奈良散策 第180弾
8月10日午後の散歩のときに撮った写真の続きです。この日は台風9号の余波で大変風が強い日でした。虫がいても風で動いてしまうので、風が止むのをじっと待って撮ります。その間、ずっと息を止めているので、結構、苦しかったです。



これはトウバナだと思います。


葉に鋸歯がないので、アゼナでしょう。



「帰化&外来植物950種」によると、アメリカアゼナとタケトアゼナは4本ある雄蕊のうち、上2本には葯がなく、アゼナにはすべての雄蕊に葯があると書かれていたので拡大して撮ってみました。確かに葯がありそうですが、左右の雄蕊が大きく湾曲して、先端ではくっついているような奇妙な構造をしていました。


これはジュウシホシツツハムシ。


これはクチブトサルゾウムシ Rhinoncusの仲間みたいなのですが、名前までは分かりません。

このハムシはいつも見るのですが、まだ、調べていません。

それからマメコガネ。

これはアワダチソウグンバイ。

田んぼの横にはこんなクサネムがいっぱい生えています。

もう実ができています。

花はぽつぽつという感じかな。



ホソミキンガヤツリかなと思っているのですが、「日本カヤツリグサ科植物図譜」にも「日本帰化植物図鑑」にも載っていないので、詳細はよく分かりません。
雑談)この間から、感染症数理モデルを知りたいと思って少し勉強を始めました。未感染者、感染者、免疫獲得者を考えたSIR(Susceptible-Infectious-Recovered)モデルとそれに潜伏期感染者を加えたSEIRモデルについてはEXCELを用いてシミュレーションができるようになったので、内容が少し分かるようになりました。お陰で基本再生産数、集団免疫、実効再生産数などの数学的な意味合いも少しずつ分かってきました。このところ、虫や植物ばかり調べていたのですが、たまにこういう連立微分方程式を扱うと意外に面白いです。