機械的に素早く動かしているが、緊張のせいか、なかなか快感に結びつかない。何も言わずに不機嫌な表情でじっと見ているY美とS子が怖かった。焦れば焦るほど時間だけが過ぎてゆく。
「ねえ、Y美。男の子って女の人の裸を見て興奮するんでしょ。ちょっと脱いでみてあげたらどうかな」
「え、冗談でしょ。やだよ、そんなの恥ずかしい」
「もしかしてY美って、ナオス君に一度も裸を見せたことないの? 一緒に暮らしているのに」
「当り前でしょ。なんでこの子の前で脱がなくちゃいけないのよ。私は、チャコには下着姿だって見せたことないもん」
「それもすごいね。ナオス君のほうはY美に素っ裸されて、射精までさせられているのにね」
「それだけじゃないよ。おしっこするところ、うんちするところまで全部見ちゃった」
一生懸命におちんちんをしごいている僕の前で、Y美とS子が声を合わせて笑う。電球の黄色い光が畳に反射して、和室を黄色く染めていた。女の人たちの笑い声は、ねちねちと途切れず、オナニーさせられている僕の体に絡みつくのだった。
「はい、3分経過。罰ゲームだね。いいから続けなさいよ。射精するまで許さないから」
惨めな気持ちに打ちひしがれそうになりながらも、懸命に右手を動かす。罰ゲームは後日行うとのことだった。内容はまだ教えてくれない。おちんちんが少しずつ大きくなる。いったん大きくなり始めたら、後は一気に昇天するだけだ。S子が上ずった声を発した。
「すごい。ぱんぱんに膨らんでるよ」
それに対してY美は軽く微笑を返すだけだった。僕は前のめりになり、爪先で畳を踏ん張り、快感に耐えていた。Y美が手を叩いたら、それと同時に射精することになっていた。Y美が今にも手を叩こうとしている。僕はY美の手に目を向けながら、おちんちんをしごき続ける。Y美の手が動いた。
「ああ」
おちんちんの先から精液が迸った瞬間、僕は絶望の呻き声を発した。Y美は手を叩くフェイントをかけただけだった。Y美の手は互いに打ち合うあと数センチのところで止まっていた。見事に騙された僕を笑いながら、Y美とS子がハイタッチする。
畳にこぼれた精液を舌で舐めさせられている僕の背中を踏んで、S子が、
「手が鳴ってから出すんだよ。もう一度、やるんだね」
と言い、ぐっと足に力を込めた。畳に腹ばいになってしまった僕の髪の毛を掴んで、Y美が引っ張った。無理矢理立たせられた僕は、よろめきながら、先ほどと同じガラス戸の後ろに移動させられた。
精液を出したばかりなのに、もう二回目の射精を強制される。必死に右手を動かしていると、先ほどよりは短い時間でおちんちんが大きくなった。だいぶ緊張が解けていた。
「えらいね、チャコ。もう大きくなった。今度は騙されないように気をつけるんだよ」
手を叩く用意をして、Y美が僕のおちんちんを覗きこむ。もうすぐ精液が出そうだと判断したY美は、元の位置に戻って、手を動かした。今度は騙されなかった。Y美の手は途中で止まっていた。しかし、次のフェイントには引っ掛かってしまった。Y美は手を鳴らす振りをしただけで、僕は精液を畳にぶちまけてしまった。
「ばかだねえ、何回騙されたら気が済むんだよ、お前は」
土下座して精液を舌で拭き取らされている僕の背中にY美が片足をかけて、体重をかける。呻き声を上げる僕にお構いなく、Y美がもう片方の足も乗せた。うつ伏せの状態で畳の上に倒れる僕の体に、S子も乗った。Y美がバランスを取りながらお尻と腰のところに移動する。二人の大きな女の人に乗られた僕は身動きできず、体じゅうの痛みに耐えるしかなかった。さすがに彼女たちがぴょんぴょんと軽く飛び始めた時には、悲鳴を上げて、許しを乞うのだった。
「立ちなさい」
ようやく僕の体から二人が下りたと思ったら、すかさずY美が冷ややかな声で命令する。僕はまだいじめられるのだと観念して、震える全裸の体をY美とS子の前に晒した。
Y美がスカートのポケットから紐を取り出した。細くて長い紐だった。S子にがっしりと押さえられた僕の手首を縛ると、紐の端を廊下と和室の境目にある鴨居に紐を括りつけた。さらにもう一つの紐を取り出したY美は、その紐で僕の片足の膝のところを縛り、同じように端を鴨居に縛り付け、僕を片足吊りにしてしまった。
縛られた両手と片足を吊られ不安に体を震わせている僕を、Y美とS子がにやにやしながら、見ていた。続けて二回射精させられたおちんちんは小さく縮こまって、股の間で彼女たちの残酷な視線に耐えている。
「私が手を鳴らす前に射精しちゃったんだから、罰を受けてもらうからね」
唇を上方にゆがめて微笑するY美は、S子に「最初に私がやるね」と告げるのだった。
「私の部屋を汚さないでよ。汚したんなら、ちゃんときれいにしなよ」
口で吸い取るようにY美は命令して、僕の髪の毛から手を放した。精液に口を付けるなんて、とてもできない。僕は床に垂れた白濁を前にして、床に膝を着けたまま後退りした。と、S子が馬乗りになって僕の動きを抑えた。
きっちり精液を吸い取らせるまで、Y美は僕を許さないだろうし、五人の女の人たちは力ずくで僕を思い通りにすることもできる。風紀委員が神妙な顔をして僕が精液の前に膝を揃えて座るのを見ている。「早くきれいにしなよ」Y美が僕の背中を平手打ちする。
観念した僕は目をつむり、自ら放出した精液に舌を伸ばした。舌先ではゼリー状のどろっとした感覚を覚えた。気持ち悪い。舐めていても仕方がない。これを吸い取らなくていけない。深呼吸して、下唇を白濁の液体に付けると、一二の三で思いっきり吸い込んだ。じゅるじゅると音を立てて、精液が僕の口内に入る。吐き出しそうになったので、ごくりと飲み込んだ。
「ね、どんな味、どんな味」
好奇心旺盛のルコがたった今精液を飲み込んだ僕の横顔をじっと見つめながら尋ねる。僕は答えられなかった。そんな余裕がない。とりあえず一番大きな白濁を飲み込んだものの、床にはまだ点々と精液が落ちている。後は吸い込むというよりも、舌を使ってきれいにするだけ。Y美は、僕が口で吸い込んだ精液の跡が床にまだ残っているので、そこも舌できれいに舐めるように言う。僕は這いつくばり、舌で床の精液を一心に舐めた。早く解放されたくて、また同時に今の惨めな自分に対して意識が生じないように、無我夢中で舐め続けた。その様子を見て、みんなが手を叩いて笑う。
「ほんとの動物だよね。自分が出した精液を飲んでるし、まだ足りなくて床に舌を這わせてる。しかも素っ裸でさ、本能のまま生きてるって感じじゃん。私、軽蔑しちゃうな」
腕を組んだ風紀委員が呆れたという顔をして、S子に話し掛ける。S子は唇の端を上げて微笑したまま黙って頷く。床が僕の唾と精液のせいでべとべとしている。Y美もミューも素足を床に擦り付けては、その感触を気持ち悪がっている。そこでY美とS子が僕の手と足を引っ張り、仰向けに伸ばした。精液を放出して惨めに縮こまっているおちんちんを指で突いて、ルコがからかう。床に僕の背中とお尻を押し付けた状態で前後に揺すり、「自分の体で拭きなさいよ」と、命じるのだった。
手足を放してもらった僕は、胸や脇腹を床にこすりつけて、唾液や精液を吸い取らされた。その間、みんなは缶ジュースを飲んでいたが、Y美が缶ジュースを傾けて床に数滴垂らすと、僕にそこも体を使って拭くように言いつける。それを面白がってミューが真似ると、ルコもS子も缶ジュースを床に垂らし始めた。最初は数滴だったのが、だんだんこぼす量が増え、床にこすりつける僕の体がべとべとになってきた。
「やだ、さっきの写真、撮れてなかった」
カメラにフィルムが入ってなかったことを告げて、風紀委員が舌をぺろっと出した。床にお腹をこすりつけてジュースを拭いている僕の頭上で、Y美たちが相談している。風紀委員は、どうしても僕が射精するところをカメラに写しておきたいと言う。また射精させられる。そう思うと、体がぞくっと震えた。
「もう勘弁してください」
震える声でそれだけ言うと、彼女たちの関心が別のこと、たとえば学校のことや友だちのことなどに移ることをひたすら祈った。性的ないじめから解放され、早く自分の部屋にこもりたい僕は、その思いだけで頭がいっぱいになっていて、Y美たちの話し声も薄い膜を通して聞こえてくる、雑踏の中の声の一つにしか聞こえなかった。S子が僕の両脇に腕を差し込んで僕をむりやり立たせた時、この人たちが何をしようとしているのかがはっきり分かった。恐怖が全身を走り抜け、S子の腕から逃れると、取り囲む女の人たちの隙を突いて逃げ出した。ドアとは反対の方向に抜け出したので、僕の目の前には窓しかなかった。
「どこに逃げようとしてるのかな。その窓から飛び降りるつもり?」
にやにやしながらY美が声をかける。窓の外には桑畑が広がっていて、その向うにみなみ川教信者の老人の家のくすんだ屋根が見えた。雲ひとつない夏の空がきらきらと輝いていた。僕はおちんちんに手を当てて、Y美たちのほうへ体の向きを変えると、勇気を出してドアに向かって駆け出した。彼女たちの後ろにあるドアノブに手をかけ、駆け足で廊下の斜め向かいにある自分の部屋に入った。
「開けなさいよ」
不意を突かれたY美たちがヒステリックな声を上げ、ドアノブを引く。僕は鍵が付いていないドアを押さえて踏ん張ったが、S子のすごい力に抗えず、すぐにドアを開けられてしまった。Y美たちがずかずかと僕の部屋へ入り込んできた。
「なんなのこの部屋、何もないじゃん」
ベランダに通じるサッシ戸の他は壁に囲まれた部屋を見回しながら、ルコが感動したように息を吐いた。寝具としてマットが部屋の中央にあるだけで、掛け布団もなかった。学校に持っていく品物、鞄、教科書などは、Y美が管理していて、登校前の朝に制服と一緒に渡される。僕がこの家に持ってきた荷物は、学校に関係する物を除いて、全ておば様の会社の倉庫に保管されてしまった。僕に割り当てられたこの部屋は、牢獄のようなものだった。本はもちろん、日用品も無いし、衣類も、衣類を仕舞うタンスもない。この家にいる限りは僕はパンツ一枚しか身につけることを許されていないのだから、そんなものは必要ないのだとY美がルコに説明した。今はそのパンツすら脱がされた素っ裸で部屋の隅に震えている僕を尻目に、S子がY美に質問する。
「この部屋、カーテンもないんだね」
「そうだよ。いらないでしょ」
「電気も点かないじゃん」
「電気代がもったいない。夜は寝るだけなんだから」
寝具用マットの上でルコがジャンプしながら、「おもしろい。牢屋みたいな部屋」と叫んだ。Y美が、
「せっかくだから自分の部屋で逃げたお仕置きをしてあげるよ」
と言って、僕の腕を取り、腰を少し曲げさせる。Y美の手が上がったのが見えた瞬間、ぱしんという音が響き、お尻に激痛が走った。
苦痛に呻き声を上げる僕に構わず、二発三発と続けてお尻を平手打ちされる。
「何もない部屋だから、音がよく響いて楽しいね」
そう言ってS子がY美に交代を申し出た。少し腰を曲げお尻を前に出した状態に僕を押さえつけたY美がS子に目で合図を送り、首を回して「一人十発ずつ」と、ミューとルコと風紀委員に伝えた。
「痛い。痛い。やめてください」
ばしんと肉の鳴る音が響いて、打たれたお尻が熱くなる。S子の連続平手打ちがやっと終わったと思ったら、休むまもなくルコが、続いてミューが打つ。風紀委員の番になると、手が痛くなるからという理由でY美の部屋から定規を持ち出し、その木製の長い定規でお尻を叩き始めた。その痛みは今まで以上に強く、一発ごとに僕は体勢を整えさせられた。
「ねえ、これってやっぱり、いじめなのかな」
「いじめって、やっぱりいじめだと思う。同級生の男の子を丸裸にひん剥いて、おちんちんを蹴ったりお尻を叩いたりしてるんだもん。私たち、いじめてるんだよ」
しみじみとした口調でルコが答えると、ミューは僕の歯を食いしばって痛みと恥辱に耐える横顔に哀れむような視線を投げた。
「なんか、少し可哀想になってきちゃった、私。ナオス君て、小柄だけど、可愛くてちょっとすてきだなって思ってたんだけど、こんなにいじめられちゃって、お尻なんて真っ赤になってもまだ許してもらってないし、おちんちん丸出しで恥ずかしくても我慢してるし、よく分からないけど、なんかすごく可哀想、すごくすごく」
ミューのとりとりめのない言葉を聞き流しながら、しっかりと僕を押さえつけているY美が僕に向かって、
「電気あんまでもう一度みんなの前で精液を出す決心がついた?」
と、聞いた。打たれる度に悲鳴を上げて膝を崩す僕は、両脇に差し込まれたS子の腕によって立たされる。この責めを終わらせることができるなら、なんでもいいという気持ちが働いて、僕は頷いた。すかさずS子がしっかり自分の口でお願いするように言って、僕の乳首に爪を立てた。
正座させられた僕の踵に真っ赤に染まったお尻が当たっていた。「どうぞ電気あんまで射精する僕を見てください。写真に撮ってください」と、頭を下げてお願いさせられた僕は、すぐに両足を取られ、その場に仰向けに倒された。
「今度は私がやってあげるからね。可哀想だから、やさしくやってあげる」
両足を脇に挟んで股間に素足を入れたのは、ミューだった。その言葉通り、ミューは恐る恐るという感じで足を差し入れ、おちんちんをぎゅっと押さえると、ソフトに振動を加えた。微妙に強くなったり弱くなったりして、ほんとの電流が流れたかのようだった。足の指の腹の部分が振動とともにおちんちんをこすり、僕はたちまち感じてしまう。感じまいとしても強引に襲ってくる気持ちよさで、おちんちんが大きくなってしまった。
「足でやられて感じてるなんて、相当の変態だね、チャコは」
腕を組んで見下ろしながら、Y美が嘲る。「ああ、ああ」としか発せられない僕の口から涎が垂れた。風紀委員の眼鏡のレンズが光って、その口元が緩んだ。ミューの柔らかい素足が僕のおちんちんの袋をやさしく踏みつけ、適度な強弱を加えながら振動させる。弾力に富んだ素足に撫で回されて、一つの言葉も頭に浮かばない。くすぐったいような気持ちよさは、射精につながる純粋な気持ちよさに切り替わり、その気持ちよさを感じまいとする努力そのものも快感に繋がっていた。僕は拘束されていない上半身を右に左に波打たせながら、おちんちんから上昇してくる快感に抵抗していた。風紀委員が悶える僕の体から汗が噴き出し、鳩尾に向かって流れるのを指でなぞった。
いきそうになったら知らせるようにY美に厳命されている僕は、射精寸前であることを悲鳴に似た声で告げる。
「すごい。赤くなって膨れている」
「発射する、発射するよ」
「ミューちゃん、がんばれ。その調子その調子」
女の声が幾十にも重なって聞こえる。その合間を縫うようにシャッターを切る音が響いた。撮られている。この恥ずかしい姿を撮られている。射精の瞬間も撮られるのだろう。もう絶対に避けることができない。ミューの足の振動が速くなった。
ついに堪えていた精液を一気に放出してしまった。その瞬間、体じゅうが快感の電気に痺れ、体の全ての機能が麻痺した。出した後もミューの電気あんまは続き、どくどくと脈打つように精液が流れ続けた。それをS子とルコがおもしろそうに凝視し、風紀委員がカメラのレンズを向けた。
電気あんまで二度も射精させられた僕は、その後も自由にしてもらえず、Y美の部屋に連れて行かれ、トランプの相手をさせられた。もう性的にいじめたりしないから、とS子が笑いながら約束した。僕は一緒に遊ぶのなら、服を着させてほしいとY美に頼んだ。Y美は「ばかじゃないの」と鼻で笑っただけだった。先ほど脱がされたパンツを穿きたいと言っても、Y美の返答は同じだった。
射精の後だっただけに、自分だけが素っ裸でクラスメイトの女子と一緒にいることは、たまらない恥ずかしさだった。電気あんまを受けている時は、気持ちよさがその時の恥ずかしさを幾分かは忘れさせてくれた。今は、恥ずかしさだけがダイレクトに生身の肌に突き刺さるのだった。僕は常におちんちんに手を当てて、トランプに加わった。
トランプが済んで、女の人たちがお喋りに花を咲かせている時も、僕は部屋から出しもらえず、といって話の輪に入ることもできないので、隅で正座してじっとしていた。女の人たちは、時々ちらちらと僕のほうに視線を向けた。何度かジュースやお菓子を運ばされた。台所ではおば様が夕食の準備をしていた。
ジュースを運ぶと、Y美が洗面器に向かってジュースを吐いていた。その洗面器を隣りに渡す。S子が自分の缶ジュースを一口飲んでうがいすると、Y美から受け取った洗面器にぺっと吐き出し、隣りに回す。こうして洗面器には五人の女の人が吐き出したジュースが溜まった。新しく運んだ缶ジュースを一人一人に手渡しした僕は、洗面器を押し付けられた。それを飲めと、Y美が命令するのだった。
「お前だけ飲物がなくて、可哀想だから、飲ましてあげるんだよ。感謝して、きちんと正座して飲みなさい。ほら、愚図愚図しない」
いじめないって言ってたのに、もう路線変更か。僕は観念して正座すると、Y美の指示通り正座して洗面器を受け取り、口へ運んだ。洗面器の中のアップルジュースとオレンジジュースが混じった液体は、五人の女子の唾を含んで泡立っていた。僕はごくごくと一気に飲み干した。これまでの経験から、こういうものは一気に飲んだ方が楽だと分かっていた。彼女たちは僕の見事な飲みっぷりに感心したようだった。
「これで完全に私たちの奴隷だね」
S子がぽつりと呟いた。
夕方遅く、ルコとミューと風紀委員が帰った。S子は今晩泊まるらしい。おば様とY美とS子と僕で、夕食のテーブルを囲んだ。
僕も普通に席を与えられたが、パンツ一枚も身に付けることが許されず、相変わらず全裸のままだった。パンツ一枚着けているのといないでは、心理的に雲泥の差がある。
おば様は僕が素っ裸でいることなどまるでお構いなしだった。おば様にもパンツを穿きたいと頼んだが、「Y美に訊いて。パンツは全部あの子に預けているから」の一点ばりだった。そして、僕に台所から食器や料理を運ぶ手伝いをさせた。
Y美とおば様とS子は豚肉の生姜焼きなのに、僕だけ鰻の蒲焼だったのも妙だった。Y美とS子は、丸裸のまま鰻を口に運ぶ僕を見ては、目配せしてくすくす笑うのだった。
食事が済んで、おば様と一緒に手早く後片付けをすると、みんながくつろぐ時間帯になる。いつもならおば様はソファに寝そべってテレビを観るのだが、この日は仕事関係の連絡が入って、おば様が急に出掛けることになってしまった。
「遅くなると思う。戸締りきちんとして寝るのよ。よろしくね。あんまりチャコをいじめちゃ駄目よ」
たちまちスーツに着替えたおば様は、Y美にそう言うと僕のほうは見ずに玄関を出た。迎えの車のエンジン音が聞こえた。僕は裸だったので門の外まで見送ることができず、玄関に立っていた。玄関を開けて入ってきたY美とS子がおちんちんを手で隠したまま所在なくいる裸の僕をちらりと見た。その目つきの冷たさに背筋が寒くなった。
二人の背の高い女の人は、黙って僕の体を持ち上げた。Y美が腕を、S子が足をしっかり掴み、僕を仰向けに倒した状態で階段をのぼるのだった。突然のことに僕は体を左右に揺すって抵抗したが、力の強い彼女たちの腕から逃れることはできなかった。
二階の和室に下ろされた僕に、Y美が頭を後ろに組んで起立するように命じる。語気に鋭いものがあった。僕は怖くなって、素直に従った。足が震える。彼女たちはまだ僕をいじめ足りないらしい。
「私さ、一度男の子がオナニーするところ、見てみたいの。ナオス君もするんでしょ?」
小さく縮こまっているおちんちんを指で弾きながら、S子が訊ねる。僕は正直にしていないと答えると、Y美にいきなり頬を平手打ちされた。
「嘘つくんじゃないよ。私の前でしたことあるじゃん。何度も何度も」
「それは、Y美さんが、僕に…」
「なんだよ」
「命じるから、仕方なく…」
「よく分かった。命じられたらするんだよね。お前の意志なんかどうでもいいや。じゃあ、私が命じたらオナニーするんだよね」
薄い唇を突きつけてY美が僕に迫る。いやと言える訳がない。それでも「はい」と言えずに俯いていると、Y美が指で僕の顎を押し上げ、もう一度詰問した。横ではS子が腕組みをして僕の返事を待っている。僕が力なく頷くと、
「そうだよね。いい子だもんね。じゃあ、今すぐここで、オナニーしてみて。返事は?」
「はい」
「聞こえないな。S子、今の返事、聞こえた?」
S子は神妙な顔をして首を横に振った。僕は下腹部に力を込めて、もう一度「はい」と答えた。もうやけっぱちな気分だった。もうどうにでもなれと思ってY美からそむけた顔を小さく左右に揺すった。Y美はしかし、僕のこうした投げやりな態度が気に入らないみたいで、いきなり僕の足を払うのだった。
畳に尻餅をついて倒れた僕に、Y美は四の字固めをかけた。Y美の長い足は、おちんちんにまで余裕で届く。電気あんまと同時に四の字固めをかけて責めるのだった。おちんちんの袋を踏みつけられた痛みに我知らず悲鳴を上げた僕は身悶えし、足の位置を少しだけずらした。これで激痛から解放された訳ではなかった。次に襲い掛かってきた痛みは、四の字固めをがっしり決められた足からだった。
「やめてください。痛い。許して」
畳をばんばん叩きながら悶える僕を、S子がしゃがんでじっと見ている。シャツの裾がまくれて、S子のお臍が僕の目に入った。S子の体格に似合わず、可愛い小さなお臍だった。痛みに耐えている最中、ふと欲情に似たものを覚えた。僕は叫んだ。
「言うこと聞くから、もう許してください。なんでもします」
「私たちの前でオナニーしてくれるかしら。S子が見たいんだって」
「します」
「従順じゃないと怒るからね。生意気な態度とってたら、ほんとにあんた、知らないよ」
Y美は四の字固めを緩め、代わりに電気あんまを強くしていた。体じゅうが振動して声が震える。Y美の足の裏はコンクリートのように固かった。とにかく痛くて、ミューの時のような気持ちよさは、全然なかった。
やっとY美が足を放してくれても、痛みですぐに立てない。S子が僕の手首を掴み、ばんざいさせて無理矢理起こす。南側の大きなガラスのサッシ戸を背中にして、僕は立たされた。電気の明るい部屋でカーテンもないので、外の通りを行く人がふと二階のこの部屋に目を上げれば、僕が素っ裸で立っていることが分かってしまうだろう。
「じゃあ、見ててあげるから、オナニー始めなさい」
大きく一つ、Y美が手を鳴らした。S子が怒ったような表情で僕を見つめている。恥ずかしい。右手でおちんちんを持ってしばらく摩擦運動をしてみたが、なかなか大きくならなかった。彼女たちは精液を自分の手で出すまで絶対に僕をこの場から解放してくれないだろう。どうせ逃れられないのならば早く済ませたい。しかし、指の運動がなかなか快感につながらなかった。次第にY美が不機嫌になってくる。
「あと3分待ってあげる。出さなかったから罰ゲームだからね」
どんな罰ゲームかはこれから考えるとY美は言い、僕を急かした。手を機械的に素早く動かしているが、緊張のせいか、なかなか快感に結びつかない。何も言わずに不機嫌な表情でじっと見ているY美とS子が怖かった。焦れば焦るほど時間だけが過ぎてゆく。
「ねえ、Y美。男の子って女の人の裸を見て興奮するんでしょ。ちょっと脱いでみてあげたらどうかな」
「え、冗談でしょ。やだよ、そんなの恥ずかしい」
「もしかしてY美って、ナオス君に一度も裸を見せたことないの? 一緒に暮らしているのに」
「当り前でしょ。なんでこの子の前で脱がなくちゃいけないのよ。私は、チャコには下着姿だって見せたことないもん」
「それもすごいね。ナオス君のほうはY美に素っ裸されて、射精までさせられているのにね」
「それだけじゃないよ。おしっこするところ、うんちするところまで全部見ちゃった」
一生懸命におちんちんをしごいている僕の前で、Y美とS子が声を合わせて笑う。電球の黄色い光が畳に反射して、和室を黄色く染めていた。女の人たちの笑い声は、ねちねちと途切れず、オナニーさせられている僕の体に絡みつくのだった。
「はい、3分経過。罰ゲームだね。いいから続けなさいよ。射精するまで許さないから」
惨めな気持ちに打ちひしがれそうになりながらも、懸命に右手を動かす。罰ゲームは後日行うとのことだった。内容はまだ教えてくれない。おちんちんが少しずつ大きくなる。いったん大きくなり始めたら、後は一気に昇天するだけだ。S子が上ずった声を発した。
「すごい。ぱんぱんに膨らんでるよ」
それに対してY美は軽く微笑を返すだけだった。僕は前のめりになり、爪先で畳を踏ん張り、快感に耐えていた。Y美が手を叩いたら、それと同時に射精することになっていた。Y美が今にも手を叩こうとしている。僕はY美の手に目を向けながら、おちんちんをしごき続ける。Y美の手が動いた。
「ああ」
おちんちんの先から精液が迸った瞬間、僕は絶望の呻き声を発した。Y美は手を叩くフェイントをかけただけだった。Y美の手は互いに打ち合うあと数センチのところで止まっていた。見事に騙された僕を笑いながら、Y美とS子がハイタッチする。
畳にこぼれた精液を舌で舐めさせられている僕の背中を踏んで、S子が、
「手が鳴ってから出すんだよ。もう一度、やるんだね」
と言い、ぐっと足に力を込めた。畳に腹ばいになってしまった僕の髪の毛を掴んで、Y美が引っ張った。無理矢理立たせられた僕は、よろめきながら、先ほどと同じガラス戸の後ろに移動させられた。
精液を出したばかりなのに、もう二回目の射精を強制される。必死に右手を動かしていると、先ほどよりは短い時間でおちんちんが大きくなった。だいぶ緊張が解けていた。
「えらいね、チャコ。もう大きくなった。今度は騙されないように気をつけるんだよ」
手を叩く用意をして、Y美が僕のおちんちんを覗きこむ。もうすぐ精液が出そうだと判断したY美は、元の位置に戻って、手を動かした。今度は騙されなかった。Y美の手は途中で止まっていた。しかし、次のフェイントには引っ掛かってしまった。Y美は手を鳴らす振りをしただけで、僕は精液を畳にぶちまけてしまった。
「ばかだねえ、何回騙されたら気が済むんだよ、お前は」
土下座して精液を舌で拭き取らされている僕の背中にY美が片足をかけて、体重をかける。呻き声を上げる僕にお構いなく、Y美がもう片方の足も乗せた。うつ伏せの状態で畳の上に倒れる僕の体に、S子も乗った。Y美がバランスを取りながらお尻と腰のところに移動する。二人の大きな女の人に乗られた僕は身動きできず、体じゅうの痛みに耐えるしかなかった。さすがに彼女たちがぴょんぴょんと軽く飛び始めた時には、悲鳴を上げて、許しを乞うのだった。
「立ちなさい」
ようやく僕の体から二人が下りたと思ったら、すかさずY美が冷ややかな声で命令する。僕はまだいじめられるのだと観念して、震える全裸の体をY美とS子の前に晒した。
Y美がスカートのポケットから紐を取り出した。細くて長い紐だった。S子にがっしりと押さえられた僕の手首を縛ると、紐の端を廊下と和室の境目にある鴨居に紐を括りつけた。さらにもう一つの紐を取り出したY美は、その紐で僕の片足の膝のところを縛り、同じように端を鴨居に縛り付け、僕を片足吊りにしてしまった。
縛られた両手と片足を吊られ不安に体を震わせている僕を、Y美とS子がにやにやしながら、見ていた。続けて二回射精させられたおちんちんは小さく縮こまって、股の間で彼女たちの残酷な視線に耐えている。
「私が手を鳴らす前に射精しちゃったんだから、罰を受けてもらうからね」
唇を上方にゆがめて微笑するY美は、S子に「最初に私がやるね」と告げるのだった。
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お忙しい中、大変恐縮ではございますが何卒ご検討の程宜しくお願いいたします。
もしもう更新しないのならそのことを知らせるべきではありませんか?今まで読んでくれた人のためにも。
更新が止まってしまい、読んでいただいている皆様には申し訳ないと思っています。
まだお話は終わっていないんですが、PCが壊れたりしてなかなか書けませんでした。
必ず続けます。作者はまだ元気に生きております。
コメントいただいている皆様には、ろくにレスできず、ほんとに心苦しいばかりです。たくさんのコメント、ありがとうございます。私、努力します。約束します。
中断が続いたら、急に書けなくなってしまったのですね。現在リハビリの最中です。
復活して皆様と一緒に妄想を共有できる日を夢見て、精進しますので、読んでくださっている皆様も生活のいろいろな面で努力して、充実したよい生活を送れますように、今晩は私ひとりで乾杯します。
乾杯!
もの凄い勢いで言われたから、ただひたすらに舐め続けてやったんだけどさw
女が「ヒッ・・」って言ったかと思ったら急に潮ドシャーーーΣ(゜Д゜;≡;゜д゜)
出るなら出るって言えよな(^^; おかげで頭も服もビッショビショwww
最初6マソって約束だったけど、服代で3マソ追加してくれて結果的にラッキーだったからまぁイイヤ( ^ω^)
▼舐めて女wwが居たとこw▼
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俺のナニをじゅぼじゅぼ咥えながら「イイヨイイヨー」って言ったのにはワロタw
ディープスロートうまかったうえに10マソ平気で出してきたんだけど、白人女ってみんなそうなの?(^^;
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