奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

朝の散歩 いつもの養魚池周辺

2021-08-26 20:51:14 | 奈良散策
奈良散策 第186弾


8月20日の朝、いつもの養魚池周辺を歩いてみました。一度歩くと、ついつい同じ道を歩いてしまいますね。同じ道を歩くので、撮影対象も一緒。でも、季節によって少しずつ変わっていくので、それもいいかなって。



最初はショウジョウトンボ



養魚池の横でザリガニが死んでいました。ザリガニにも種類があるのかなぁ。



このアサガオ。いつも、ホシアサガオか、マメアサガオで迷ってしまいます。「帰化&外来植物950種」によると、ホシアサガオは花色が桃色で中心部が濃厚に染まる、花柄に小さないぼ状突起がまばら。マメアサガオは花色が白色、花柄のいぼ状突起は低く密生、ただし、マメアサガオでは稀に花色が淡い赤紫色があるとのことです。これは花色が白色なので、マメアサガオのようですが、花柄のいぼ状突起を一度確かめなくてはいけません。





園芸種だと思うのですが、名前が分かりません。(追記2021/08/27:ささきさんから、「ピンクの花はお察しの通り栽培種で、以前はヒャクニチソウ(百日草)と呼ばれていましたが、最近はなぜか属名(Zinnia)をそのままカタカナにして「ジニア」という名前で販売されています。ヒョウモン類やセセリ類がよく吸蜜に訪れるので、蝶を呼ぶにはよい植物です。」というコメントをいただきました。ネットでだいぶ探したのですが、見つからず迷宮入りになっていました。百日草、昔よく聞いた名前ですね。どうも有難うございました



このキノコも何だろう。キノコは今のところお手上げです。



壁に止まっていたのはカノコガ



広告塔の上にはいつもサギが止まります。この日はダイサギでした。



これはたぶん、ホソハリカメムシ





このボタンヅルはこの間も写しました。





ため池の周りにありました。これはたぶん、メマツヨイグサ





ハグロトンボはどうして翅を開いたり閉じたりするのだろう。



胴体が金属光沢をもっているのが♂。こちらの個体は♀。



これはこの間から咲き始めたチョウジタデ。(追記2021/10/03:これはヒレタゴボウだと思われます



小さな蛾が飛んできて止まったので、写しました。クローズアップレンズを使っているので、ちょっとボヤっとしています。たぶん、ヒメマダラミズメイガだと思います。



これはウスバキトンボ



最後はこの間も写したキンミズヒキ

雑談)昨日、NPO法人 埼玉県絶滅危惧植物種調査団が出している「フィールドで使える図説植物検索ハンドブック」(さきたま出版会、2020)を注文したら、今日の夕方、届きました。埼玉県の植物2998種について、検索表と検索に必要な絵を載せたなかなかの力作です。この一冊でシダ植物、裸子植物、被子植物の検索表と落葉樹冬芽の検索表をすべて網羅しているので、私のような検索表を使って調べている者にとってはかなり役に立ちそうな本です。一方、絵合わせで調べようという方にはほとんど役に立たないと思います。最近、植物の検索に関する本を何冊か買ったので、一度、比較してみようと思っています。

午後の散歩 イカルチドリとかトンボとか

2021-08-25 20:53:11 | 奈良散策
奈良散策 第185弾


8月18日の午後、久しぶりに散歩に出かけました。この日の午前中にはまだクマゼミの鳴き声がかすかに聞こえました。そして、夕方にはヒグラシが。だんだん夏が遠ざかっていきます。この日はいつもの養魚池の周りを歩きました。



最初はヤブガラシに来ていたナナホシテントウ





これはフタモンアシナガバチ



小さな蛾が飛び回っています。止まったときに撮ったら、シラホシトリバでした。



これはフタモンアシナガバチの巣。草の間にこんな巣を作っています。



クサネム。今頃はいっぱい咲いています。



これはショウジョウトンボ



それから、シオカラトンボ





道端に生えていたイネ科の植物です。採取して調べてみたら、小穂に見覚えのある腺がありました。この間調べたコスズメガヤのようです。



ヤマトシジミの♂が一生懸命求愛行動をしています。







じっと見ていたら、やっと交尾ができたようです。(追記2021/08/26:写真を一枚入れ替えました



写真がうまく撮れなかったのですが、たぶん、ナンキンキノカワガだと思います。









養魚池の隣の休耕田にイカルチドリが来ていました。





これは用水路にいたハグロトンボです。





そして、キンエノコロ。これは採取して、後で調べてみました。キンエノコロで間違いないと思います。





これはシオカラトンボ



用水路の向こう側にいたので、はっきりしないのですが、ビロウドコガネの仲間かなと思いました。



これはチョウジタデ。今頃、田んぼの脇にいっぱい生えています。(追記2021/10/03:これはヒレタゴボウだと思われます



これはホオジロの若鳥。



最後はウシガエルでした。

雑談)今日はブログに8月20日までに出した植物のリストを作りました。「奈良のむし探検」のブログは今年の1月終わりから始めたのですが、ブログに出した植物は全部で342種になっていました。草は花が咲いたらできるだけ写真を撮るようにしているのですが、木やシダ植物などはまだまだです。これからも頑張っていきます。

朝の散歩 植物とホオジロ幼鳥ほか

2021-08-24 20:11:21 | 奈良散策
奈良散策 第184弾


8月16日朝の散歩のときに撮った写真です。最近は、NIKON P950と焦点距離1mのクローズアップレンズ、あるいは、マクロレンズ付き一眼レフとCanon SX70HSの組み合わせのどちらかを持って散歩に出かけています。本当は一眼レフとNIKON P950の両方を持っていきたいのですが、以前、NIKON P950を肩にかけ、同じ方の肩に一眼レフと双眼鏡を入れたバッグをかけて歩いていたら、胸の筋肉を傷めてしまいました。何とか痛みは取れてきたのですが、用心してどちらかの組み合わせだけを持ち歩いています。この日はNIKON P950とクローズアップレンズを持っていき、近くを撮る時だけクローズアップレンズを取り付けて撮りました。



出かけてすぐコフキトンボがいたので撮りました。コフキトンボは今でも山のようにいます。



イチジクにこんなネットが掛けられていました。



これはアオモンイトトンボ。たぶん、クローズアップレンズをつけて撮ったのではと思います。





これはボタンヅル。ため池の周りで撮ったのかな。



これはメマツヨイグサ



それに、シンテッポウユリではないかと思っているユリです。



これはママコノシリヌグイの花。





それにコマツナギ







ホオジロの幼鳥が何かを捕まえていました。





田んぼの横にあった植物で、この間から何だろうと思っていました。やっと花が咲いていました。これはチョウジタデでしょうか。(追記2021/10/03:これはヒレタゴボウだと思われます





これはニラの花。









また、ホオジロの幼鳥がいました。胸に縦じまがあるので初めなんだろうと思ってしまいました。「日本の野鳥」によると、胸に縦じまがあるのは幼鳥のときだけだそうです。



これはオオイヌタデ





それからサルスベリの花。



葉を見ると、キバナコスモスではなく、普通のコスモスのようです。

雨続きの日の散歩

2021-08-23 20:58:46 | 奈良散策
奈良散策 第183弾


8月15日午後の散歩です。毎日毎日雨ばかりでもう3日も散歩に行っていませんでした。この日の午後、雨が止んだのでちょっとだけ佐保川土手を歩いてみました。あれほどうるさかったクマゼミの声が聞こえず、ツクツクボウシとアブラゼミの声だけが聞こえます。しばらく出ないうちにすっかり寂しくなっていました。



佐保川に着くまでに、まずはハクセキレイを見つけました。たぶん、幼鳥ですね。コオロギでも捕まえたようです。





これはオオニシキソウ





それからクサネム



空を見上げると、こんな青空が見えていました。



佐保川土手は草刈りがすんですっかり綺麗になっていました。お陰で虫も花も全く見当たりません。それで、しばらく歩いてから土手を降りて田んぼの間の道を歩いてみました。こんなイネ科の植物が生えていました。これは以前調べたアゼガヤではないかと思います。



ヒマワリが咲いていました。



こちらの田んぼにもジャンボタニシの卵がありました。もうどこにでもあるようです。



近くにはこんな小さな貝がいっぱい。



ノブドウに実ができていました。この実で思い出しました。これはたしか虫えいだったのでは。それで、ちょっと調べてみました。「樹に咲く花 離弁花2」には、「ブドウタマバエやブドウトガリバチの幼虫が寄生して、虫えいをつくることが多い。紫色や碧色などになる。正常な果実は少ない。」と書かれていました。「日本の野生植物Ⅱ」には、「液果は球形で、・・・、帯白色で気孔があり、淡紫色を経て、熟して空色になる。」とのことです。色が変わるのが熟すからか、虫えいだからなのかよく分かりません。ネットではいろいろと調べられている方もおられるのですが、どうも結論がはっきりしません。文献を調べたのですが、まだ、はっきり書かれた論文が見つかりません。どうやら、ノブドウミタマバエ(Asphondylia baca)が虫えいをつくり、ブドウトリバがその虫えいに産卵して、幼虫がその虫えいを食するようです。もう少し調べてみます。

朝の散歩 ヤブガラシに来た虫たち

2021-08-22 20:22:57 | 奈良散策
奈良散策 第182弾


8月11日朝の散歩のときに撮った写真の続きです。この日はいつもの養魚池のあたりを回った後、道沿いのヤブガラシの花に来ている虫を撮りました。





最初は道沿いにあったメマツヨイグサです。





ヤブガラシに来ていたキンバエの仲間です。花盤の蜜を舐めています。



このハチも舐めているようです。名前は分かりませんが。



オカダンゴムシもそうなのかな。



これはマメコガネ





このハナアブはクロヒラタアブかなと思ったのですが、よくは分かりません。



ネコハエトリはトビケラか何かを捕まえたようです。



これはクロウリハムシ



そして、ホソヘリカメムシ





これはたぶん、ヒメスズメバチでしょう。



それからセグロアシナガバチ



ニクバエの仲間も蜜を舐めてますね。



これはコアオハナムグリ





それから、フタモンアシナガバチ



コガネムシだろうと思って撮ったのですが、よく見ると、アオドウガネ辺りのAnomalaみたいです。



ヤブガラシがいっぱい生えているところを離れて歩き始めました。クサギの花が咲いていました。



これはコフキトンボ



それに、この辺りでは珍しいオオシオカラトンボです。