ホンマタカシ 『たのしい写真』

ホンマタカシによる写真を巡るあれこれの話。面白かった。
写真集は高いので“この一冊”を買ったり選んだりするのにとても神経を使う。特に外国の写真集は、名前は知ってるけどどういう写真をとる人かは知らないというのが多くて手を出せなかった。この本を読んで大雑把ではありますがなんとなく分かりました。どうやら僕はニューカラー寄りの写真が好きみたい。ニューカラーってなんでしょうねぇ。はは。調べてみてね。

荒木経惟 『東京慕情』

福岡はようやく梅雨も明け、昨日はからりとした空が広がっていました。雨男の季節は終わったわけです。そちらはどうでしょうか。
実は僕はアラーキーはあまり好きではありませんでした。アラーキー自体は嫌いでもないのですが、その写真のよさがいまいち分からなかった。でも今日分かりました。多分東京に行き、うろつきまわったからだと思います。東京の空気や匂いまで写っている。素直にすごいと思った。1983年から1984年頃のいろんなところが写っている。原宿も写っている。写真は一昔前の東京だけれど、なんだかざわざわさせるような空気感は今も変わらないなぁと思いました。先日東京に行ったときは、その人の多さと街の巨大さと多さにやられてくらくらしてしまいましたが、なんだかんだ言っても僕の好きなものがたくさん生まれ出てくるのはやっぱり東京だし、何かをやってやろうという野心を引き出してくれるのも東京なわけで…つまり今僕は東京に思いを馳せているのです。

油彩Ａ－２

研修にて ０６

前回と同じ枠組みで。

詩２８７「腹八分」

好きなものは
好きだと思える
幸せを
ひしひしと
感じている
もはやそれだけで
腹八分にぴったりと
納まるような
幸せを
満腹には
ならないけれど
おもうだけで
幸せならば
それはそれで
いいのじゃないか
この好きは
なくならないから
いつまでも
腹八分