奈良散策 第173弾
最近はマクロレンズをつけた一眼レフを肩から下げ、Canon SX70HSというコンデジをカメラジャケットのポケットに入れて散歩に出かけています。接写用のカメラを持つとどうしても虫を探し始めるので、散歩といってもゆっくりゆっくり歩くので意外に時間がかかっています。8月2日はアカメガシワの花外蜜腺を見に行って、その後、付近を歩いて虫を探しをしました。

最初はヒメホシカメムシです。

これはこの間も見たのですが、スナゴミムシダマシの仲間ということぐらいしか分かりません。「日本産ゴミムシダマシ大図鑑」を見ながら、前胸背板の側縁がくの字に曲がっているので、ヤマトスナゴミムシダマシとか、コスナゴミムシダマシあたりかなと思うのですが、決め手がありません。そこで、写真のEXIFデータに載っているFocus Distanceから大きさを推定してみました。6.68 ± 0.33 mmとなるので、一応、コスナゴミムシダマシの体長の範疇には入っています。これなのかな。

このハナバチは何とか分かるかなと思って写したのですが、科すらもよく分かりません。翅脈からは中脈が曲がっているのでコハナバチかなと思ったのですが、亜縁室が2つしかないので、ここで行き詰ってしまいました。

ユスリカもなかなか分かりません。前脛節が跗節第1節より短いので、ユスリカ亜科だろうというところまでです。

これはヒメジュウジナガカメムシ。

そして、これはホソハリカメムシ。


これもだいぶ迷いました。タイリクアリグモかなと思ったのですが、結局、アリグモ♀だろうということにしました。


こちらはヤハズハエトリ。

そして、ホソヘリカメムシ。

それから、アワダチソウグンバイ。

キンバエも採集しないとよく分かりません。

これは後腿節が黒いのでブチヒメヘリカメムシ。

これはたぶん、シマアシブトハナアブ♀だろうと思います。


ニホントカゲをまだ撮っていなかったので、慌てて撮りました。

これは葉の形からアメリカアサガオ。



これはヤブガラシに来ていたスズメバチです。腹部末端が黒いので、

何かの死骸に群がっているアメンボ。

それにハクセキレイの幼鳥。

ちょっと分かりにくいのですが、コフキトンボが何匹も止まっています。ともかく、養魚池にはコフキトンボがいっぱいいます。


最後はウチワヤンマ。ウチワヤンマは養魚池やため池のあちこちにいます。