その日以来、僕は新しい取り決めに従って、学校から帰ると家の裏口に回った。裏口のドアの前でパンツ一枚の裸にならなければならない。すぐ横に、現在は使用していない古い洗濯機がある。その中に脱いだ物を入れる。フェンスに草の蔓がいっぱい絡まっているので、フェンスに隣接した田んぼの向こうの農道からは、上半身はともかく、下半身は見えにくくなっている。雨の日は、急いでパンツ一枚になって、衣類を洗濯機に投げ込む。洗濯機の中に入れておけば、どんなに雨が降っても貴重な服が濡れなくて済む。靴は縁の下にしまう。これでパンツ以外の衣類や靴は、明日の朝までお預けとなる。
学校が終わると、即行で帰宅し、おば様が在宅している時間に間に合わせる。そうしないと裏口のドアに鍵がかけられてしまうのだ。パンツ一枚の裸で鞄を持ち、家に上がる。二階の自分の部屋に鞄を片付け、手を洗い、うがいをしてから、床を拭いたり、食器を洗ったりする。パンツ一枚で働く僕を見て、おば様は労いの言葉をかけてくれる。それから、スーツに身を固め、気鋭の女性経営者の顔つきになったおば様は、パンツ一枚の僕に用件を言いつけて、仕事に出掛ける。
Y美が帰ってくるのは、おば様が家を出て、だいたい三十分ほど経ってからだ。Y美が玄関で「ただいま」と声を張り上げると、僕は仕事を中断して急いで出迎えに行く。三つ指をついて「お帰りなさいませ」とお辞儀をし、散らばった靴を整え、Y美から鞄を受け取り、二階のY美の部屋まで運ぶ。出迎えが遅れると、Y美に鞄で体中を叩かれる。洗面所ではY美に新しいタオルを手渡し、すぐに台所に行き、Y美のためによく冷えた麦茶をコップに入れて差し上げる。Y美が麦茶を飲んでいる間に、洗濯物を取り込みに庭に出る。その間にY美が僕を呼びつけることがある。先日は僕の返事が遅れたために、Y美は冷凍庫から氷皿を取り出してきて、ひねって氷を氷入れに落とした。そして、その氷の塊を僕のパンツの前と後ろにぎっしり入れて、パンツの上から叩くのだった。パンツを引っ張って中を覗いたY美が「白いお尻、白いお尻が赤くなってるよ。ぶたれたみたいね」と言って、笑った。
これが普段の僕の生活パターンとなったが、例外的な出来事も起こる。僕の小学校からの友人が最近の僕の様子がおかしいのを心配して、学校から急いで帰ろうとする僕に付き添ってきたのだった。
学業優秀で学年トップの座を占めるこの友人は、かつてライバルと目したこともあるこの僕の哀れな成績の凋落ぶりをいぶかしく思っている。僕は友人と並んで歩き、家の前まで来ると、「ここだよ」と言って友人に家を示した。
彼がここで引き返してくれたらよかったのだが、「ちょっと立ち寄っていいか」と聞くのだった。僕は、裏口からパンツ一枚になって入らなければならないのだが、昔からの友人であり、一時は学業のライバルでもあった彼の前で、恥かしい姿は見せたくなかった。また、奴隷のように働かされている事実も隠しておきたかった。
そこで、僕には禁止されている筈の表口から家に入り、服を脱ぐことなく、二階の僕の部屋に友人を案内したのだった。玄関から入った僕を見て、おば様は一瞬「あらっ」という表情をしたが、すぐに事情を察して、僕の後ろに立つ友人を愛想よく迎えた。そして、すぐに会社へ行った。
二階の僕の部屋で、友人は僕の家庭の事情やY美の家に居候している理由などをしきりに知りたがった。僕は努めて明るい調子で説明し、それが最近の学業不振とは全然関係がないことを分からせようとした。
「勉強ばっかりしてても疲れるし。テストなんか、ばかばかしくてね」と、わざと反抗期を装って言った。友人もようやく安心したように苦笑すると、
「そうか。まあ、お互い難しい時期だよな。俺もその気持ち、分かるよ」と、同意を示した。それから急に声のトーンを落とすと、
「でもな、Y美と同じ家に住むなんて、お前も大変だな。あいつ、危なくないか?」
「え、別に・・・」僕が言葉を濁すと、友人は、
「あいつ、可愛い顔してるけど、やばいと思う。俺、ずいぶん前だけど、塾に行く途中、偶然見ちゃったんだ、あいつが一人で川岸に立っているのを。何してるのかと思ったら、仔犬を川に投げて遊んでいたんだよ。仔犬が必死になって泳いで岸までくると、また首ねっこをつかんで、投げるんだ。それを楽しそうに、何度も何度もやってる。俺、橋の上から見ていて背筋が寒くなったよ」と言った。
その時、ノックの音がしてドアがあいた。Y美だった。紅茶と菓子を運んできたのだった。友人は黙って頭を下げた。Y美は僕の前にも紅茶を置くと、「ごゆっくり」と言って退出した。
友人が「まあ、お前が思ったよりおかしな状況にいるわけじゃないって分かって安心したよ」と行ってこの家から去るやいなや、いきなり後ろから耳たぶを引っ張られた。あまりの痛さに僕は叫んだ。Y美は僕のもう片方の耳たぶも引っ張り、「あんた、この家ではどんな格好でいなければいけなかったんだっけ?」と、怒鳴った。そのあまりの剣幕に僕は足を震わせながら、「パンツ一枚の裸です」と答えた。
「じゃあ、なんでまだ制服を着ているんだよ」Y美が耳たぶをつかんでいる両手を少しずつ上げていく。僕は爪先立ちになりながら、弁解した。
「友だちが、友だちがいたから、脱げなかったんです」
「そんな言い訳が通じると思うの? いいから早く、いつもの格好になりなさいよ」
Y美に耳たぶをつまみ上げられながら、僕はワイシャツのボタンを外し、ズボンと靴下を脱ぎ捨てた。Yが背後から僕のアンダーシャツを剥いだ。
パンツ一枚の裸になってもY美はまだ耳たぶをつまんだまま、僕を居間に連れて行き、網戸をあけて、僕を庭に突き出した。Y美が家の中から僕の両方の耳たぶを引っ張り上げる。僕は庭の向こうの農道に人がいるのを認めながら、縁側のコンクリートに素足を爪先立ちさせて、耳たぶの刺すような痛みに喘いでいた。
「ほらほら、友だちにこんな格好を見せてあげたらどうなの?」
「やめて、やめてください」ほとんど涙声になって僕は懇願した。Y美の高い身長、自分の低い身長が恨めしかった。Y美は耳たぶを引っ張ったまま、片足を上げて、僕のパンツをゆっくりと引き下ろし始めた。僕のお尻をY美の足の親指がなぶる。
「それとも、こんな格好を見せてあげたらどうかな。お友だち、びっくりするだろうね。ほらほら、おちんちんが丸見えになっちゃったよ」
パンツはおちんちんを過ぎてからは、一気にくるぶしまで下ろされ、Y美がさらに耳たぶを引っ張り上げた瞬間に、僕の足から飛んで、草むらに落ちた。僕が痛さのあまり、足を振り回したのが原因だった。
「どうなの、素っ裸で縁側に吊るされる気持ちは? あんたも友だちの前だからって気取ってないで、僕はいつも家の中ではパンツ一枚で奴隷のように働いているんだって、正直に教えてあげればよかったのよ。そうすれば、こんな恥かしい目に遭わなくて済んだでしょうに」
「許してください。申し訳ありません」
「今さら泣いて謝ったって遅いよ。罰としてしばらく吊るされていなさい」
耳たぶを引っ張っている手が少しだけ下がり、僕は爪先立ちのまま、多少の痛みの和らぎを覚えた。僕が剥き出しにされたおちんちんを両手で隠すと、
「誰が隠していいって。手は後ろ手に組みなさい」と言って、僕のお尻を蹴飛ばす。しかも耳たぶは引っ張られたままなので、僕は耳たぶがちぎれるような激痛に悲鳴を上げた。気づくと、僕は声を上げて泣いていた。
「言う通りにしますから、もうこれ以上引っ張らないでください」両手を後ろに組みながら、僕は午後の明るい日差しにさらされて、隠すこともできない自分の全裸が他の人に見られる不安に両目を閉じた。
「しかし、みっともないねえ。同い年の女の子にオールヌードにされて吊るされて、泣いているんだから。恥かしいよね。そう思わない?」と、Y美が僕の顔を覗き込む。
吊るされて10分は経っただろうか。門の外で車の止まる音がした。ドアがあいて、誰かが門の中に入ってくる。
おちんちんを見られるという不安から手が反射的に股間を覆う。と、すかさずY美が僕の耳たぶを引っ張り上げる。呻いて、身をよじり、両手を後ろ手に組む。庭に入ってきたのは、おば様だった。
忘れ物を取りに来ただけなのだとおば様は言う。庭先に干してある紫のスカーフがその忘れ物だった。おば様はちょっと立ち止まって、縁側で素っ裸を後ろ手に組んで隠すでもなく、身をもじもじさせている僕に視線を止めた。Y美に両の耳たぶを引っ張られて身動きできない状態であることを確認すると、つかつかと近寄り、腰をかがめ、僕のおちんちんにじっと視線を注いだ。
「ぴくぴく動いている。かわいいわね」と、おば様は言い、Y美に同意を求めると、
「知らない。私、そんなにじっと見たことないもん。この子の、女の子のようなつやつやしたお尻なら、何度も見ているけどね」と、Y美は答え、ようやく僕の耳たぶから手を離すのだった。僕が縁側のアスファルトにしゃがんで、耳たぶをさすっていると、
「まだ許したわけじゃないんだよ。お母さんの紫のスカーフが干してあるから、それを取ってきて、お母さんに渡しなさい」と、Y美が言った。僕は一糸まとわぬ裸のまま物干し台まで行き、おば様の忘れ物をつかみ、おば様に手渡した。おば様が聞いた。
「パンツ、穿きたい?」
「はい。穿きたいです」僕は両手でおちんちんを隠したまま、答えた。
「ほら、穿きたいって。Y美、返しておやり」
「はあい」と投げやりに返事をすると、Y美は草むらから拾い上げた僕のパンツを、裏口の横のフェンスに向けて力いっぱい投げた。
パンツはフェンスを越えて水を張ったばかりの田んぼに落ちた。「知らないわよ」と言っておば様は仕事に戻って行った。
この格好のまま取りに行くようにY美が命じた。周囲に人がいないのを確かめてから、僕は素っ裸のままフェンスを越えて、田んぼに入った。泥水は思ったよりも温い。足首がずぼっと泥土にはまり、バランスを欠いた僕は田んぼの中に尻餅をついてしまった。急いで掬い上げたパンツも泥まみれになった。
胸、背中、お尻、両足を泥で汚して僕は戻った。手にしたパンツも泥だらけだが、取りあえず素っ裸よりはよいので履こうとして片足を上げると、Y美の手が伸びて、さっと僕からパンツを奪う。
泥にまみれた丸裸のまま、おちんちんを両手で隠して所在無く立っている僕を、Y美は楽しそうにじろじろ見ながら、「洗ってあげようか、水道水で」と言った。そして、意地悪く笑った。
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学校が終わると、即行で帰宅し、おば様が在宅している時間に間に合わせる。そうしないと裏口のドアに鍵がかけられてしまうのだ。パンツ一枚の裸で鞄を持ち、家に上がる。二階の自分の部屋に鞄を片付け、手を洗い、うがいをしてから、床を拭いたり、食器を洗ったりする。パンツ一枚で働く僕を見て、おば様は労いの言葉をかけてくれる。それから、スーツに身を固め、気鋭の女性経営者の顔つきになったおば様は、パンツ一枚の僕に用件を言いつけて、仕事に出掛ける。
Y美が帰ってくるのは、おば様が家を出て、だいたい三十分ほど経ってからだ。Y美が玄関で「ただいま」と声を張り上げると、僕は仕事を中断して急いで出迎えに行く。三つ指をついて「お帰りなさいませ」とお辞儀をし、散らばった靴を整え、Y美から鞄を受け取り、二階のY美の部屋まで運ぶ。出迎えが遅れると、Y美に鞄で体中を叩かれる。洗面所ではY美に新しいタオルを手渡し、すぐに台所に行き、Y美のためによく冷えた麦茶をコップに入れて差し上げる。Y美が麦茶を飲んでいる間に、洗濯物を取り込みに庭に出る。その間にY美が僕を呼びつけることがある。先日は僕の返事が遅れたために、Y美は冷凍庫から氷皿を取り出してきて、ひねって氷を氷入れに落とした。そして、その氷の塊を僕のパンツの前と後ろにぎっしり入れて、パンツの上から叩くのだった。パンツを引っ張って中を覗いたY美が「白いお尻、白いお尻が赤くなってるよ。ぶたれたみたいね」と言って、笑った。
これが普段の僕の生活パターンとなったが、例外的な出来事も起こる。僕の小学校からの友人が最近の僕の様子がおかしいのを心配して、学校から急いで帰ろうとする僕に付き添ってきたのだった。
学業優秀で学年トップの座を占めるこの友人は、かつてライバルと目したこともあるこの僕の哀れな成績の凋落ぶりをいぶかしく思っている。僕は友人と並んで歩き、家の前まで来ると、「ここだよ」と言って友人に家を示した。
彼がここで引き返してくれたらよかったのだが、「ちょっと立ち寄っていいか」と聞くのだった。僕は、裏口からパンツ一枚になって入らなければならないのだが、昔からの友人であり、一時は学業のライバルでもあった彼の前で、恥かしい姿は見せたくなかった。また、奴隷のように働かされている事実も隠しておきたかった。
そこで、僕には禁止されている筈の表口から家に入り、服を脱ぐことなく、二階の僕の部屋に友人を案内したのだった。玄関から入った僕を見て、おば様は一瞬「あらっ」という表情をしたが、すぐに事情を察して、僕の後ろに立つ友人を愛想よく迎えた。そして、すぐに会社へ行った。
二階の僕の部屋で、友人は僕の家庭の事情やY美の家に居候している理由などをしきりに知りたがった。僕は努めて明るい調子で説明し、それが最近の学業不振とは全然関係がないことを分からせようとした。
「勉強ばっかりしてても疲れるし。テストなんか、ばかばかしくてね」と、わざと反抗期を装って言った。友人もようやく安心したように苦笑すると、
「そうか。まあ、お互い難しい時期だよな。俺もその気持ち、分かるよ」と、同意を示した。それから急に声のトーンを落とすと、
「でもな、Y美と同じ家に住むなんて、お前も大変だな。あいつ、危なくないか?」
「え、別に・・・」僕が言葉を濁すと、友人は、
「あいつ、可愛い顔してるけど、やばいと思う。俺、ずいぶん前だけど、塾に行く途中、偶然見ちゃったんだ、あいつが一人で川岸に立っているのを。何してるのかと思ったら、仔犬を川に投げて遊んでいたんだよ。仔犬が必死になって泳いで岸までくると、また首ねっこをつかんで、投げるんだ。それを楽しそうに、何度も何度もやってる。俺、橋の上から見ていて背筋が寒くなったよ」と言った。
その時、ノックの音がしてドアがあいた。Y美だった。紅茶と菓子を運んできたのだった。友人は黙って頭を下げた。Y美は僕の前にも紅茶を置くと、「ごゆっくり」と言って退出した。
友人が「まあ、お前が思ったよりおかしな状況にいるわけじゃないって分かって安心したよ」と行ってこの家から去るやいなや、いきなり後ろから耳たぶを引っ張られた。あまりの痛さに僕は叫んだ。Y美は僕のもう片方の耳たぶも引っ張り、「あんた、この家ではどんな格好でいなければいけなかったんだっけ?」と、怒鳴った。そのあまりの剣幕に僕は足を震わせながら、「パンツ一枚の裸です」と答えた。
「じゃあ、なんでまだ制服を着ているんだよ」Y美が耳たぶをつかんでいる両手を少しずつ上げていく。僕は爪先立ちになりながら、弁解した。
「友だちが、友だちがいたから、脱げなかったんです」
「そんな言い訳が通じると思うの? いいから早く、いつもの格好になりなさいよ」
Y美に耳たぶをつまみ上げられながら、僕はワイシャツのボタンを外し、ズボンと靴下を脱ぎ捨てた。Yが背後から僕のアンダーシャツを剥いだ。
パンツ一枚の裸になってもY美はまだ耳たぶをつまんだまま、僕を居間に連れて行き、網戸をあけて、僕を庭に突き出した。Y美が家の中から僕の両方の耳たぶを引っ張り上げる。僕は庭の向こうの農道に人がいるのを認めながら、縁側のコンクリートに素足を爪先立ちさせて、耳たぶの刺すような痛みに喘いでいた。
「ほらほら、友だちにこんな格好を見せてあげたらどうなの?」
「やめて、やめてください」ほとんど涙声になって僕は懇願した。Y美の高い身長、自分の低い身長が恨めしかった。Y美は耳たぶを引っ張ったまま、片足を上げて、僕のパンツをゆっくりと引き下ろし始めた。僕のお尻をY美の足の親指がなぶる。
「それとも、こんな格好を見せてあげたらどうかな。お友だち、びっくりするだろうね。ほらほら、おちんちんが丸見えになっちゃったよ」
パンツはおちんちんを過ぎてからは、一気にくるぶしまで下ろされ、Y美がさらに耳たぶを引っ張り上げた瞬間に、僕の足から飛んで、草むらに落ちた。僕が痛さのあまり、足を振り回したのが原因だった。
「どうなの、素っ裸で縁側に吊るされる気持ちは? あんたも友だちの前だからって気取ってないで、僕はいつも家の中ではパンツ一枚で奴隷のように働いているんだって、正直に教えてあげればよかったのよ。そうすれば、こんな恥かしい目に遭わなくて済んだでしょうに」
「許してください。申し訳ありません」
「今さら泣いて謝ったって遅いよ。罰としてしばらく吊るされていなさい」
耳たぶを引っ張っている手が少しだけ下がり、僕は爪先立ちのまま、多少の痛みの和らぎを覚えた。僕が剥き出しにされたおちんちんを両手で隠すと、
「誰が隠していいって。手は後ろ手に組みなさい」と言って、僕のお尻を蹴飛ばす。しかも耳たぶは引っ張られたままなので、僕は耳たぶがちぎれるような激痛に悲鳴を上げた。気づくと、僕は声を上げて泣いていた。
「言う通りにしますから、もうこれ以上引っ張らないでください」両手を後ろに組みながら、僕は午後の明るい日差しにさらされて、隠すこともできない自分の全裸が他の人に見られる不安に両目を閉じた。
「しかし、みっともないねえ。同い年の女の子にオールヌードにされて吊るされて、泣いているんだから。恥かしいよね。そう思わない?」と、Y美が僕の顔を覗き込む。
吊るされて10分は経っただろうか。門の外で車の止まる音がした。ドアがあいて、誰かが門の中に入ってくる。
おちんちんを見られるという不安から手が反射的に股間を覆う。と、すかさずY美が僕の耳たぶを引っ張り上げる。呻いて、身をよじり、両手を後ろ手に組む。庭に入ってきたのは、おば様だった。
忘れ物を取りに来ただけなのだとおば様は言う。庭先に干してある紫のスカーフがその忘れ物だった。おば様はちょっと立ち止まって、縁側で素っ裸を後ろ手に組んで隠すでもなく、身をもじもじさせている僕に視線を止めた。Y美に両の耳たぶを引っ張られて身動きできない状態であることを確認すると、つかつかと近寄り、腰をかがめ、僕のおちんちんにじっと視線を注いだ。
「ぴくぴく動いている。かわいいわね」と、おば様は言い、Y美に同意を求めると、
「知らない。私、そんなにじっと見たことないもん。この子の、女の子のようなつやつやしたお尻なら、何度も見ているけどね」と、Y美は答え、ようやく僕の耳たぶから手を離すのだった。僕が縁側のアスファルトにしゃがんで、耳たぶをさすっていると、
「まだ許したわけじゃないんだよ。お母さんの紫のスカーフが干してあるから、それを取ってきて、お母さんに渡しなさい」と、Y美が言った。僕は一糸まとわぬ裸のまま物干し台まで行き、おば様の忘れ物をつかみ、おば様に手渡した。おば様が聞いた。
「パンツ、穿きたい?」
「はい。穿きたいです」僕は両手でおちんちんを隠したまま、答えた。
「ほら、穿きたいって。Y美、返しておやり」
「はあい」と投げやりに返事をすると、Y美は草むらから拾い上げた僕のパンツを、裏口の横のフェンスに向けて力いっぱい投げた。
パンツはフェンスを越えて水を張ったばかりの田んぼに落ちた。「知らないわよ」と言っておば様は仕事に戻って行った。
この格好のまま取りに行くようにY美が命じた。周囲に人がいないのを確かめてから、僕は素っ裸のままフェンスを越えて、田んぼに入った。泥水は思ったよりも温い。足首がずぼっと泥土にはまり、バランスを欠いた僕は田んぼの中に尻餅をついてしまった。急いで掬い上げたパンツも泥まみれになった。
胸、背中、お尻、両足を泥で汚して僕は戻った。手にしたパンツも泥だらけだが、取りあえず素っ裸よりはよいので履こうとして片足を上げると、Y美の手が伸びて、さっと僕からパンツを奪う。
泥にまみれた丸裸のまま、おちんちんを両手で隠して所在無く立っている僕を、Y美は楽しそうにじろじろ見ながら、「洗ってあげようか、水道水で」と言った。そして、意地悪く笑った。
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