電脳くおりあ

Anyone can say anything about anything...by Tim Berners-Lee

紙の年賀状を終了すると書いた2024年の年賀状

2023-12-25 17:07:14 | 日記
 年賀状については、今年を最後にするつもりだ。そのために、その旨、2024年の年賀状に書いた。私も時代の流れに合わせて、紙の年賀状は、もう終わにしてもいいと思ったからだ。勿論、日本人の人間関係から難しい問題もありそうだが、その点は、割り切ることにした。

 折しも、郵便料金の改訂のニュースが流れてきた。かなりの値上げになっている。しかし、これだけ値上げしても、直ぐに、赤字に成ってしまうそうだ。つまり、システムとして、手紙やハガキの配達というのは、非常に非効率的な仕事なのだということだと思う。ある意味では、インターネットとスマホの普及のせいでもあるが、物流の経費がいちばんの理由だろう。人件費の高騰、あるいは、人不足だ。固定電話が使われなくなり、電話ボックスもほとんどなくなってしまった。多分、駅には、どこかにまだ残っているものあるようだが。それと同じように、紙の通信はこれから、変わっていくものと思われる。

 ダンバー数という概念がある。ダンバー数は、イギリスの社会人類学者であるロビン・ダンバーが、1992年に発表した論文「The Social Brain Hypothesis」の中で提唱した概念である。ダンバーは、平均的な人間の脳の大きさを計算し、霊長類の結果から推定することによって、人間が円滑に安定して維持できる関係は150人程度であると提案した。そして、ダンバー数は、新石器時代の村落におけるコミュニティの人数や、軍隊における中隊の人数、効率よく仕事ができる組織の人数、などが150人程度であることから、人間の脳の構造と関係があるとされている。私の年賀状は、多いときは250枚だったが、今では100枚余になっている。まあ、私の人間関係もダンバー数に合っていることになる。

 人によっては、年賀状がなくなるというのは寂しいことだと思うかもしれないが、スマホ時代の私たちは、多分、スマホを通じて同じような数の人間関係をつくっていると思われる。最も、SNSのフォロー数を増やそうとしている人は、果てしない野望を持っているうようだが、このブログは私の覚書のようなものなので、ダンバー数ぐらいでとしよう。実際、しばらく(とても長いが)、投稿していなかったにもかかわらず、1週間のアクセス数はそのぐらいはあった。これからは、残り少ない人生を有意義に過ごしていきたい。まず、ブログから。

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